イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

海南釣行

2010年02月06日 | Weblog
場所:海南 関電波止
条件:小潮10:21満潮
釣果:なし

今日の天気はこの冬一番の寒さだとか。北西の季節風もかなり吹き荒れるらしい。
こんな日のためのとっておきの場所が海南の関電波止だ。
ここは北からの風なら追い風になるから少々吹いていても何とかなる、はずであった・・、が、今日の風はまともに西から吹いている。それも予報に違わずものすごい風だ。
テトラに打ち付ける波も相当なもので頭までしぶきが飛び散る。
しかし、せっかくやってきたことだし、とりあえず釣りを始める。午前7時ごろのスタートだ。釣りを開始して間もなく竿先をひったくる強烈なアタリがあった。
ここの釣り方は海底から出ている発電所の温排水の流れをつかんで仕掛けを流すため完全にウキを沈めてしまう。アタリは糸の動きか竿先で取るので魚に先手を取られやすい。(しかし、このアタリが出るところがまた楽しい。)沖の底の方は砂地なので根に巻かれるようなことはないが、かなり際であたったのですぐにテトラに巻かれてしまった。残念。
このあとはどんどん風と波が強くなり、この場所では危険と思い風裏になっている防波堤の裏に移動したが潮が動くわけでもなく戦闘意欲も失せてしまい午前9時過ぎに終了してしまった。何のアタリもなく釣れてきたのは口の大きさがハリよりも小さいハゼだけだった。

ここにはやっぱりかなりの魚がいるようだ。あのうねりのかなでもチヌ?が喰ってくるほどだから相当なものだろう。しかし、今日の天気ではどうも無理があったようだ。天気図を見ていると日曜日のほうが条件的にははるかにいいようだが、日曜日は朝からボーっとしていたかったので無理を押して出かけててしまった。釣り方も間違っていないようだったので重ね重ね残念だ。事実、この書き込みは翌日の朝に書いているのだが、窓から見える外の景色はなんと穏やかに見えることか・・・。
ヤン・ウェンリー風に表現すると「戦術的には間違いはないが戦略的には破綻している。」というようなものだろうか・・・。

ここに住んでいるたくさんのノラ猫ちゃんたちはどうしているかというと、コンクリートのつなぎ目に生えているわずかな草の陰に潜んで寒い風をしのいでいる。寒い冬の間は釣り人も少ないから魚のおこぼれも少ないだろうし、彼らも必死で生き延びようとしているのだろう。僕の生活も、日本の経済も、世界の経済も寒風どころかものすごい嵐が吹き荒れているが生きるということはなんと辛いことかと彼らを見ながらあらためて考えさせられてしまった。
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