イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口釣行とオイル交換

2017年07月06日 | 2017釣り
場所:紀ノ川河口
条件:中潮 3:51満潮
釣果:ボウズ

小船のオイル交換をしなければと思いながらもう半年近く経ってしまっている。そして、気付けばなんと2年半以上もオイル交換をしていない。今日は釣行後必ずオイル交換をするのだ。


もう、定点観測にしかなっていないが紀ノ川河口へ向かった。双子島の沖に行くべきかどうか迷っていたが毎朝通過するJRの六十谷の鉄橋から紀ノ川の水面を見ると雨の濁りはなさそうだった。
暗いうちにポイントに到着してキャストをはじめようと考えていたが、港に到着したころにはすでに明るくなってしまっていた。これで若干戦意喪失。



ルアーをとっかえひっかえキャストすれどもアタリがない。潮は引き潮にかかっているので流れが速すぎるのかもしれないと思い沖の一文字へ移動。渡船屋で渡ったルアーマンが二人キャストを繰り返している。僕も近くに投錨してキャストを繰り返すが当然の帰結ではあるが何のアタリもなく終了。



魚にまで見放されてしまったようだ。

結局、エンジンの性能維持とオイルを温めて抜きやすくするために午前2時50分に起床したようなものになってしまった。

今回の新兵器は電動ドリルに取り付けるポンプだ。
前回の交換は陸に揚げたときにドレンボルトを抜いておこなったが、いつでも作業ができるように上抜きでやりたいと考えていた。市販のオイルチェンジャーは手動式でもけっこうな値段がする。2年に1回しかやらない作業に使うにしてはもったいない。何かいいものがないかとネットショップを探していたらこのポンプを見つけた。オイル専用ではないようだが、手動式のオイルチェンジャーに比べるとはるかに安かったのでダメ元で買ってみた。なんといっても電動というのが楽ではないか。



結果は大正解だった。ドリルを回し始めた途端にオイルが吸い上げられてゆく。10秒ほどで約2リットルのオイルを吸い上げてしまった。
エレメントも交換して約30分で終了。船外機を使っているひとはオイル交換用にぜひ1個持っておくべきだと思う。1個わずか1060円だ。



僕の船の隣に引っ越してきた前の職場の同僚が新しい船に乗りかえた。



なかなかマメに見に来ているらしく、先日の台風3号のとき、僕の船にロープを渡しておきましたというメールをくれていたが、今日はすでにそのロープが解かれていた。
一度このブログにも書いたことがあるが、僕は常々船を持つことは不倫と似ているのではないかと思っている。もちろん、本当に不倫ができるほど甲斐性がないので、似ているのではないかと書きながら本物の方を知らないのでいい加減に読んでもらいたい。
船というのはわがままなもので、いつも気を使って見てやっていないとすぐにへそを曲げていろいろなところが壊れたり調子が悪くなったりする。しかしながらたくさんの喜びと楽しさをもたらしてくれる。と思って安心していると荒波にもまれてひどい目に遭わされる。もう、わがままなツンデレ女と付き合っているようなものだと思えなくもない。お金もけっこうかかるし家庭の危機も訪れる・・・。

彼の船は本当のプレジャーボートで僕が乗っているような漁船もどきのダサいデザインではない。こんな水の汚いボコボコの護岸の港に係留しているのはもったいない。さしずめ、寂びれた炭鉱町の場末のバーにひとり佇む少し陰のある過去を引きづった美人ママというところだろうか。
恋は永遠だが、限界効用は必ず逓減する。愛にはいつか終わりが来るものだ。彼にはいつまでもこの船を愛し続けていってもらいたいものだ。
と、あまりにも早くにオイル交換が終わってしまったのでわけのわからないことを考えてしまった。
願わくば、彼がこのブロクを読んでいないことを願うばかりだ・・・。

コメント (5)
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