場所:洲本沖
条件:若潮 8:06干潮
潮流:5:15転流 9:05下り2.2ノット最強
釣果:タチウオ 4匹
潮が小さくなってきたので再び洲本沖へ向かった。
かねてから声を掛けられていた前の職場の同僚ふたりと同行である。
朝はほぼ無風。秋晴れの空の下を順調に友ヶ島へむかった。
しかし、中の瀬戸を越えたら今日もやっぱりひどい波だ。本線航路を越えたころには体中潮だらけになってしまった。
今日は下り潮。しっかり潮流表を見ていたので前回より少し北の地点からスタート。
前に座る同僚はさっそくタチウオを釣り上げた。今日はいけると思ったが僕にはアタリがない。その間にも彼らは次々に釣り上げる。
特にスピニングのジギングタックルにテンヤを付けて釣っている同僚にはどんどんアタリがあるようだ。
その間も僕にはまったくアタリがない。初めての魚は水面まで来たもののあえなくバラシてしまった。
どうしてこんなに差がでるのか、さっぱりわからない。彼のリールには当然だがカウンターがついていないので底を取るのが難しいはずだ。僕の魚探も底を捉えることができなくなってしまっているので水深も伝えていない。いったいどうやって釣っているのか、どこに差があるのか想像ができないでいると、彼から、「20メートルくらい切ってじっと待っているんですよ。」とのアドバイス。情けない。船頭が乗客から指導をしてもらうとは・・・。
しかし、ここは素直にアドバイスに従う。少しアタリが出るようになったが止めている仕掛けではどうやって合わせるかがよくわからない。おまけに触ってくるがすぐに放してしまう。
相変わらず同僚はどんどん釣り上げている。デパ地下の高級イワシがいいのだろうかと原因を自分の腕前以外に求め始めてしまう。(僕はいつものディスカウントスーパーの不揃いなイワシだ。)
釣れない僕を見かねたか、釣り上げたタチウオを差し出して、「これ、持って帰ります?」・・・・。
これでガラス細工のような僕のプライドは木っ端みじんに打ち砕かれた。今日は立ち直れない。
終了間際までになんとか4匹を釣り上げたが、3人の中では最低の釣果で終わってしまった。
船から降りて今日の竿頭の同僚にいろいろ聞いてみた。
彼は今日、ほとんど底が取れていなかったそうだ。それでわかった。僕も2匹目の魚はテンヤを回収する途中、水深50メートルくらいで食ってきた。今日はそれが正解だったんだ。
魚はかなり浮いていたということだ。実際のところ、彼は20メートル切るどころか、多分、水深の真ん中くらいの棚で釣っていたのだ。
そんなに浅くまでは普通は誘い上げない。結局、言い方は悪いが、底を取るテクニックがないことが功を奏したということだ。
砕け散った僕のプライドのかけらはそれを知ってドロドロに溶けて消えてしまったのだった。
条件:若潮 8:06干潮
潮流:5:15転流 9:05下り2.2ノット最強
釣果:タチウオ 4匹
潮が小さくなってきたので再び洲本沖へ向かった。
かねてから声を掛けられていた前の職場の同僚ふたりと同行である。
朝はほぼ無風。秋晴れの空の下を順調に友ヶ島へむかった。
しかし、中の瀬戸を越えたら今日もやっぱりひどい波だ。本線航路を越えたころには体中潮だらけになってしまった。
今日は下り潮。しっかり潮流表を見ていたので前回より少し北の地点からスタート。
前に座る同僚はさっそくタチウオを釣り上げた。今日はいけると思ったが僕にはアタリがない。その間にも彼らは次々に釣り上げる。
特にスピニングのジギングタックルにテンヤを付けて釣っている同僚にはどんどんアタリがあるようだ。
その間も僕にはまったくアタリがない。初めての魚は水面まで来たもののあえなくバラシてしまった。
どうしてこんなに差がでるのか、さっぱりわからない。彼のリールには当然だがカウンターがついていないので底を取るのが難しいはずだ。僕の魚探も底を捉えることができなくなってしまっているので水深も伝えていない。いったいどうやって釣っているのか、どこに差があるのか想像ができないでいると、彼から、「20メートルくらい切ってじっと待っているんですよ。」とのアドバイス。情けない。船頭が乗客から指導をしてもらうとは・・・。
しかし、ここは素直にアドバイスに従う。少しアタリが出るようになったが止めている仕掛けではどうやって合わせるかがよくわからない。おまけに触ってくるがすぐに放してしまう。
相変わらず同僚はどんどん釣り上げている。デパ地下の高級イワシがいいのだろうかと原因を自分の腕前以外に求め始めてしまう。(僕はいつものディスカウントスーパーの不揃いなイワシだ。)
釣れない僕を見かねたか、釣り上げたタチウオを差し出して、「これ、持って帰ります?」・・・・。
これでガラス細工のような僕のプライドは木っ端みじんに打ち砕かれた。今日は立ち直れない。
終了間際までになんとか4匹を釣り上げたが、3人の中では最低の釣果で終わってしまった。
船から降りて今日の竿頭の同僚にいろいろ聞いてみた。
彼は今日、ほとんど底が取れていなかったそうだ。それでわかった。僕も2匹目の魚はテンヤを回収する途中、水深50メートルくらいで食ってきた。今日はそれが正解だったんだ。
魚はかなり浮いていたということだ。実際のところ、彼は20メートル切るどころか、多分、水深の真ん中くらいの棚で釣っていたのだ。
そんなに浅くまでは普通は誘い上げない。結局、言い方は悪いが、底を取るテクニックがないことが功を奏したということだ。
砕け散った僕のプライドのかけらはそれを知ってドロドロに溶けて消えてしまったのだった。