イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

洲本沖釣行

2015年11月03日 | 2015釣り
場所:洲本沖
条件:小潮 12:06満潮
潮流:4:50 下り2.4ノット最強 8:05転流 12:08 上り2.9ノット最強
釣果:タチウオ 13匹

今日はいつも山菜採りでお世話になっている、生石山に住む森に暮らすひまじんさんをお誘いしてタチウオ釣りだ。春の山菜取りのおりに、ぜひともお越しくださいとお誘いをしていた。天気が悪かったりで伸び伸びになっていたが、やっと釣行とあいなった。
午前5時半、ちょっと早めに出港。まだ夜明け前の薄暗い海をゆっくり航行しながら約1時間、いつもの洲本沖に到着。昨日は雨が降っていたので多少の水温低下があったのではと思い、少し深めの100メートルのポイントからスタート。
タチウオ釣りはあまり経験がないということだったのでテンヤへのエサのセットや誘い方を話してからスパンカーをセットしていると、早速大きなタチウオを釣り上げていた。すでに勘をつかんでおられるようだ。
それから3匹連続でヒット。こっちはアタリはあれども1匹も釣り上げられない。あぁ、また嫌なパターンだ。先に釣られるとものすごく焦るのだ。それでなくてもデリケートなアタリを捉えなければならない釣りでは焦りは絶対にマイナス要因だ。
やっと1匹釣り上げたのはいつ頃だっただろうか。
その後もひまじんさんは着々と獲物をものにしているしかも大きい。軽く指4本はありそうだ。こちらは小さいのがポツポツ。



そんな時間が2時間ほど過ぎ、転流時刻を過ぎたあとはアタリが渋くなってきた。潮の方向と潮流が逆になっているのでひまじんさんも苦戦。こちらも厳しくなってきたが、相変わらずポツポツ数を稼いで小さいながらも結果は13匹。
すべてのアタリを捉えていたら軽く20匹は超えていただろうが、そこは甘くない。これくらいで満足としなければというところだろうか。

幸いにして今日は天気は上々。ひまじんさんもかなりの釣果を上げ、大きな波に煽られることもなく終了を迎えることができた。



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「空海の思想について」読了

2015年11月03日 | 読書
梅原 猛 「空海の思想について」読了

 前回読んだ「弁顕密二教論」があまりにもよくわからなかったのでもう1冊読んでみた。
もともと密教というのは仏教と似て非なるものではないかと感じていたのだが、著者はその違いを仏教は浄土思想に代表されるように、現世を否定して死後に救いを求める。もしくは現世は苦悩に満ちているのだからそこは諦めていきてゆきなさいというものだが、真言密教というのは、それを超えた先にはすばらしい世界がある現世というものはなんと素晴らしいところだろう。そしてそのすばらしさを人々に伝え分け合うのはもっと素晴らしい。と説いている。
大日如来は宇宙そのものであり、その姿をたった一つの文字に凝縮する。それほどの大きさのものが小さな文字に宿ることと同等に人間でさえも宇宙そのものでありうる。空海の思想のひとつに即身成仏というものがある。これは誰でも生きているうちに仏になれるというものだが、人は宇宙そのものということにつながっているのかもしれない。そして人間はみな平等だということを説いているのだろう。

奥の院へ続く参道には戦国武将の墓がたくさんあるが、かつて敵対して殺しあった人たちが一堂に会しているというのも武将たちは高野山ではみんな平等だと知っていたからにちがいない。

そういう意味でもなんと空海はという人は心の広い人であったのだろう。やはり他の仏教とは似て非なるものだ。そして今でもたくさんの人々を引きつけてやまないのはこんなところに大きな魅力を感じるからなのだろう。
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