イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「見仏記 ゴールデンガイド篇」読了

2012年05月06日 | Weblog
いとうせいこう、 みうらじゅん 「見仏記 ゴールデンガイド篇」読了

最近読んだ雑誌にみうらじゅんの記事が載っていた。名前は知っていたがどんな人かは知らなかったが元祖オタクというような人だった。「マイブーム」という言葉を作ったひとでもあるらしい。いとうせいこうはずっと昔、NHKの教育テレビで若者向けの番組の司会をしていたか・・・。

そんなひとがふたりして日本各地の仏像を拝見しにいく本である。何冊か出ているようだが、1巻目を古本屋で見つけたものの、あまりにも状態が汚かったものだから買うのを止めたが、後日、この本が380円で出ていたのを見つけた。おまけに奈良、京都、和歌山のお寺が中心だったので迷わず購入しておいた。

ゴールデンガイド編というタイトルは有名なお寺の仏像を拝見するという企画の意味らしいのだが、結局、オタクはオタクらしく名もない寺も巡っている。

小さなお寺でも、お願いすれば仏像を見せてくれるらしく、それも意外と古くて謂れのある仏様があるらしい。
和歌山市では慈光円福院というところを訪れているが、地元の多分、檀家のお墓を守っているようなお寺なのだろうけど由緒正しき観音様が奉られている。護摩壇の奥には、わが社の買い物袋にくるまれた写経のようなものが置かれているようなパリーグ的なところがオタク心をくすぐるようだ。

本を書くだけあってさすがに仏像に関する知識が豊富だ。ぼくもどこかに行くということは食べるものを拾いに行くか神社仏閣を見に行くかだが、これだけ知識を持っているともっと面白いだろうなと思う。
少しは勉強してみようか・・・。

この本を読んでいる途中、銀座百点を同時に読んでいたが、特集の対談記事はいとうせいこうだった。この時期にこの本を読んでいたのも何かのご縁だったのかもしれない。
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