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イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2008年08月06日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:中潮 3:05干潮
釣果:アジ 8匹 サバ1匹 サバフグ 1匹 タチウオ 1匹 イカ 1匹

今日は約半月ぶりのチョクリ釣りだ。今でも釣れるのだろうかという不安はあったが新しい仕掛けも試したいと思っていた。

夏至もだいぶ過ぎておまけに曇っていたので4時半を過ぎてもまだ暗かった。
前回と同じく北を目指す。
まずは置き竿からセット。最初のアタリはなし。少し不安がよぎる。手持ちの竿をセットして魚探を見るとどうもおかしい。水深が表示されないし、えらくノイズが多い。前々から調子が悪かったがとうとう壊れたようだ。これは辛い。魚探を見ているからといって魚が釣れるわけではないが何か暗闇の中にいるようで余計に不安になる。
アタリもなかなかこない。釣り始めて20分くらいだろうか、やっとアタリだ。しかし上がってきたのはタチウオ。残念。
その後もアタリは散発的。喰いも浅いようで途中ではずれる魚も多い。
結局7時前まで粘ったがアジが8匹とサバが1匹。いずれも小さい。釣れない時特有のサイズだ。
サバフグやイカ(ヤリイカ、ケンサキ?)のうれしい外道があったものの満足のいく釣果ではなかった。
もう、シーズンも終りなのかもしれない。
こうして静かに季節は移り変わっていくのだ。
こうして季節を感じる事ができるのも釣りを教えてくれた人がいたからだ。 感謝。

「ヘミングウェイ短編集(二)」読了

2008年08月06日 | Weblog
ヘミングウェイ/大久保康雄訳「ヘミングウェイ短編集(二)」読了
前回に引き続いてヘミングウェイの短編集だ。
いろいろな人のいろいろな場面を切り取っている物語の集まりで、どうしてこの物語を書かなければならないの?と思うような話も出てくるが、それは凡人にはわからないことなのである。

(一)、(二)を通してニックアダムスという人物が出てくる短編がいくつからある。解説を読んでいると彼はヘミングウェイ自身を描写してるということだ。
医者の父親に連れられてインデアンので人の死に遭遇する話から始まって、最後は自分の子供との交流を描いている。
「父と子」という最後の短編で彼は自分の父親び感謝する二つのこととして釣りと射撃を挙げている。そして彼は自分の子供にもそれを引き継いでいかせようとしているのだが、うちの場合は残念なことに今もって僕の子供は魚釣りがどうも嫌いなようだ。全然一緒に来る気配がない。

僕も父親の姿を見て釣りを覚えてきたわけだが、父は生前、孫である僕の子供には「釣りなんか覚えんでいい。」とよくこぼしていた。老人特有のひねくれ心かはたまた本心だったかは定かではないが僕の息子はそうなってしまった。
日本では射撃は無理なわけだが、ニックと同じようにほかの事はともあれ魚釣りを教えてくれたことについては確かに感謝している。
今となってはわからないことだがこのまま生きていたら僕の子供と一緒に船を出してくれただろうか。
僕はやっぱり魚釣りが好きなので、父親も魚釣りとは人に受け継いでもらいたいと思えるほどすばらしいものだと思っていたと思いたいものである。
明日は父親の命日。ふとそんなことも思ったのであった。