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イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2017年06月12日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 7:05満潮
釣果:サバ 4匹 マルアジ 2匹

1週間ぶりの久々の釣行だ。

もうすぐ夏至なので夜明けが早い。
午前4時過ぎ、24時間営業のスーパーで氷を調達したときにはすでに東の空が明るくなってしまっていて、



港の前の橋の下をくぐった時には日の出寸前になっていた。



予報では北風が強いとのことだがこの季節の北風は大したことがないだろうと考えて出港したが、けっこう吹いていた。
置き竿をセットして手持ちの竿の仕掛けをセットしている最中にすでに置き竿にアタリが出たので今日はこの風でもけっこういけるかと思ったけれども甘かった。
なかなかアタリが出ない。

釣りができないほどではないけれども、船が流される速度が速すぎて仕掛けが安定しない。この釣りではめったに広げないスパンカーを立てたがそれでもアタリはなかなか出ず、風も治まってこないので午前7時過ぎに終了。
このスパンカーも、進水してから7年余りで生地が裂けてきてしまった。ちょうど今日、テント屋さんに採寸に来てもらうようにお願いしていた。
次回の上架の時に張り替えるつもりなのでこのスパンカーを広げるのも今日が最後になるのかもしれない。スパンカーに感謝する意味では今日の風もまんざらではなかったか・・・。



数はないものの、サイズはアジもサバも大きい。風さえなければもっと釣れている感じであったので残念だ。

おととい、仕事場の隣の劇場で公演中の梅沢富美男が僕の担当している売り場に買い物に来ていたので、今日は「夢芝居」の替え歌で悲しい釣果を振り返った。


サバの大漁 夢のなか~
妄想だけは 忘れはしない~
サバのキズシを食べたいな~
探知機の影は見えない~
チョクリをふたつ~ あやつりつられ~
細い仕掛けの 糸引きひかれ~
テクの不足を サバは待~たない
箱(クーラー)はいつでも氷だけ~。




記録:



水軒沖釣行

2017年06月02日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:小潮 5:46干潮
釣果:(ふたりで)サバ1匹 マルアジ50匹

今日はいつも山菜採りでお世話になっている森に暮らすひまじんさんをお招きしての釣行だ。僕の経験とヘッポコな勘ではサバの群れはあっという間に通り過ぎてゆく。前回好調だったのですかさず山を下りてもらった。
しかしながら、朝からいやらしい色の雲が垂れ込め、突然の大雨が降ってくるし、おまけに今日は北寄りがポイントだと踏んで目星をつけた場所はまったくアタリがない。



およそ1時間、アタリがないままどうしたものかと思案していると陸に近いところに見覚えのある青いスパンカーを張った船が浮いている。あれはフェイスブックで釣果の情報交換をしているOOさんの船ではないだろうか。
近づいてみるとたしかにOOさんだ。「どうですか?。」と問いかけてみると、とりあえずここで粘りなさいという指示をいただいた。彼はほぼ毎日この海域でチョクリ釣りをやっている。彼の言葉には間違いがない。きっと。まったく手立てがない中で心強いアドバイスだ。
僕ひとりならボウズでもなんとも思わないが、ひまじんさんにはなんとか魚を持って帰ってもらいたい。

言葉を信じて仕掛けを下すと間もなくアタリがあった。マルアジだ。それからは僕にもひまじんさんにもポツポツとアタリが続く。
ひまじんさんは年に1回しかこの釣りをしないはずだが、なかなかうまいこと長い長い胴突き仕掛けを操っている。

前半は魚探に映らないほどの薄い群れのようだったが次第に魚探にも魚影が映るようになってきた。一荷で上がってくることもあり、生け簀の中も次第ににぎやかになってきた。
サバは1匹しかなかったものの、マルアジは50匹。まずまずの釣果になった。
釣れるタナは水深15メートル~20メートルだ。これだけ浅ければサバも食ってくると思うのだが、やはり昨夜の嵐のような天気が影響しているのだろうか・・。

なんとか釣果も形になったので午前9時に終了。帰りは心配した天気も回復し、真夏のような雰囲気であった。


水軒沖釣行

2017年05月28日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 7:20 満潮
釣果:サバ 17匹 マルアジ 9匹 サバフグ 1匹


今日も確固たる情報もなくチョクリ釣りに出撃だ。
まずは前回と同じく若干南寄りに針路を取って沖へ向かう。
水深40メートルを超えた辺りでほんの少しだが濃い反応が出たのでとりあえず仕掛けを下して釣りを開始。
しかし、あの反応は幻だったのか、反応がなくなってしまった。朝は薄っすら明るくなるころ、相当早くに出港したのでこの海域には一番乗りだったのだが船が集まり始めた。





また悩んでしまう。彼らはどれだけの情報を持っているのだろうか。釣れる確信があってここで釣っているのか、それとも僕がティーザーになっているだけなのか。
どちらにしてもアタリがない。交通事故のように2匹のサバが釣れただけだ。
ここでモタモタしていても大して釣果は望めないと考えて移動を決意、北の方角を目指した。

仕掛けを下してしばらくして魚探に反応が出始めた。
反応に合わせて棚を動かすとサバが食ってくる。今日のサバは大きい。“ノルゥエー産冷凍塩サバ589円今日は特売中”くらいの大きさはゆうにある。
バンバンアタってくるというわけではないがアタリは途切れない。マルアジのサイズが小さかったのが気になるが、去年より半月遅れて本格的なサバのシーズンに突入した。




紀ノ川河口釣行

2017年05月23日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 4:04満潮
釣果:ボウズ

全然良い釣果の知らせがないのだが、休日に天気がいいとやはり釣りに出てしまう。
今日はまた紀ノ川河口へスズキ狙いだ。狙いに行っているのか、ただの定点観測なのかよくわからなくなってきた。



風の具合といい、波の感じといい、水面を境にして形而上では釣れる気満々。魚がいないのではないだろうが、形而下の現実ではまったくアタリがない。
三日月と金星もきれいではあったのだが・・・。



今日もボウズで終了。



家に帰って原付を乗り替えるため、今のバイクの廃車と新規登録のため市役所へ赴いてきた。



購入から13年余り、僕の“足”として活躍してくれた。スピードはまだま出るのだが乗り方が荒いのであちこちボロボロになってしまった。




そんな中、ネットオークションで前々から欲しいと思っていたジャイロキャノピーが出品されていて、うまく手に入れることができた。
ミニカー登録をしてヘルメット無しで乗れるように改造をしてみた。後輪が2個ある3輪車なのだが、このホイール幅を少しだけ広げると原付からミニカーに登録を変更できる。
しかし、この作業が難航した。ホイール外すナットが異様に固い。いつもこのブログにコメントを寄せてくれるちからさんの指南の元、頑張って見たけれどびくともしない。あんまり無茶をしてねじ山を舐めてしまっては元も子もないのでギブアップ。近所のバイク屋さんに駆け込んだらアッという間というか、ゼロコンマ何秒という速さでナットが緩んでしまった。空気圧で作動するあのレンチの威力はものすごい。空気が読めないと評判の僕はやっぱり空気圧の足元にも及ばかったのだ。



名残は惜しいが赤いスクーターは下取りをしてくれるバイク屋さんに持って行った。道中、到着まであと少しというところで距離計が7777.7キロメートルを示した。これはバイクからのどんなメッセージだったのだろうか?
まだまだ乗ってくれというサインなのか、それともラッキーナンバーを示して僕にエールを送ってくれていたのだろか?
近所のバイク屋さんに聞くとスクラップにするしかないと言われたが、このショップではある程度修理をして転売を考えてくれるらしい。また、新しいオーナーさんにかわいがってもらえればいいのだが・・・。


水軒沖釣行

2017年05月20日 | 2017釣り


場所:水軒沖
条件:長潮 2:42満潮 9:03干潮
釣果:サバ 2匹 マルアジ 2匹 サゴシ 1匹

なかなかチョクリでのいい釣果の便りが届かない。しかし、なんとか先鞭をつけたいと思い今日も出撃だ。

ポイントへは前回とほぼ同じコースで南下した。午前4時半過ぎに出港。夜明けはもう少し後だ。



水深50メートルを過ぎても魚の反応がないので付近で見つけた潮目のそばで仕掛けを下すことにしたが、魚探の反応がないので当然のことながらアタリがない。
波の具合と仕掛けの傾き方は申し分ないのだが・・。



何の反応もないまま約30分。

遠く南の方にチョクリ船が1艘いるが、彼は釣れているのだろうか・・・。しかし、こんな時は往々にして向こうも僕の方を見てきっと釣れていると思い違いをしてむなしい時間を過ごしているようなことが多い。
情報がないというのはお互いなんともマヌケだ。



ふと舳先の置き竿を見てみると竿先が海面に突き刺さっている。これはサバではなくもっと大きな魚のようだ。急いで竿を手に取りやり取りを始めるが引きが強くて竿がのされてしまっている。
大体こんなところでこんな時期に釣れるとんでもない大きな魚というのは歯が鋭い。サワラかタチウオがほとんどだ。仕掛けを切られてさようならというパターンがほとんどだが何の獲物も期待できない今日は慎重にやり取りをする。
古くて安いリールはドラグの性能がまったくよくない。クラッチを切ったり入れたりのやり取りを続けると何とか幹糸まで手繰り寄せることができた。幸運なことに、食いついた枝鉤はすぐに食い切られていたが、不運な彼女(卵を持っていた。)は反転するときに幹糸に絡まって身動きが取れなくなってしまったらしい。結局、鉤には掛からずに幹糸に絡まって水面まで運ばれてきたのだ。

潮の流れが少し変わり南に流れ始めたころ、小さなアタリが置き竿にあった。もう帰ろうと思っていた午前7時だった。
マルアジだ。またしばらくして今度は手持ちの竿にマルアジ。またしばらくして置き竿にサバ。
この時点で午前7時15分。こんなことをしていても数を稼げない。燃料代がもったいなく思えてきて潔く終了。魚を〆て生け簀の水を滓っていると放っておいた手持ちの竿にアタリ。少し小さめのサバ。
これで本当に終了。

朝はけっこう寒くてヤッケを羽織っての出港だったが終わるころにはトレーナーを着ているだけで汗が出てくる。
寒暖の差がかなりある朝であった。

記録:

紀ノ川河口~水軒沖釣行

2017年05月12日 | 2017釣り


場所:紀ノ川河口~水軒沖
条件:大潮 6:31干潮 
釣果:キビレ38センチ 1匹 ガシラ 1匹

今日も小船の性能維持を兼ねて紀ノ川河口へスズキを狙いに出かけた。
まだスロットルの開け始めにエンストしそうになるがその症状は心なしか改善されてきている感じがする。もう少し乗り続けたら元に戻ってくれるということはないだろうか・・・。

朝は午前4時半に出港。すでに辺りは明るくなってしまっていた。



今日もスズキのボイルはなく、ペンシルベイトからスタート。
すぐにあきらめてジグヘッド+ワームに変更。キャストを繰り返すがやはりアタリはない。川の真ん中でなにやら魚が水面を割ったのでふたたびペンシルベイトに交換。しかしダメ。
再びジグヘッドに交換すると何かがアタった。スズキではないようだが根掛かりではなかった。上がってきたのはガシラ。
おお、ジグヘッドは釣れるんだ。これは初めての体験だ。これはこの先、スズキも期待できるかもしれない。
すっかり明るくなってしまったのでスズキはもう無理だと考え午前5時半過ぎにキス釣りに切り替え。

大分昔、このブログを書き始める前にこの場所でキスを釣ったことがあったがどこで釣っていたのだろう。もう、記憶がないのでとりあえずテトラ帯から離れてスタート。それのほうが砂地が多いだろと考えたがアタリはなかった。
仕方がないので錨を上げて下流へ向かって探ってゆく。それでもはやりアタリはない。小船で移動できる範囲は限られている。ここも昔釣ったことがある双子島荘の前へ。



仕掛けを投げ入れて間もなく強烈なアタリがあった。アタリがあった竿はグラス製のウルトラライトロッドだったので十分ためることができたので無事取り込み。38センチのキビレであった。
その後はアタリがあってもワカサギくらいのキスやガッチョが数匹。大潮なのに潮の動きは鈍く、午前9時に終了。

水軒沖釣行

2017年05月10日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 5:38満潮
釣果:サバ 2匹 マルアジ 1匹 エソ 1匹

今年はなかなかサバとアジが到来したという噂を聞かない。
しからば自ら調査をせねばなるまいと釣れるのかどうかわからないままに出港。

予報では波は3メートルということになっていたのだが、僅かにうねりがあるだけで海面はすこぶる穏やか。
船底が汚れてきているので若干の速度の低下があるが快調に進んでゆく。



今日はできるだけ南下して釣りたいと考えていたので初島に舳先を向けてゆき、水深が50メートルくらいになったところでまずは仕掛けを下す。

昨夜の雨模様の名残か、空はどんより。大潮なのに潮がほとんど動かない。



魚探にもまったく反応がない。やはりだめだったかと思ったところに何かのアタリ。
すぐにバレてしまったが、サビキがズタズタになっている。



タチウオかサゴシの仕業だろうか。仕掛けを盗られなくてよかった。

この場所がだめなのでさらに南下を決意。



しばらくしてやっとアタリが出た。おお、魚はいるぞと喜んだけれども残念ながらエソであった。
それから約1時間、まったくアタリなし。ダメならさっさと午前8時には終了しようと帰ろうかな・・・と思った矢先に魚探になにやら反応が!
水深を合わせてシャクリを入れるとサバが2匹。
そのかなり深い棚でマルアジが1匹。わずか3匹であったが群れの斥候部隊を捉えることができたのかもしれない。
去年、一昨年と絶好調であっただけに今年は心配だがたくさん釣れることを祈るばかりだ。

魚が釣れたので午前9時まで延長戦を決定。
四度目のアタリはシマフグ。



これは美味しいらしいが内臓は相当な猛毒らしいので持って帰ることができない。
おまけに仕掛けを食いちぎられるし、欲を出さずに午前8時で終わっておけばよかった・・・。


枝針の多い仕掛けを回収するときに幹糸を入れておく器に植木用のプランターを使っていたのだが、どこかへ行ってしまった。4月20日に釣行したときには使ったのでそれ以降に行方不明になった。
その間、強い風が吹いた日はないように思う。吹いたとしてもデッキから飛んでしまうような風なら船の方がどうかなってしまうはずだ。盗まれたのだとしても盗む価値があるのだろうか。他にもっと価値はなくても利用価値があるものはたくさん積まれていると思うのだが、謎である。
ただ、また買わなければならなったのが悔しい。



昨日、エンジンのインペラと亜鉛、燃料フィルターの交換をしてもらった。
取り外した部品を置いて行ってくれていたのだが、この状態を見てみるとまだまだ交換時期でもなさそうだ、毎年必ず2年ごとに交換し、今年は遅れに遅れて2年と7か月この分だと4年は交換不要の感じだが、どんなものなのだろう。
転ばぬ先の杖とは思うのだが、ここでももう少し節約できそうな気がする。



記録:

紀の川河口釣行

2017年05月06日 | 2017釣り
場所:紀ノ川河口
条件:若潮 3:34満潮
釣果:ボウズ

ゴールデンウイークの最中だが休みの日程の都合で2連休を取ってしまった。本当は休日出勤でもしなければならないとことだが、往復4時間を考えると体が動かない。
小船のエンジンも回していないので性能維持を兼ねて紀ノ川河口へ行ってみた。
今回は新型兵器として小型のプラスチックワームとジグヘッドを準備。しかしやっぱりアタリがなく、あっという間に夜明けを迎えて終了。

朝焼けがきれいだったことだけが救いだ・・・。


加太沖釣行

2017年05月05日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:長潮 9:26干潮
潮流:5:55転流 9:00 下り2.0ノット最強 12:10転流
釣果:ガシラ 8匹

今日は今シーズン最後の真鯛狙いだと気合を入れて午前4時半に出港したものの、全然アタリも取れずに終わってしまった。



潮が小さいので帝国軍は中ノ瀬戸に集結していたけれども、さすがにあそこには行けない。



すぐに潮が下ってくるので定番のコイズキで時合を待つ。水深60メートルから30メートルまで、いろいろな場所で流してみたが、一度だけアタリかな?と思うような感じがあって、鈴鹿市のピンクビニールが失っていただけで終わってしまった。
午前9時からいつものガシラポイントで少しだけおかずを2時間釣って終了。救いは釣れたガシラの型がまずまずであったことだけだ。
そのガシラもなかなかアタリが来ない。まったく散発的であった。


今日の空はほぼ夏の空になっていた。20日前はカッパを着ての出港であったが今日はヤッケのみ。この急激な気温の上昇が原因か、それとも紀伊半島の南にあった低気圧からのうねりが原因か・・。



今日の言い訳は難しい・・・。



あまりにもアタリがなくて、今日も船上で替え歌作り。
柏原芳恵の名曲、「春なのに」のメロディで口ずさんでいただきたい。


へたくそだけが理由でしょうか?
全然ダメだと 右手を振って
頑張ってねと~ それだけですか~?
むこうで誰かが釣り上げてま~す。
逃げてく~魚たちを 追いかけて~、
捕まえたいけれど~。
初夏なのに どうしてですか
初夏なのに 魚が釣れません
初夏なのに 春なのに
ボウズがまたひと~つ。


記録:

田辺湾釣行

2017年04月20日 | 2017釣り
場所:田辺湾
条件:小潮 7:20干潮 11:16満潮
釣果:チヌ 48センチ以下4匹 脱走真鯛 1匹 カワハギ1匹 チャリコ 11匹

今シーズン最後の田辺釣行だ。今年は2回釣行しようと目論んでいたが、実行することができた。
天気が荒れた後はチヌがよく釣れる。ここ3日はかなり天気が荒れ模様だったのでかなり期待ができる。予報では今日も北西の風が強くなってくるということと、今日までの荒れ具合がかなりひどかったので魚は湾内に避難しているだろうと予測し、今日はカグラに乗ろうと考えていた。
しかし、釣り人たちも天気の回復を待ちわびていたか、かなりの人出だ。船頭には一応、カグラでお願いと言ったものの、磯に下りる段になって僕より先にふたりの紀州釣りの釣り人が下りてしまった。ここの有望ポイントはふたりが限度だ。
仕方なく、隣の金谷に降りることにした。
ここはひと月ほど前から異常にチャリコが釣れている。近くの養殖筏の網が破れたらしく、そこから脱走した真鯛の稚魚が大量に回遊しているらしい。小物ならチヌが寄ってくると逃げてくれるのだろうが、手のひらクラスの魚となるとどうなんだろう。チヌがチャリコの大群に怖気づいているのなら今日はかなり厳しい条件になるのだが、たくさんの人に交じって不本意なポイントで釣りをするよりましだ。

4月に入り、一番船は午前4時半出港。お昼ご飯を物色するために24時間営業のスーパーに寄り道して、エサ屋に寄って時間通りに到着するには2時間15分前には家を出なければならない。今日は午前2時15分に出発だ。早朝というよりも深夜の行動というのはきつい。
それでも夜明けは早く、磯に下りて仕掛けを作りヌカ団子を練っている間にはすっかり明るくなってしまっていた。



一緒に下りたかご釣の釣り人は早速チャリコを釣り上げている。僕にも釣り始めて少ししてからチャリコが食ってきた。やはり今日はこれに悩まれそうだ。鉤を飲み込んで放流しても死んでしまうものだけをクーラーに入れながら僕の勘を信じてダンゴを放り込む。午前7時過ぎごろ、1匹目のチヌが釣れた。湾内にはチヌが避難していたのだ。決して僕の腕がいいのではないが僕の勘が当たってくれた。

午前8時半までに連続して合計3匹。この時間帯が今日の時合だったようだ。その後は小潮と予報に反して無風状態が続いてまったく潮が流れなくなってしまった。(おかげで1センチ単位でもウキ下の調整ができた。)
釣りを終えるまでに明らかに脱走兵にしか見えない真鯛が掛かりその後、多分今日の最大サイズと思われるチヌがかかったが、水面まで引き上げた後に痛恨のバラし。チャリコに鉤を飲み込まれないように早合わせをしていたのが仇になってしまった。
釣り上げたチヌの最大サイズは48センチ。前回の釣行からは1センチアップしたものの今年の挑戦は年なしが無しで終わってしまった。

これ以上釣ってしまうとクーラーの蓋が閉まらなくなる恐れがあるので午後2時終了。
最近のエサ屋さんはサービスが充実していて、魚をさばく場所と道具を貸してくれる。
とにかく今日は匹数が多いのですべての魚をここで捌いて帰途についた。

記録: