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イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2017年04月14日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:中潮 7:32満潮
潮流:5:40転流 8:25上り1.3ノット最強
釣果:ボウズ

今日もボウズだった・・・。
8時半には潮流が最強になるので午前5時に出港。
今日はかなり南の方に大きな船団ができいたが、僕ははテッパンポイントからスタート。しかしここにはまったく船がなく、やはり郷に入っては郷に従えということですぐに南下。
船団の混ざって再スタート。潮流は少し早いが全然やれないというほどではない。
今日もビニールと毛糸の混成仕掛けで臨んだがまったくアタリがないまま午前9時半に終了。

釣り船の「海龍」も今日は出ていて、前回と同じようにこの船の見える範囲で釣りをしていたのだが、彼らが流しているということはまったくトンチンカンな場所で釣りをしているというわけではないとは思っている。一体どうすれば魚が釣れるのだろうか。今までのやり方とそれほど変わったことをしてるわけではなく、自然環境が変わってしまったわけでもないとは思うのだが・・・。



レイチェル・カーソンでもあるまいし、僕の春は沈黙したままだ・・・。
あんまりアタリがないので替え歌の歌詞を考えるには十分な時間があった。
浜田省吾の、「悲しみは雪のように」のメロディーで口ずさんでいただきたい・・・。


草の上に氷が
雪のように積もる理由は~
潮(うしお)の中から魚を
手にすることが無理だから~
ボウズで僕のからっぽの
そのクーラーを満たさないで

魚は~WoWoWo~笑うぞ~
釣れない人を茶化して~
魚は~WoWoWo~垂らしたエサの前を
気付かずに通り過ぎてく~。


今日、流し続けた場所では何艘かの船は漁礁の上を行ったり来たりしては何かの魚を上げているようだった。
よく見てみるとメバルを釣っているようだ。あまり近づくことができないのでどんな仕掛けで釣っているのかを知ることができない。
魚が釣れればなんでもいい。それに加太で釣れる魚はなんでも美味しい。
サビキかエサか、いろいろ考えてみよう。

港に戻り、小船の性能維持を兼ねて未練たらしくワカメを採りに出かけてみた。
もう、大きくなりきってしまっているのはわかっているのだが佃煮の材料としては十分使えるはずだ。
南西の風が強くなってきていたので青岸の際のテトラに行ってみると大きなワカメがまだまだたくさん生えていた。いくらかのワカメはタケてしまっていたがきれいなものを選んでクーラー一杯分だけ持って帰ってきた。
ボウズでいっぱいになった僕の空っぽのクーラーにはワカメの運搬という仕事がよく似合う。



港に戻ると章魚頭姿山の斜面にはまだ桜がきれいに咲いている。
気温が低いままなので散らずに残っているようだ。これも釣れない言い訳のひとつとして使うことはできないものだろうか・・・。



記録:


田辺湾釣行

2017年03月30日 | 2017釣り
場所:田辺湾 塔島
条件:中潮 7:09満潮 13:24干潮
釣果:チヌ 47センチ以下3匹

そろそろチヌの乗っ込みのシーズンだ。最近はなかなか磯釣りには行かなくなってしまったが、やはりこの時期は絶対に外せない。

前日の天気予報は雨模様で釣行は無理かと思っていたが、時間が進むに連れて雨は夜明け前に止むようになってきた。
実際もその通りで午前3時前、家を出た時に雨が降り始めたが、印南のパーキングエリアに到着したときには雨が止んでいた。天気予報は完璧だ。

昼前からは西の風になるようだが、やはり沖磯に行きたい。
いつもの磯に上陸だ。この磯も紀州釣りをする人はめっきり減ってしまったが、今日はもう一組紀州釣りの客がいた。目的地は僕と同じだ。彼らは寝屋川市に拠点があるクラブのメンバーだ。紀州釣りをする人たちの間では結構有名なクラブで、メンバーであることは水箱を見るとすぐにわかる。
まずはポイント争いだ。しかし、彼らはクラブの中でもかなり下っ端のようでのんびり船を下りてくる。その間に僕はいつものポイントをゲット。
僕もまだまだ若手だと思っているのだが、彼らからすると僕もかなりの年上のようで、僕のことを、”おっちゃん”と呼んでくる。最初は誰に声をかけているのかと思っていたら、僕のことだった。
仕掛けを作っていると、「おっちゃん、何釣るの?」。1匹釣ったら、「おっちゃん、エサ何?」。貝を獲っていたら、「おっちゃん、何とってんの?」。帰り支度をしていたら、「おっちゃん、ようけ釣りましたね。」・・・僕のことをどれだけ“おっちゃん”と呼べば気が済むんだ。
僕は釣りの世界ではまだまだ若手なのだ!!
そう、磯釣りをする人ならわかってもらえると思うが、釣り人のほとんどは相当のお年を召した方々ばかりだ。僕の仕事業界も中心顧客層は60歳をはるかに超えているが、釣り業界も一部のジャンルを除いてはかなり老齢化している。
だから僕なんかはまだまだ腕前も年齢もまだまだ若手のはずなのだ。

釣りの方は、開始30分ほどで1匹目。雲が多く、海面も波立っていたのでウキがほとんど見えず、竿先を引ったくられるアタリだった。これは今日もアタリラッシュかと思ったが、その後、風と波はどんどん治まり、それにつれて潮の流れもなくなってきた。穏やかな海面から3匹目を釣り上げたのは午前10時前後だっただろうか。その後はエサ取りはあれども本命のアタリはなく、たまにアタったと思えばボラとサンノジ。ボラがアタりはじめればもっとボラが釣れそうだと思うが1匹だけ。
その後は西の風が強くなり万事休す。まったく風とサラシにウキだけが流されまったく釣りにはならなくなってしまった。
今年は気温の上昇が遅く、本格的な乗っ込みはもうすぐ先の感じなのだろうけれどもなんともお粗末な釣果だ。

干潮の時間を見計らって貝獲りに1時間。



この作業はものすごく腰が痛くなるがものすごく面白い遊びだ。そういう意味では僕は“おっちゃん”と呼ばれても仕方がないようにも思えるのだが・・・。
自慢じゃないが、なかなか素人(僕も素人だが・・)には岩か貝かの見分けがつかないはずだ。狙いを定めて磯ガネを差し込んで動いたときの喜びはたまらない。
今日は西の風が吹いてくるがわかっていたが、干潮の潮位がかなり低いのがわかっていたので沖磯にやってきたのだ。
島の3分の1ほどを回った後は腰がものすごく痛い。歳を感じる。確かに、“おっちゃん”と呼ばれるのもいたしかたがない。

その西の風が吹いてくるときの対策だが、僕をおっちゃんと呼ぶ彼らは、このポイントでは釣りをしたことがないらしい。一応、それなりのチームに所属している人たちのはずだからとんでもない見当違いのところで竿を出すこともないだろう。そして彼らが座っているところはサラシの影響を受けないようだ。ということは、西から風が吹いてくるときはあの場所がいいのかもしれない。



いままで見向きもしなかった場所ではあるが、状況によれはそこに移動することも考えたほうがいいのかもしれない。事実、僕を“おっちゃん”と呼んでいた若い方は終了ぎりぎりで小さいながら1匹釣り上げていた。
今年もひとつ新しいことを発見した。

秋に壊れたバッカンの代わりをどうしようかといろいろ考え、ホームセンターに売っているコンテナボックスに目をつけた。



45センチサイズの安いバッカンというのは数件回った釣具屋には全然売ってはなかった。ぼくのニーズは世間とかなりずれてしまっているようだ。すべて蓋つきで値段が5000円とか8000円とか。たくさんの荷物を入れてゆくので蓋も邪魔になるだけでそもそもそんな高価なものを買う余裕がない。この箱は税込みでも1000円に届かない。まだ少し改良の余地はあるが、十分使用に耐えうるものだ。貧乏くさいがこれも“おっちゃん”ならではのアイデアなのだ。どうだ、若者には真似ができまい。

そして今日の最後のミッション。田辺の釣具屋さんでカタログの収集だ。和歌山市内では1000円以上の買い物をしてやっと1冊もらえるか100円で買うかという制度だが、田辺市では無料ですべてもらうことができる。



今年はボロボロになったカッパの買い替えをしたので堂々ともらうことができる。
カタログに掲載されている高価な道具など買うこともないのだが、やはり一応、目を通さないと気が済まないのだ。





加太沖釣行とタラノメ採り

2017年03月23日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:若潮 9:52干潮
潮流:7:35転流 10:25下り1.9ノット最強
釣果:ボウズ

今日もボウズだ。
なさけない言い訳だが、こんなに潮の動かない日は珍しい。
そのせいか、帝国軍は中ノ瀬戸に集結している。ひょっとしてあそこに行けば何とかなるのかもしれないが、間違いなく撃沈直前の戦艦大和状態になるだろう。



下りの潮だったので沖ノ島の南からコイズキ周辺を流していたのだが、この場所で仕掛けが真っすぐに下りていくというのは初めてではないだろうか。大概は潮が早すぎて退散するというパターンなのだが・・・。

ここでも潮が動き始めると少しだが帝国軍が移動してきた。毛糸とビニールの混成仕掛けで敵艦の間を縫いながら攻めてみるが触っても来なかった。



完全玉砕であった。


今日の帝国軍。
またまた異常接近してきたので威嚇行為を受けるのかと思いきや、そのまま釣りを始めてしまった。



高速で移動し、リバースをかけて急停止。敵船(僕のこと)のA.T.フィールドをいとも簡単に打ち破り、仕掛けをサッと下して金庫破りがダイヤルを回すように操舵輪をくるくる回して船を安定させる。
全く動きに無駄がない。他人の存在など気にせず、我が道を行く。今日は本当の侍を見た気がした。
だから、この場所がまったく見当はずれの場所ではないのは確かなのだ。だから、言い訳をするしかないのだ・・・。


なんとか夕食のおかずは確保しなければならない。そろそろ大きくなってきているはずのタラノメも採りに行った。クーラーボックスや竿を船に乗せ、港近くの山へ向かう。
ちょっと小さいが十分食べられる大きさにはなっている。本当の採り頃は明後日というところだろうか。
海に向かって山の幸とはこれいかに・・。



今夜はとりあえず天ぷらにありつける。

与太話をもうひとつ。
本線航路を大型客船が通過していた。10日ほど前だと神戸に向かうQEⅡを見ることができたのだが、今日のはちょっと小さい。



外洋船の現在位置やトラックを見ることができるサイトがあって、それで調べると、この船は昨日の午後、東京湾を立って大阪に向かう途中らしい。
タンカーや海保の船の現在位置を船名を打ち込めば見ることができる。


まさしく写真を撮った位置が地図上に表されている。

半径10キロでしか生活していない身ながら、こんなサイトを見て世界旅行をした気分になっているのだ。

記録:





加太沖釣行

2017年03月05日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:小潮 10:29満潮
潮流:6:15 下り1.5ノット最強 9:25転流 12:20上り1.2ノット最強
釣果:ガシラ 6匹

しかし釣れない。釣れないというのは間違いだ。“よう釣らん”という言葉が正しい。

あまり潮のよくない日とはいえ、高仕掛けをやってもチョクリをやっても歯が立たない。
保険のつもりで持って行ったイワシの切り身でなんとかおかずを確保できただけだ。

ボウズという名の屍を累々と積み上げている・・・。

いつになったら・・・。


記録:

加太沖釣行

2017年02月16日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:中潮 3:07干潮 9:24満潮
潮流:6:55転流 10:30 上り2.1ノット最強
釣果:ボウズ

今日のこの天気と潮廻りを見て釣りに行かないと思う方がおかしい。
もう、大漁の妄想だけが膨らみ、久々に暗いうちから家を出た。日の出過ぎにポイントへ到着。



それから午前10時30分までまったくアタリがない・・・。アジの到来に備えてチョクリとの二刀流で挑んだものの何の効果もなかった。
どんどん妄想が萎みキラキラした水面を見ていると睡魔が襲ってくる。



こんなに天気がいいのにまったくダメな1日だった。



そういえば、今日は帝国軍の艦船を一隻も見なかった。何かの儀式のある日なのかもしれないが、傭兵を乗せた船さえも見なかった。
それとも今日は釣れない日だということを奴らは知っていたのだろうか・・・。恐るべし帝国軍・・・。



記録:



加太沖釣行

2017年02月03日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:小潮 10:34満潮
潮流:8:35転流 12:00 上り1.9ノット最強
釣果:真鯛 1匹

今日はちょっと風が強そうだが潮は僕が好きな上り潮だ。小潮で潮も緩いけれどもとりあえず出港だ。
早朝は潮が止まるので朝はゆっくり出発。毎日会社に出勤する時刻だ。港までの道中も世間の人々は会社や学校に行く時刻。釣竿とクーラーを担いで遊びに行くというのは後ろめたさと優越感が同居する。

今日は田倉崎の西に船団ができいる。潮が緩い間はまた沖ノ島の南でやろうと思っていたが僕もこの船団に混じって釣りを開始することにした。



最初のアタリは釣りを開始して間もなくだった。相当食い込んで鉤掛かりしたかと思ったが今回もバラシ。今日も嫌な予感だ。加太の神様はまだお怒りなのだろうか・・。
それから1時間後、午前10頃またアタリが出始めた。しかしなかなか食い上がってこない。ちょっと咥えてすぐ放してしまうか、ビニールの先っちょをかじって引きちぎっていってしまうかだ。
そしてやっとしっかり食い込んだ。前回の状況を鑑みて今日はちょっと柔らかめの竿で挑んでいたがちょっとは効果があったようだ。神様には祝福はされていなくても、「もう来るな!」とは思われていないようで、そこはうれしい。

慎重に、慎重に巻き上げなんとかタモ入れに成功。
ボウズがなくなってホッとしたが、こんなにヒヤヒヤしながら釣りをするというのも考え物だ。どうもスッキリ感がないのだ。

その後は再び沈黙の時間が続く。少し船団から離れて釣りをしたあと、再び船団に合流するとまたアタリがあった。やはり郷に入っては郷に従えだろうか。ずっとこの周辺で釣りを続けていればよかった。
潮が緩み始める時刻を迎えたので今日は終了。

今日は赤い毛糸も試してみたがアタリは薄い色のピンクとオレンジばかりだった。少し寒さも緩んで空模様も風が強いのを除けば春めいてきているようだが海はまだ春を迎えていないようだ。




記録:




加太沖釣行

2017年01月27日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:大潮 6:40満潮 12:06干潮
潮流:7:15 上り3.3ノット最強 11:00転流
釣果:ガシラ 3匹

強烈な寒波が去って今日は南風が吹くらしい。
潮の回りはよくないがとりあえず出港だ。
東の空は不気味なはどの厚い雲。その合間から落ちてくる光のスポットが不安を紛らわせてくれる。



田倉崎に到着した頃にはすでに潮が緩み始める時刻だ。どこから始めようかと思案しながら他の船の位置を探してみると帝国軍はナカトシタの少し南側に集結している。
潮はまだ上っているので船はいないが第2テッパンポイントからスタート。しかし、すでに潮が緩み始めていると思うとなかなか気合が入らない。だから全然アタリもない。唯一の望みは僕の港の近くから出港している人気の釣り船海竜も同じ海域で頑張っていることだ。



僕の選択も間違ってはいないと思いたいが、やっぱり疑似餌の釣りは確信が大切ですでに保険のガシラが気になり始めた。
この魚も簡単に釣れそうでも潮が止まってしまうとまったく釣れなくなる。簡単に我慢ができなくなり沖の島の南のいつものポイントへ移動。早速仕掛けを下すも予想に反してここはまだすごい潮が流れている。
貴重なPEラインを30メートルほど高切れさせてしまい意気消沈。これほど潮が流れているならと年末に1匹釣り上げたポイントで再度真鯛狙いに切り替えた。

あまり期待はしていなかったものの、ふた流し目でアタリが出た。ゆっくり巻き上げながらフッキングを待つとなんとか鉤に乗ってくれた。これをバラすと後がないと思うので慎重に巻き上げてくるも今日も途中でバラしてしまった。
真鯛だったのかどうかはわからないが今日も大きかった。神様はとりあえず1度はチャンスをくれるがなかなか獲物を手にさせてくれない。この神様は優しいのかそれともマゾなのか・・・。

その後何度か同じ場所を流してみたがアタリがなく、もう、ガシラに切り替えないと今日も何もなしで帰らなければならない。
ちょうど漁礁の回りにいるのでこの場所でガシラの仕掛けを下してみるとなんとアタリがあった。大きなガシラだ。やはり沖にいる魚は大きい。しかし小さな漁礁だ。なかなかその上を通すのが難しい。ここをあきらめて地方に移動。そこで1匹。
新しいポイントを求めて加太の大波止の沖へ移動。ここも1匹で終わって今日は終了。南からの風が吹いてくる前に撤収と考えていたが少し遅かった。田倉崎の沖はかなりのうねりが入っていた。しかしそれを除くとあの寒波が嘘のような陽気を感じられた。



この冬も寒さのピークは過ぎたのだろうか。そろそろワカメ採りの準備も始めなければならない。

記録:

水軒沖釣行

2017年01月22日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:長潮 7:21干潮
釣果:コウイカ 2匹

昨日は北風が強かったが今朝は東からの風だ。釣りに行ける。
しかし寒い。港までの道中原チャリのハンドルを握る指先は完全に感覚が麻痺してしまっている。
大きな船はエンジン場とシールドとオーニングがあるおかげである程度風を遮ってくれるが今日は小船を駆っての釣りなので船外機のハンドルを握る指先は寒さで痛くなり、顔に当たる風はカミソリのようだ。
ちょっと前に三島由紀夫の肉声テープが見つかったというニュースがあり、三島の生死感として、「死が肉体の外から中に入ってきた気がするんです」という言葉が紹介されていたが僕にはよくわからなかった。
しかし、ゴムが緩んだ防寒着の袖口やひび割れた長靴から入り込んでくる寒さの辛さは身に染みてわかる。

釣れるかどうかはわからないがとりあえずいつものポイントからスタート。
潮は緩やかで風もそう強くはない。底はちゃんと取れているがアタリはない。

新々波止の一番陸寄りの元の切れ目の前に移動。ここでかすかなアタリがあった。
こんなに寒くても釣れてしまった。これでなんとかボウズは免れた。

そうこうしていると西の空が真っ黒になってきて雨が降ってきた。東の空は少しお日様が顔を出しているというのに・・・。

 
で、雨が降ってきて急激に気温が下がってきた。



どうも目には見えないけれども寒冷前線が僕の真上を通りすぎているらしい。
アタリもないので帰ろうかと思っていたら、今度はかなり明確なアタリ。2匹目が釣れた。1匹目と同じ場所であった。
今日はここがポイントらしくすぐにもとの場所に戻り仕掛けをおろすと三度アタリが!今度は大きい。ひょっとしてモンゴウイカか!と喜んだがなんだか細長いものが・・・。ゴミかと思いきや生きていた。

  

ハモの子供にしては妙に長いし、食べるにはちょっと気持ちが悪いので撮影後に海に帰っていただいた。
いつもこのブログにコメントをいただいているちからさんからの情報では「ダイナンウミヘビ」というものなのかもしれないとのこと、ネットで調べてみるとたしかにこの魚だ。
しかし、名前が悪い。ダイナン=大難とは縁起が悪いではないか・・。と思いきや、“大灘”海蛇と書くようで、“ 氵”が付いていた。
なんとなくブログのネタも拾えたことだし、この寒さに負けてしまって午前9時半に退散した。

記録:

加太沖釣行

2017年01月19日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:小潮 4:53干潮 11:30満潮
潮流:8:15転流 11:55 上り2.2ノット最強
釣果:ボウズ

ここ数日のすごい寒波が緩んで年が変わってやっと加太へ向かうことができた。

朝の気温が少し高くなったとはいえ、やっぱり寒い。朝はゆっくり出発、午前7時に出港した。
一文字の切れ目を出ると、空は雲が多いものの、海面は穏やかそのもの。快調にクルージングできた。



加太への到着時刻はほとんど潮が動かないので前回潮止まりでなぜか真鯛が釣れた沖ノ島の南側からスタート。
しかし、前回のような奇跡は起きず、午前9時、上り潮には強いと思っている第2テッパンポイントへ。ここでもまったくアタリがない。すごい寒波が水温を下げてしまったのだろうか。それに潮もあまり動いていないようだ。
そうこうしているとウミネコが1匹。



これも前々回の加太釣行の奇跡の再現か・・・。
しかし、このウミネコ、僕の船のそばに舞い降りた直後、舳先にチョコンと乗ってきた。



去年の2月、同じような場面の時があった。そしてこの日はボウズであった・・・。

それから30分後、待望のアタリ。それもかなり大きい。慎重に巻き上げ、仕掛けまでたぐり寄せあと3本枝針を取り込んだら魚に手が届くところまできたが残念ながらそこでバラしてしまった。
僕の前にはヤマハの和船がいて、その船頭はきっと竿を曲げている間はくそ~、やられた!と悔しがり、僕が肩を落とした瞬間、ざまあみろと歓喜の声を心の中で上げたに違いない。C'est la vie。これが人生だ。

ウミネコは三度舳先に舞い降り、その間、3回のアタリがあったがすべてバラしてしまった。今日はこの時間、午前10時ごろが時合であったようだ。ウミネコくんにはいいところを見せることができなかった。
3度目に舞い降りた時は約30分、ずっと水先案内をしてくれたがそれでもアタリがなく、午前11時ごろに最後のアタリがあって今日は終了。潮流の最強時刻に近づくにつれて風も強くなり午後0時に終了。

午前10時ごろ、僕が時合だと思った時はまだ風が緩く、潮の流れと仕掛けの流れがうまく合っていたのだろう。風が強くなると船が流され今日のような北風と上り潮では仕掛けが不自然に引っ張られてしまうように感じる。
それがアタリがない要因なのではないだろうか。今日はそう思ってひたすら船を前進させて釣り続けたが、こんどは巻き上げ速度に問題が出てきてしまう。なかなかそれが難しい。
それを克服しないと獲物には出会えないのかもしれない。

ウミネコくんが悪いのではない。僕の腕がわるいのだ・・・。


記録:



水軒沖釣行

2017年01月09日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 4:04満潮 9:31干潮
釣果:コウイカ 1匹

年が明けて10日近くになろうというのに海に出られない。昨日の天気予報でも今日は冬型の気圧配置だ。
しかし、今日もとりあえず夜明け前に目を覚まし、空の様子を見る。
??、風がない。ひょっとして行けるのではないか・・・。
風は間違いなく吹いてくるだろうし、小船のエンジンはもう3週間以上も回していないので初釣りはコウイカ狙いだ。

風が出る前に釣りを終えたいと思い暗いうち、午前6時に家を出発。冬至十日過ぎたらアホでも分かるということわざがあるが、確かに夜明けの時間はどんどん早くなってきている。港に到着したころには薄っすらと明るくなっていた。

風はないけれども、一文字の切れ目を越えると大きなうねりが出ている。多分大きいと言えるようなうねりではないのだが、船が小さいので若干の恐怖を感じる。



沖へ向かうのは断念して新々波止と沖の波止の交差点からスタート。
仕掛けを下してわずか5秒ほどだった、多分アタリ?という違和感があって、大きく合わせると本当にイカが乗ってきた。

ひょっとして今日はすごい日に当たってしまったのではないだろうかとものすごく期待したもののその後はまったくアタリがない。
潮は上げの最中なのだがまったく動いていない。仕掛けは流れすぎても困るが真下に下りたままというのはもっと困るのだ。



結局、午前8時半まであちこちウロウロしてみたが気力がなくなり今日は終了。

そうすると、今日の1匹というのは何だったんだろうか?どうして釣れたのだろうか?
今日の時合の最後だけをギリギリ掴むことができたということだろうか?それとも、前回の神社めぐりでお参りするのを忘れていた矢の宮神社にお参りをしてから港に向かったご利益だったのだろうか?
それとも、姿の見えない何者かが、「そうか、そうか、そんなに釣りがしたいのなら3時間だけ時間をやろうじゃないか、1匹だけ釣らせてやろうじゃないか。」と僕にチャンスを恵んでくれたのだろうか・・・?
夜明けから2時間ほど、この時だけ冬型の気圧配置が一瞬だけ緩んだような気がする。日本海にあるはずの等圧線が消えている。



どちらにしても、不安定な天気という中で初釣りをボウズを免れて追われたのは幸先がよいと思っておこう。


帰宅してから、十日えびすのお参り。この時間にはかなりの北風になっていた。早い目に切り上げて今日はよかった。



今年も安全に魚が釣れますように・・・。


記録: