鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

往生際の悪いホリエモン

2006-01-25 | Weblog
 24日付けの毎日新聞夕刊によると、ホリエモンは東京地検特捜部の調べに対し、容疑を全面否認し、逮捕直後に弁解を聞く「弁解録取書など調書への署名も拒否している、という。すでに同時に逮捕された宮内亮治らは大方の容疑を認めているのに、である。ホリエモンにしてみれば、ここで容疑を認めてしまうと、フジテレビから予想される損害賠償の訴えや、株主からの株主代表訴訟に負けてしまい、再起不能となることを恐れてでもいるのだろう。
 しかし、会社の業務執行で社長が知らなかったとか、結果として違法行為に手を染めた場合、罪の認識がなかった、では済まされないだろう。どの道、損害賠償の裁判は10年、もしくはそれ以上かかるだろう、その間にライブドアにおいてホリエモンが復活することはあり得ない。だとしたら、容疑を認めて、すべて精算し、出直した方がよくはないだろうか。
 まあ、一旦犯罪者になってしまうと、日本の社会では浮上するのは難しい。だから、徹底抗戦しよう、ということなのだろう。ただ、いかにも勝ち目はない。このあたりの見通しを相談できるような人はいないのか。いれば、ここまえ暴走しなかったことだろう。ホリエモンは広さ3.5平方mといわれる独居房のなかで一生懸命、地検への対応を考えていることだろう。家賃月220万円という六本木ヒルズとの落差を噛みしめていることだろう。
 新聞、テレビは引き続き、ホリエモンを大々的に取り上げている。マスコミで以前から大きく取り上げたことが、ホリエモンを増長させたわけだが、まるで贖罪しているかのようにホリエモンの生い立ちを含めなぜこんな事態を引き起こしたのか、を克明に追っている。
 視聴率がとれるテレビはともかく、新聞はもう、ホリエモンを取り上げるのを止めてほしい。取り上げれば取り上げるほどホリエモンは増長する。ホリエモンは普通の人の神経を持ち合わせていないんだから。
 日本で二番目に嫌いな男、ホリエモンが凋落して、ざまあ見ろ、と思っていたら、昨日食べた幕の内弁当で食当たりを起こし、おかげで今日は散々だった。他人の不幸をそんなに喜ぶものではない、ということか。


コメント
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