鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

寝た子を起こす小泉首相

2006-01-05 | Weblog
 小泉首相が4日の年頭記者会見で、またぞろ靖国参拝問題について発言し、中国韓国から反発を買った。全く反省の色がなく、何度でも同じ発言を繰り返し、小泉首相の頭の中はどうなっているのか、ぶち割って中を覗いてみたいくらいだ。
 年頭の記者会見が元旦、もしくは2日でなく4日になったのも変だが、案の定、靖国参拝について質問が出た。ここへきて米ブッシュ大統領も日中間が冷え切っているのを懸念している、と伝えられているからだろう。小泉首相は周囲が気にしていることなどいささかも顧慮していない、との風で「外交問題にならない」と正当性を強調、「外国政府が心の問題にまで介入して外交問題にしようとする姿勢は理解できない」と従来からの主張を繰り返した。外交問題にしない、というのなら、こうした発言は少なくとも公式の場ではするべきではないだろう。
 いまは何事も瞬時に世界に伝わるし、国内のマスコミを相手にした記者会見でも通信社を通じて海外も即座に反応する、こんな基本的なことを小泉首相が知らないわけがない。早速、韓国の藩基文外相が「日本政府の指導者が周辺国の考えに真摯に耳を傾けて正確な歴史認識を持つように願う」と反発した。新華社電によると、中国も改めて首相の靖国参拝は「中国やアジアなど多くの国の人々の感情を傷つけ、何年にもわたる中日の首脳相互訪問の中断を招いた」と批判した。
 こうなることがわかっていて、相手国の感情を逆なでするような発言を繰り返すのは一体どこにねらいがあるのだろうか。いや、実はねらいなどないのだろう。これまでと同じ何も考えず、単に頭の中に思い浮かんだことを口から声に出しただけのことなのだろう。
自らの言動がどれだけ重みをもって国内外に影響をもたらすのか、全く考えもしないのだろう。これまでと同様に単に流れに任せて、面倒なことは誰かがやってくれる、と信じきって、やってきただけのことなのだろう。こんな輩に一国の舵取りを任せてきた一国民として本当に情けない。もう9月の任期切れを待たずに一刻も早く退陣してもらいたいものだ。レイムダック、小泉よ去れ!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする