吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2008年10月14日/〈津屋崎の四季〉322:カリンの実

2008-10-14 05:33:22 | 風物
写真①:住宅の前庭に生ったカリンの青い実
     =福津市宮司5丁目で、2008年10月13日午後4時07分撮影

 福津市津屋崎ではあまり見かけない木の実が、同市宮司5丁目にある住宅の前庭で生っているのを13日午後、目撃しました。カリン(バラ科。花梨)の楕円形をした青い実=写真①=です。

 長さ15センチほどの実が黄色く熟れるには、もう少し時間がかかりそう。一瞬、セイヨウリンゴ(バラ科)の実に似ているなと思ったら、学名の語源は〝裂けたリンゴ〟からきているそうです。

 カリンは落葉性高木で原産地は中国東部。キボケ、カラナシの異名があります。実は甘酸っぱい香りがするものの、堅くて渋いので生食には向かず、蜂蜜漬けやジャム、果実酒用に使われています。のどの炎症を鎮めてせきを止め、たんを取る成分を含んでおり、カリン酒の味は苦味がありますが、喉の痛いときに飲めば鎮咳(ちんがい)薬として効くとか。
コメント
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