吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2008年10月11日/〈津屋崎の四季〉319:津屋崎で咲くツユクサの花の色

2008-10-11 10:08:17 | 風物
写真①:「津屋崎ではよそより美しく咲く」といわれるツユクサの花
     =福津市在自で、2008年10月11日午前8時53分撮影

 その土地のよさは、来訪者によって分からされる――最近、そんな機会が相次ぎました。

 その1。
 「津屋崎の町並みは、路地から海が見通せるようになっていますね。『まちおこしセンター』も、通路から海が見通せる設計にしたらどうでしょう」

 08年2月6日から福津市が行った「まちおこしセンター(仮称)基本計画検討ワークショップ」で、ファシリテーターを務められた牧敦司さん(福岡市の醇建築まちづくり研究所所長)の指摘です。

 いつも、海が街のすぐそばにあると思う津屋崎に住む私たちには、思ってもいない気付きでした。

 その2。
 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(略称・「海とまちなみの会」)が08年7月19日、福津市文化会館で開いた講演会で、「〈津屋崎千軒〉まちおこしへの提言」の演題で講演された西村幸夫・東京大学教授は「カブトガニがいたり、カメの産卵する所があったり、クロツラヘラサギがいたり、干潟があったり、ものすごく豊かな自然がある。自然環境と歴史的環境が、すごく身近にあって、両方とも歩いて行ける距離で楽しめるところはなかなかない」と絶賛されました。

 江戸時代から栄えた〈津屋崎千軒〉と呼ばれる歴史的な町並みの貴重さはよく耳にしていますが、「手付かずの自然がすごく近くにあり、豊かな歴史も残っている」という自然と歴史の2点セットが残る素晴らしさに、目を洗われる気持ちがしました。

 その3.
 10月9日に開いた「海とまちなみの会」の役員会で、聞いた話。9月26日、埼玉県や東京から津屋崎の「義民六人士」ゆかりの地を訪れた女性3人組をボランティアガイドした女性の役員さん2人の話では「ガイドの途中、津屋崎のツユクサは群青色をしていますね。東京などでは空色で、こんなに美しくないと言われた」という。

 私も朝の散歩の際、露に濡れたツユクサ(ツユクサ科)の花=写真①=があまりに綺麗だなと感じることがありました。そうか、自然豊かな津屋崎の花はよそより美しく咲くのか、と知って嬉しくなりました。
コメント
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