写真①:風格のある白壁にお茶屋さんの屋号「ヤマヤ」入りの蔵
=八女市福島地区で、2008年9月28日午後1時48分撮影
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(略称・「海とまちなみの会」)の町づくり先進地視察団の一員として、9月28日に散策した福岡県八女市福島地区で、様々な町家の美を観ることができました。
本町の「市横町町家交流館」南隣にあるお茶屋さんの蔵は、風格のある白壁がすてきでした=写真①=。江戸時代末期・慶応3年(1867年)の創業以来、ヤマヤの屋号で茶舗を営む「許斐(このみ)本家」の蔵で、近くにある茶舗も2階建ての町家で、表通りに面した格子戸が老舗の歴史を感じさせていました。
次に目に留まった町家のベンツ車庫=写真②=には、ウーンとうなってしまいました。妻入りの入母屋造り、漆喰塗込の大壁からなる「居蔵造」の古い町家の中に、ドイツの名車・ベンツがしっくりと納まっている雰囲気がいいですね。
写真②:しっくりと納まっている雰囲気がいい町家のベンツ車庫
=八女市福島地区で、9月28日午後2時45分撮影
なんとも嬉しかったのは、町家を活かした新聞販売店=写真③=があったことです。津屋崎千軒にある各新聞社の販売店も、町家の店構えにして統一感のある町並みづくりに協力してもらえると、ありがたいな、と思いました。
写真③:「居蔵造」の町並みに溶け込んでいる町家を活かした新聞販売店
=八女市福島地区で、9月28日午後2時33分撮影