羅臼平からハイマツ帯を登っていく。だいぶ高度を稼いだのか、羅臼平にいる登山者が豆粒のように見えていた。そして、知床連山の三ツ峰が大きく見えるようになっていた。

登山道の周りには、コケモモが群落で咲き乱れていた。

羅臼岳山頂の岩稜帯が大きく見えてきた。

三ツ峰よりさらに奥にあるサシルイ岳、オッカバケ岳等も見えてきた。知床連山が全て見通せるほどのいい天気だ。

10:20。岩清水に到着する。岩の隙間から冷たい水が滴り落ちている。白っぽいのは、湿気が多いからだ。雪解け水が、岩を伝わってここまで流れおちているようだ。

ここから最後の岩登りが始まる。

岩場のあいだの僅かな地面には、チングルマ、エゾノツガザクラ等が群生している。

エゾコザクラ。本州で見られるハクサンコザクラよりは小ぶりだが、同じ種類だ。


岩場の僅かな隙間に、このような可憐な花がいたるところで見られる。



もう一頑張りで頂上だ。

こんな所でシャクナゲも咲いていた。たくましいものだ。

11:00。羅臼岳1661mの山頂に到着する。登ってくるときは気にならなかったが、山頂は、オホーツク海から吹き上がってくる風が強く立っているのもやっとだ。これで、82座目の百名山達成になった。

山頂から南を見てみると、羅臼湖があり、そのはるか先には斜里岳らしき山並みも見える。

西側に見える街並みは、ウトロだ。オロンコ岩も見える。

東側に見えるのは、羅臼の街並み。そして、海の向こうの島影は、国後島、択捉島である。

風をよけて、岩かげで昼食にした後、下山を開始する。

ハイマツ帯の中を下って行く。

羅臼平を抜け、再び大雪渓を下ることになった。アイゼンがないので、やや心配だったが、踏み跡がしっかりできていたので、踵から慎重に降りる。


急斜面から緩斜面に入ると、走って下って行っても大丈夫だ。

同行したNさんが可愛い雪だるまを作る。

下山途中、望遠レンズで覗いたのは、知床五湖だ。ビジターセンターや高架木道、観光客も見えた。この高架木道からなら、安全にヒグマを観察することが出来るのだ。

14:45。ヒグマに会うこともなく、無事登山口の「ホテル地の涯」に到着する。次の宿まで60キロ以上あるので。そのまま車に乗り込んで先を急ぐ。帰り道、キタキツネが道路をとぼとぼ歩いてきたのに出くわす。

最後にもう一度振り返って、羅臼岳をはじめとする知床連山の姿を目に焼き付けた。ヒグマの生息地から、ここでサヨナラだ。

帰りの国道から、ウトロの港、オロンコ岩が見える。

山の上のほうでは、エゾシカが悠々と草を食べている。

16:53。斜里町までやってきた。広い畑の向こう側に斜里岳が良く見えていた。この日は、清里温泉「ホテル緑清荘」に宿泊する。

2015北海道登山:3日目斜里岳「前半」に続く。

登山道の周りには、コケモモが群落で咲き乱れていた。

羅臼岳山頂の岩稜帯が大きく見えてきた。

三ツ峰よりさらに奥にあるサシルイ岳、オッカバケ岳等も見えてきた。知床連山が全て見通せるほどのいい天気だ。

10:20。岩清水に到着する。岩の隙間から冷たい水が滴り落ちている。白っぽいのは、湿気が多いからだ。雪解け水が、岩を伝わってここまで流れおちているようだ。

ここから最後の岩登りが始まる。

岩場のあいだの僅かな地面には、チングルマ、エゾノツガザクラ等が群生している。

エゾコザクラ。本州で見られるハクサンコザクラよりは小ぶりだが、同じ種類だ。


岩場の僅かな隙間に、このような可憐な花がいたるところで見られる。



もう一頑張りで頂上だ。

こんな所でシャクナゲも咲いていた。たくましいものだ。

11:00。羅臼岳1661mの山頂に到着する。登ってくるときは気にならなかったが、山頂は、オホーツク海から吹き上がってくる風が強く立っているのもやっとだ。これで、82座目の百名山達成になった。

山頂から南を見てみると、羅臼湖があり、そのはるか先には斜里岳らしき山並みも見える。

西側に見える街並みは、ウトロだ。オロンコ岩も見える。

東側に見えるのは、羅臼の街並み。そして、海の向こうの島影は、国後島、択捉島である。

風をよけて、岩かげで昼食にした後、下山を開始する。

ハイマツ帯の中を下って行く。

羅臼平を抜け、再び大雪渓を下ることになった。アイゼンがないので、やや心配だったが、踏み跡がしっかりできていたので、踵から慎重に降りる。


急斜面から緩斜面に入ると、走って下って行っても大丈夫だ。

同行したNさんが可愛い雪だるまを作る。

下山途中、望遠レンズで覗いたのは、知床五湖だ。ビジターセンターや高架木道、観光客も見えた。この高架木道からなら、安全にヒグマを観察することが出来るのだ。

14:45。ヒグマに会うこともなく、無事登山口の「ホテル地の涯」に到着する。次の宿まで60キロ以上あるので。そのまま車に乗り込んで先を急ぐ。帰り道、キタキツネが道路をとぼとぼ歩いてきたのに出くわす。

最後にもう一度振り返って、羅臼岳をはじめとする知床連山の姿を目に焼き付けた。ヒグマの生息地から、ここでサヨナラだ。

帰りの国道から、ウトロの港、オロンコ岩が見える。

山の上のほうでは、エゾシカが悠々と草を食べている。

16:53。斜里町までやってきた。広い畑の向こう側に斜里岳が良く見えていた。この日は、清里温泉「ホテル緑清荘」に宿泊する。

2015北海道登山:3日目斜里岳「前半」に続く。