とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

2015-07-09 23:24:36 | 映画


チェック:ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンをはじめキャプテン・アメリカやハルクなど、マーベルコミックスのヒーローが一堂に会するアクション巨編の第2弾。アイアンマンことトニー・スタークが完成させた人工知能“ウルトロン”の暴走に端を発する、ヒーローたちによる愛する者たちを救うための戦いをダイナミックに描く。監督は、前作でもメガホンを取ったジョス・ウェドン。共演にはスカーレット・ヨハンソンら続投組のほか、ジェームズ・スペイダーらが新キャストとして参加。ヒーローたちのバトルやドラマに引き込まれる。(シネマトゥデイより)

ストーリー:人類の危機的状況を何度も打破してきたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、平和維持システムとしての人工知能“ウルトロン”を誕生させる。人類を脅威から守るために完成させたウルトロンであったが、平和を脅かす唯一の存在は人類だと結論付け、抹消しようとする。(シネマトゥデイより)

お馴染みマーベルコミックのヒーロー勢ぞろい映画の第2弾だ。今回登場するヒーローたちは、アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、クイックシルバー、スカーレット・ウィッチ、ヴィジョンともうやたらに多い。これらのヒーロー、ヒロインが入り乱れて人工知能“ウルトロン”と対決するストーリーである。最初から最後まで、ド派手なアクションシーン満載で、何だか音がやたらに大きく、もの凄いCG映像をこれでもかこれでもかと見せつけられたような感じだった。特に、都市が丸ごと地上から浮き上がっていくシーンなどを見ると、もう何でもありなのだと思い知らされた。昔は、実写では不可能と思われた映像も、今は簡単に作れてしまうのだ。だんだんCGの映像に慣れてしまうと、感激もしなくなってしまうのが恐ろしい。

ストーリー自体は単純なもので、人類を抹殺しようとする人工知能に、アベンジャーズのメンバーが協力して立ち向かいやっつけてしまうというだけの話だ。それぞれのヒーロー、ヒロインは個々で主役をはれるキャラクターばかりで、全員揃ってしまうと、それぞれの魅力が薄まってしまうような気がする。オールスター登場で喜ぶ人もいるだろうが、個人的には、特定のヒーロー、ヒロインに焦点を当てたストーリーのほうが好きだ。どちらかというと、スカーレット・ヨハンセン演じるブラック・ウィドウとハルクの関係を焦点にした作品を見てみたいと思った。

見ていて気になったのは、大きな都市のなかでハチャメチャに行われる戦闘シーンだ。アイアンマンやハルクが大暴れする度にビルや橋、車、列車が滅茶苦茶になっていく。被害にあった一般市民を救助に向かうシーンが出てくるが、あれだけ街が破壊された後で助けに行っても、既に多くの市民に犠牲が出ていてもおかしくない。ヒーローといっても、実際は破壊者と変わりないのである。悪いやつをやっつければハッピーエンドでめでたしめでたしというのが納得いかない。最近のアメリカ映画は、大雑把すぎて映像の凄さだけが突出して、内容があまりないというのが多くなったようだ。このシリーズも続編があるようだが、続編も同じようなものになってしまうのだろう。