とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

新しい山岳保険制度「やまきふ共済会」

2015-07-08 20:49:33 | 山登り
登山をするようになって遭難事故を起こした事は、まだ一度もないが、今後も何事もなくすごせるのかは分からない。もしもの時の為に、山岳保険にも入っておかなければならないと思っていたのだが、最近「やまきふ共済会」という山岳保険ができたそうだ。

「やまきふ共済会」とは、山岳遭難対策のための活動を行う一般社団法人山岳寄付基金が創設した制度で、「遭難救助活動費用の地元自治体の公費負担」「山岳保険の加入率の向上」「登山計画書作成率の向上」の3つの問題を軽減し安全に楽しく登山をするための会員制のサービスである。

一般会員になると、年会費4,000円で、救援者費用保険(上限500万円)が、入会と同時に付与される。入会方法は、やまきふ共済会のウェ ブサイトから簡単に申し込みができ、すぐに補償を開始することができるそうだ。また、上記の救援者費用保険で補償対象外となる、雪山登山中やクライミング中、あるいは、病気や道迷いによる遭難事故であっても、登山計画書を作成し、やまきふ共済会のウェブサイトから「登山計画書作成通知」をした場合には、追加負担ナシで給付対象となるのが画期的だ。

「登山計画書作成通知」とは、やまきふ共済会に作成した事実を連絡するという事で、警察などへの届け出を代行してくれるという訳ではない。登山届を作成し、警察や登山口に提出したり、家族に渡しておくという事を「習慣づけ」して欲しいという思いから、あえて追加された特典だという。もちろん、実際に遭難した場合、登山届を作成してないとこの特典は適用されない。

また、年に1回くらいしか山に行かない人の場合であれば、「やまきふワンタイム」という制度もある。日帰り登山から3泊4日までの短期間が対象で、660円~1600円で入会もできる。

この制度の目的は、登山愛好者による登山計画書の作成・提出を促し、より安全に登山が楽しめる環境づくりに貢献するという事だ。そして、年会費4,000円のなかの一部を、遭難救助費用や登山道整備などの遭難防止費用等に活用し、将来にわたって安全で楽しく登山が行える環境づくりの為に、山岳地域の行政機関へ寄付するというのがいい。

「やまきふ共済会」の詳細はこちらから。
http://www.yamakifu.or.jp/