人類社会は、今明らかに転換期を迎えているのだがそれに気付けるだろうか。
それは激動の年をしっかり頑張りましょう・・等という年初のスローガンのような類のものではなく、
それを越えれば、まったく違った世界に移行するとでもいうような「転換」なのである。
「転換」とは一気に現象化するとか、短時間で姿かたちが変わってしまうとか、あっという間に様変わりするようなものであり、別の意味ではカタストロフィーのようなものかもしれない。
カタストロフィー・・は破局とも訳されるが、必ずしもそういう良し悪しを含む感情的なものではなく、多分言い得ていると思われるのは、
歪の一気の解消、あるいは清算、一つの幕引き、ご破算、成就、生誕、死、飛躍、等のような、後戻りができない変化、不可逆的相転換のようなものだ。
人それぞれのマクロ的、あるいは最大公約数的な集団投影であるところの地球人類意識が、必ず通過するべきある瞬間を迎えつつあるということでもある。
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どこにそのような兆しがあるのだろうかと訝る向きもあるかもしれないが、
実は兆しという段階をとうの昔に超えてしまっているのだということに気付けるだろうか。
現状で云えば、後はほんの何かのトリガーによって一気に急展開するような時期に差し掛かってきたという事である。
それは例えば、氷が0℃を超えて溶け出し水に転移し始めている状態であり、ゴムがギリギリまで引っ張られて千切れる瞬間であり、コップの中の水が増えてゆき、あとほんの数滴で器からあふれ出す瀬戸際であり、また今までそうだと信じ込んでいた価値観が、何かの切っ掛けで大きく一大変化せざるを得ない状態である。
それは飽和点、転換点ともいえる特殊な状態のことだと言っていいだろう。
今はそういう特殊な時であるのは間違いがない。
人類と地球環境、そしてそれを取り巻く宇宙環境含む色々な側面でそれが観察される。
そして、そのすべての側面が”人類の意識”に大きくかかわっていることに気付けるだろうか。
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(以下の内容は当然ながら商業ベースの情報、あるいは教科書などには載っていないが、多くの文献や昨今のインターネットサイトでキーワード検索ができるものである。)
それはまたアトランティスやレムリアそしてムーと言われる古(いにしえ)の超古代文明の転換点とも相似しているのである。
12000~13000年ほど前にあったと云われているアトランティス文明に関して有名なのは、ギリシアのプラトンがエジプトの神官から伝え聞いたといわれる書物の記録であり、かつてその文明はジブラルタル海峡の先にあったというものである。
現在大西洋のそのエリアと思しき所は、アゾレス諸島、マデイラ諸島、カナリア諸島がある。アゾレス諸島にはコモド・ドラゴンという名の恐竜の生き残りが生息している。地殻変動でその海域を含む陸地が没したのだとすればなるほどとも思われる。
良く引用される下の地図は、17世紀のドイツの教会の司祭であり科学者であったアタナシウス・キルヒャーが出版した書籍の中のものとされる。
当時の教会はその権威からして様々な情報が集まるところでもあり、また彼の業績からして文学者、童話作家でもなく科学者であったところが面白い。17世紀以前にもアトランティスに関する伝承や記録の断片等があり、かつ当の本人が強い興味とひょっとして魂レベルでのノスタルジックな思いを抱いていた可能性もあるだろう。そうでなければ当時の権威筋でもある教会の司祭が、このようなものを敢えて出版するわけがないとも思われる。
下の地図で大陸が肉厚、アバウトに描かれている理由は、その詳細が不明だったからだと思われるが、しかしながらアゾレス諸島やカナリア諸島と思しき島は17世紀にはその詳細が知れていたはずであり、ひょっとしたらそれらの諸島は当時地図にあるように実際には小大陸のようなものであったかもしれない。
それが海没して今の切れ切れの諸島群となり、大西洋中央にある大きな陸地はそのほとんどが海に没したとも考えられる。大西洋の真ん中には中央海嶺というマグマの湧出ラインがあり、またその海嶺は地殻変動や地震の巣であるため、この直上にある大陸がすっかり沈んだことも頷けるかもしれない。
リーディングで有名なエドガー・ケーシーは、北米のマイアミ沖のバミューダ海域、魔の三角地帯とも呼ばれる場所にアトランティスの文明の一部が発見されるだろうと予言したが、事実そのエリアの海底にある種のピラミッドやら石造りの都市跡、道路のような遺跡が発見されたとも言われている。
またエドガー・ケーシーはアトランティス文明にかかわる無数のリーディングを残している。彼はそのリーディングによって、数多くの治療や問題解決等の成果を上げており、その情報取得能力からして、かなり信憑性がうかがえるわけだが、現代人の多くがかつてアトランティス時代にも転生していたとも言っている。
ちなみに、このような文章を変な常識観念から排除せず、普通に読んでいる読者は相当な転生記録を潜在意識に持っていることを・・うすうすでも感じているかもしれない。
またアトランテュスとは直接関係がないかもしれないが、古代文明からの情報が残されている可能性があるものとして、16世紀の海軍軍人ピリ・レイスのものと云われる古代地図がある。その地図には氷で覆われていて中身は見ることのできないはずの南極大陸の北岸の正確な形が記されているのである。
公式には、南極大陸が発見されたのは19世紀であり、内部の大陸の地図が作成できたのは20世紀初めなのだ。またそのピリレイスの地図は、地上で測量して作り上げたものではなく、地上はるか上空大気圏外から俯瞰した眺めからの描写図法である。有史以降ではそれを可能にする人工衛星やシャトルは20世紀の後半以降である。
また現代文明のみが唯一のものだとする表面的、時系列的な狭い観点からすれば、このようなあり得ないような遺物のことをオーパーツ(out of place artifacts 場違いな工芸品) と呼んでいるようである。オーパーツとは要するに現代文明以外の地球の古代文明あるいは地球以外の文明との関わりを示す遺物のことである。
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古代、超古代に関する様々な伝承や記録等が残されているわけだが、その超古代文明あるいはその大陸は現在この次元世界に存在していないがゆえに、全てが断片的な状況証拠に過ぎないとされ、公式な歴史の中には出てこないのは致し方がないが、それが存在しないとする判断もできるわけがないのである。
かつてあったとされるものが今存在し知覚されないために、単なる架空の伝承、おとぎ話のようなものとされているわけであるが、ある意味で火のないところに煙は立たないわけで、なにがしかの古代文明は存在したと考えるほうが妥当なのである。
実際古代文明や宇宙的な文明の存在には、何がしかを肯定する理由や証拠はあるが、否定する理由や証拠はないのである。否定する理由は唯一「そんなことはあり得ない」とする先入観念・その時の常識観念だけなのだ。
またそれらの古代文明は一夜とは言わないまでも、極めて短い期間の間にこの世界から消えてしまったとされており、その物理的変化を言うならばカタストロフィー的な文明崩壊である。徐々にゆっくり、そしていつの間にかではなく、あっという間の極めて短時間なのである。
短時間という事は、すなわち時空間の変化率の激しいことを意味するわけで、変化率が激しいという事はエネルギーが増大しているとも言えるのである。これは単にスピリチュアルな物言いだけではない。
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余談だが、これを運動系で類推してみると、
V =dX/dt (V:速さ、X:空間距離、t:時間)であり、
物の(運動)エネルギー Eは、1/2×M×V×V
つまりエネルギーは、E=1/2・M・(dX/dt)・(dX/dt) ということなので、
エネルギーは時間に2乗で逆比例する。すなわち時間が短縮するという事はエネルギーが2乗で増大するということであるし、またその逆エネルギーが増大すれば、時間は逆二乗で短縮されるということでもある。
こういう数式は単にエネルギーと時間の直観的な理解のためのものであるが、
確かに、今の時代の特徴はあらゆるものが目まぐるしく変化しているということであり、それは何も偶然にというわけではなく、また文明の利器の進展に沿ったというわけでもなく、
実際に何かのエネルギーが増大しているということでもある。
それはある側面からの説明では、銀河中心方面からの放射エネルギーとか、あるいは高次元からのエネルギー降下とも言われているのだが、いずれにしても今この地球あるいは太陽系も含めて何がしかの急激なエネルギー増大があるようである。
それはまた、意識~想念~エネルギー~物理現象(表現) という流れから言えば、
要因方向である・・・意識~想念の方の大きな変化を意味しているのである。
従って人類にとって本来は物理的なエネルギーの変化だけが主題ではなく、その元にある意識、想念の方の要因が最重要であるということだ。
ここが肝心要なところである。
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アトランティスやムーの文明の最後に関する伝承に共通するのは、短時間のカタストロフィー的な崩壊であると同時に、その時期が大体約12000~13000年前とされているところである。
12000~13000年という直線時間は、ちょうど地球の歳差運動の周期、25600年の1/2に当たっている。これもたまたま偶然とすることで事なきを得るわけにはいかないかも知れない。地球固有のもっとも長い周期、それが歳差運動の1めぐりなのである。
これはエジプトのピラミッドに内在する情報等からも得られる大周期なのだ。
これはおそらく25600年の1つの呼・吸、陰陽サイクル、あるいはこの惑星の次元形態の一大変化サイクルであるとも考えられるのである。それはまた朝・昼・晩・夜、 春・夏・秋・冬、そのような地球上のサイクルの最大公約数的なものと云うことが出来るだろうか。
今はちょうど、夜から朝に、冬から春に該当しているようであり、またそれは約6500年を1区切りとするある意味で、起・承・転・結の最後、結~起にあるとも言えるだろう。
敢えて言えば、地球という惑星意識も、その上に存在する意識的存在たる人間、動植物も唯偶然にいるわけではなく、まるで魂の体験によって、それそのものを進化・開花せしめるべくしつらえられた学び舎なのである。
それが今大きく変わろうとしているというのが実際のところであろう。
世間の騒ぎや世界の騒乱、金融戦争やら物理的闘争、経済収支の破綻やら、嘘も騙しも見境がなくなった政治経済状況に関しても、その元にあるのは、
人類の想念の、どこか何か、突き動かされざるを得ないような衝動が原因であると思われる。
そして、その下地にあるのは「大いなる意識」からの次なる進化への促しであり、またエネルギーの増大なのであり、現象変化,展開にかかわる時間自体の収縮でもあるのだ。
潔く、その大いなる波動に素直に乗れば良し、あるいはまた幾多の古代がそうであったように、頑なな個我執着(エゴ)の重さで沈むこともままよ、またその文明あるいはそれを構成するそれぞれの意識達の選択なのである。
しかしながら、いずれにしても、何がどうであっても、
それぞれの<わたし>達が行なうべきは、常に穏やかで潔くあることであり、心魂の磨き、たゆまぬ精神の向上努力であることだけは確かだと言えようか。
それが道である。
本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。