気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

意識の話(30)マインドで出来た世界

2017-09-19 07:20:09 | 真我実現シリーズ
宇宙、世界、森羅万象すべてが”意識”である、と、
聞いたことがあるかもしれない。

どういう意味だろう?
すべてが意識・・?
すべては、目に見える物質ではないのか?

意識とは何かといえば、”何かを意識する、気にするなど”
英語では、Awareness(注意、意識する)、consciousnessともいわれるもの。
焦点を合わす、あるいは波長を合わすという意味もあるだろう。

まず、確かに、
人間社会においては、すべてが意識・・・であるといえる。

なぜなら、
意識から、その派生である無際限のこころが生まれる。
こころ、マインドがすべてを作り上げているからだ。
ビルも車も、社会制度も、ジェット機も橋も、何もかも、
もとは人間の思考、設計によってできている。
素材は地球にあるものを使っているだけで、
思考、思い、それを秩序立てた「設計」によってすべてが作られている。

その根本にあるのが「意識」なのである。

ここで「こころ」というのは、「人間の精神の働き」とされているが、
それはつまり、”意識”から生ずるのだ。

例えば、
あなたが、何かを見た・・・⇒、それに関する様々な思いが生じる。
何かを聞いた・・⇒、それに付随する様々な感情が沸き上がる。
何かを想像した・・⇒、関連するいろいろなイメージが生じる。

つまり、
”意識する”することで・それに関する”思い”が生じるのである。
これを「マインド」の働きと言っている。

日常の生活、生きて活動しているとは、まさにそれなのだ。
”意識”とその派生である思いや感情、の、その無際限の連続生起なのである。

つまり生きていることは、実に、
”こころ・マインドで充満”している中にいるということなのだ。

気づいていただろうか?

あたり一面様々な「物質」で作られているように見えて、
本質からいえば、・・・
あたり一面・・マインドの充満なのである。

宇宙では、物質が勝手に運動しているって?
物しかない、唯物世界だって?
その換算の、お金がすべてを決めるって?
人間は物質だから死んだら終わりだって?
どこかの大統領が人類の幸せを決めるだって?

もういい加減、騙され続けるお馬鹿はやめたほうがいい。(笑)

肉体の五感感覚を通じて、
何かを見る、聞く、味わう、嗅ぐ、触れる・・ということは、
単に、見る、聞く、味わう・・ではなく、

つまり、何かに”意識”を向けるということなのだ。
見る、聞く、味わうという感覚の違いは、
単に意識を向ける、そのベクトルの種類・・のようなもの。

そして、
あなたが意識を向けるから・・・”同時に”対象が現れて、
同時に、さまざまな想念、マインドが生じる。
そしてそのマインドの形を意識的に変えることによって、
さらに、その対象が様々に変化、デフォルメされるのである。



たった1枚のDVDの中に、時空物語、歴史絵巻が記憶されている。
同じように、あなたの魂意識には無数の記憶があるからこそ、
今、ここで生きている・・と気づけるだろうか?

どのような世界も、マインドで創られている。
かような、変化や多様性しかないマインド幻想世界で、
何をもって、そこに必死になる必要性があるのだろうか?
いいや、ありはしない。

いまはもう、
物質などという幻想のかたちの中に閉じていた
「わたし意識」の殻を、静かに蹴破り、
まず、この観点にまで自らを上昇させる必要がある。

上昇とは時間・空間の物質次元でのことではなく、
それを超えた、魂意識、気づきレベルでのことである。


例えば、迫力や歴史という奥行きがあると感じる映画も、、
それを記録したDVD自体には時間も空間もないように、

実にリアルこの上もないように見えるこの世界も、
普遍的な意識に生じるマインドの物語なのである。

マインドは常に変化変遷するために、
世界は無数に表れては消えてゆく、
数千年も、数万年も、いや何十億年も、

マインドを生み出す・・意識から見れば、
マインドを含み、生み出し、したがってそれを超えている意識からすれば、

ほんの一瞬にもならない。

そして明らかに、それを忘れ、思い出す道すがらの、
あなたやわたしたちは・・・その無限の意識・・そのものである。

それを本当のわたし・・真我と呼んでいる。

わたしとは何か?・・・
それを問うのは誰か?
永遠に、
わたし・・しかいなかったのだ。






意識の大海に生じる波紋・・想念で宇宙が創られる。
物質なるものは、その一定範囲の振動率の・・「意識」の波動である。