弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

裁判員制度への嫌がらせ?

2009年05月08日 | 法律情報
裁判員制度については、まもなく実施予定ですが、各方面から「反対」の声が上がっているのは、色々なニュースで報じられている通りです。

が、今日見つけたのは、悪質な嫌がらせとも言うべきものです。

(以下、引用)
先月下旬から今月上旬にかけ、東京都千代田区の最高裁と法務省、東京地検に裁判員制度に反対する文書計数十通が郵送されていたことが8日、分かった。一部には漂白剤とみられる液体が同封されており、警視庁が捜査している。
 警視庁捜査1課によると、文書にはワープロ打ちで「裁判員制度を廃止しろ」との文字が紙面いっぱいに書かれ、裁判員制度の広報用キャラクター「サイバンインコ」をやゆするイラストも描かれていた。
(引用終わり)

記事へのリンク


反対運動を行うこと自体は禁止されませんが、この様なやり方はいけませんね。



ところで、裁判員制度について、どの程度の弁護士が協力するのでしょうか?
私の周囲では、「そもそも裁判員制度の対象となる刑事事件については、受任しない(弁護士会に登録しない)」という対応をされている方が結構多いのですが。。。
国の政策(司法改革)として、弁護士業務に自由競争の原理を導入した以上、費用対効果の観点から、裁判員制度の対象となる刑事事件を受任しないという選択をした弁護士を非難することはできないと個人的には思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする