リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

歴史評論2件

2012-08-18 22:31:43 | その他
 こんばんは。今日は多摩川の花火で、軽く面白かったですが、不愉快なことに、この2,3年、いい席は金持に独占されるんですね。1席5000円なり。いったい、自治体に河原の入場料を取る権限なんてあるのかね。
 自治体って、東京側が世田谷区で、神奈川側が川崎市。
 ホームページにありますように私は川崎市民ですが、川崎市といえば、日本中で一番裕福な市。(世田谷も東京でさえ金持区)
 それで貧乏人にも目もくれず5000円徴収とはどうゆう了見だ。
 ま、そうゆう了見で、一時川崎市は革新だとか言われましたんですが、それは革新ぶるのが都市住民には賞賛に値いしただけで。 いまじゃ、時代は変わり、都市住民はプロレタリアーのくせに資本家ぶるのが賞賛に値いするんですな。 ま、それが好きなら勝手に飢えて死ね。 自業自得だ。
 あ、本音をいってしまった。

 ともかく今日は、1ヶ月ぶりに土日連休。らくちんでうれしい。
 私が政権取ったら、まずとりあえずは土日連休を法制化するのですが。
 「そんなことされたら食ってけないだろ」 という1日換算の最低賃金労働者のご意見はわかりますが(資本家のご意見はわかりません)こうゆうのは相対的な状況でして。
 おそらくお気づかれてるように、資本家は、安い賃金でも雇われにくる人間がいるから賃金を安く設定する。
 くやしかったら事務仕事に東南アジアから人連れてきんさい。できゃしないし。
 事務仕事は日本人だからやれる。今6日働いてようやく生きていける賃金は、だれもが5日しか働けなければ、とりあえず12%アップせざるを得ない。そうでないと人間、生きてけないからね。
 もちろん資本家はそれではやっていけないとかいうだろうが、要するにサービス業はそれでいいのさ。代替業務がないからね。
 じゃあ、製造業労働者は、って、製造業フルタイム労働者は最低賃金じゃないすよ。
 最低賃金は製造業パート労働者。ところでパートはパート。でしょ。(ちょっと、怒ってたりするわたし)なにそれいわせん。

 さて、どちらかというと八つ当たりな発言後(こうゆう事情の齟齬は、正しいことを前提にして他の条件を変えていくものなのだよ、諸君)、本日は、軽い感想2件。

 1件目が「世界単位論」なるわけのわからぬエッセイ。
 日本の誇るはずの京都大学名誉教授が説いた、「世界は地理気候でそれぞれの地域でまとまりがあって人はそのまとまりで生きるのが幸せだから、これから未来もそうなればいい」ってまあシンプルにいえばただのバカでしょ。こんなの名前も出すのも恥ずかしいからやめといてあげるけどなにが京都大学だね(もう年寄なのね。後期高齢者。年寄は、言っても他人の論旨は追えないのだよ。といってバカなわけじゃない。自分の意見はいえるの。日野原 重明みたいなもんね。そういうのと関わるのはお互い時間の無駄。ま、具体例をあげとくと、じいさんによると中国のまとまりは地理気候じゃないの。儒教だって。それって小学生以下の論理構成ね。中学生なら論理が一貫してない=実は初めからない、って気づくさ)。
 
 実はそんなのは時間の無駄で書くの止めようと思ったんだけど、事情で、世界の誇る元コレージュ・ド・フランス教授、フェルナン・ブローデル、「歴史入門」を読んで、なんも変わらんバカさ加減。
 どうしようもなさ典型2件でちょうどいいかと。
 じゃ、例ね。すぐ、その本のアタマ。「人口の干満は人が触れられない干満だ」ってさ。
 はあ? 日本の名も知れない歴史学者はみんな、日本の人口は食えなきゃ結婚できないし、できちゃったら堕胎で調整されてきた、っていってますが。彼によると、本体は病気なんだそうな。日本じゃ飢え死、って日本の歴史学者の多くはいってますがな。
 えらそうな世界史学者のフリして、知ってるのはヨーロッパ(とヨーロッパ侵略者が振りまいた)天然痘とペストだけじゃないか。(「梅毒も知ってる」って、意味なし)
 あらら、ほんとのこといっちゃって。歴史学者って宮仕えだからほんとのこといえないんだよね。
 さらに、話はついで、何を書くかというと、市場経済と資本主義は違って、資本主義は、ただの市場経済ではなく、詐欺的に金を儲ける社会パターンの謂いなのだって。
 ったく。無意味。
 詐欺かどうかなんて主観の問題じゃないか。
 資本主義発展当初、商売をしようとしたらいくらでも儲けられる状況があった、ってだけのことをいってる。
 それによって何かがわかることなどない。
 なんてところで初めの2,30ページが終わり、低レベルの本は苦痛。でもここで読むのをやめるとあとでなんか言われると、じっとがまんで読みましたが、全部そんなレベルで終了。
 モダニストが誇るブローデルっちゅうのは、結局、モダニストなのね(くちさき笛吹き男)、てなもんでした。
 
 結局、世の中には、なんとか人々を幸せにしたい人間と、笛吹いて暮らしたい人間の2通りがいる、という、いつもの結論でした。
 
   いや、ブローデルなんかよりも、1件目記載の高谷好一のほうがましなんだよ。世の中には、地理気候の条件で、生産力進化など意味なし、みたいな地域はあるんだよね。マルクス主義者その他の歴史1方向主義者はそれを認識してなんかいない。(してないんだよ、君は)。
   高谷はそれを気にかけたことだけは偉い。また、一応、エリートながら実証家で、後進国エリートがそこそこ満足してることを反映させようとしたことも、実証説明ではある。学者と思うからバカだが、資本家かウヨクだと思えば間違ってはいない(論理は別として、趣旨は)。
   
   ただ、地理気候条件というのは皆様には結論だけ書いておくと、
   まずは、先進国が共産主義の形をなすの。
   それでついてくる国はついてくるし、ついてこないところは、
   第1に、その「国」で擬似共産主義を形成し、
   あるいは他の「国」が自「国」の共産主義原理を基礎に、「援助」する。
   世界はそう流れるしかないのだよ。
   
 
コメント
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