昨日の釣り。
入渓してからは上流へ向かって上っていった釣りですが、5~600mほど登ったところで脱渓。
坂を上って道路を戻り、そこからはゴミを拾いながら車を止めた場所へと戻ってゆきました。
もうすぐ車に着くというところで、来るときにくぐってきた橋のところで大きな捕虫網を持ったお年寄りに会いました。
挨拶をすると、「やあ、さっきお二人で釣りをする姿を見ていましたよ。仲睦まじくてうらやましいなあと思っていたんです」と言ってくれました。
「捕虫網のようですが、何を捕まえているんですか?」
そう尋ねると「蝶々です」という答え。
「どんな蝶ですか」
「一文字というきれいな蝶がいるんですが、それを捕まえたくて。特にメスが貴重で美しいんです。見ます?」と既に捕まえた一匹を見せてくれて説明するのも嬉しそうです。
そういえば入渓する頃からどこかで熊鈴のチリンチリンという音が聞こえていて、二人で「釣り人かな?なんだろう?」と話していたのですが、どうやらこの方だったよう。
帰り際に気にしてみていると、大きな捕虫網を持った人が結構道路傍を歩いているました。
世の中にはいろいろな趣味の方がいるんですね。
別れ際に「熊にご注意を」と言うと、「まさに先週山の中の一本道で子熊に出会いました。子熊は急斜面を駆け上って行って、その後を母熊も上がってゆきました。崖の細い道で逃げようがなくて、いやあ怖かった」とのこと。
釣りは魚と川との出会いのつもりでしたが、自然愛好のいろいろな趣味の方との接点でもありました。
大いに自然を楽しみましょう。