北海道指折りの秘境朱鞠内湖から帰ってきました。
朱鞠内湖と言えばこれまではもっぱら冬のワカサギ釣りのポイントとして行っていて、夏に朱鞠内湖のキャンプ場でキャンプをするのは初めてです。
おまけに今回はカヤックも持ち込んで、湖上散歩と釣りも楽しもうというコンテンツ満載のキャンプです。
今回は月・火と休暇にしつつ天気を見計らって、日・月・火の二泊三日キャンプとしました。
初日の日曜日には知人も参加してわれら夫婦と3人で焚火を囲み、思い出を語りました。
日曜日に参加してくれた友人はアウトドアのベテランで、ソロキャンプも慣れたもの。
一人用のテントに一人用の焚火台、一人用のガスバーナーといずれもコンパクトに用意されていて、我々のような大荷物キャンプとは一線を画したスタイルです。
さて、ここ朱鞠内キャンプ場は朱鞠内湖に面したエリアの林間にキャンプサイトが広がるワイルドなキャンプ場。
エリア全体で炊事場もトイレも一か所ずつと、整備されつくしたオートキャンプ場からみると不便な部類です。
おまけにラジオ、音楽などの鳴り物は一切禁止。キャンパー同士の会話ですら「人の迷惑にならないように」という徹底ぶりで、聞こえるのは鳥の声ばかり。。
我々はカヤックで湖面に出たくて水面に近いサイトに陣取りましたが、湖の景色が良くて最高のロケーションでした。
日曜日の夜は快晴で、朱鞠内湖では最高の星空が見られたのと、今太陽の近くを回っているネオワイズ彗星も北斗七星の下にはっきりと観ることができました。
【写真の中央やや左下に尾を上に伸ばした彗星があるのですが】
ところがそんな暗さを求める天体観望では、お隣さんのツーマントルランタンの光がちょっと邪魔に感じてしまいます。
お隣さんも決して悪い人ではないのですが、ただランタンが明るかっただけのこと。
「ラジオや鳴り物は禁止です」と言われればキャンパーは皆それに従いますが、明るさについては何も言われていなくて、自分のランタンの明るさが他人にどう映っているかも考えた方が良いのだと気が付きました。
そんな日曜日だったので、月曜日はランタンも灯さず焚火もせず乾電池の小さな明かりで夜を過ごしました。
そしてそんな何もしない夜もまた贅沢なものですが、人に迷惑をかけないキャンプスタイルってちゃんと考えた方が良いですね。
朱鞠内湖キャンプ場。大人のキャンプ場です。