北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

コロナの悲喜こもごも ~ 釧路管内を巡る

2020-07-09 23:32:13 | フライフィッシング

 釧路出張の二日目は、管内巡りの一日。

 朝7時にホテルを出発して、厚岸、浜中、根室、別海、標津、中標津、弟子屈と管内の関係事業者さんや国関係の事務所などを巡り走行距離は約380㎞。

 途中で予定外のところに立ち寄れるような余裕がありません。事前の予定をあまりにもビチビチに組み過ぎました。

 そもそも今日の行程を一日で回るというのは詰めすぎで、次からはもう少しゆとりをもった行程にしようとおもいます。


     【根室の弁天島】

 

 管内を回っていくつかの役場も巡ってきましたが、コロナの影響もまちそれぞれに異なるようです。

 ある町では、「うちは観光にあまり期待をしていなかったので、コロナ騒動でも観光客が減って経済が一気に落ち込むということはありませんでした。逆に、政府のリモート推奨を受けて町の中に光ファイバー網を整備してくれることが決まって助かりました。
 最近の酪農はデータ管理をするのに高速のネット環境が求められますし、農作業支援の外国人を受け入れるにも『そこはネット環境は整備されていますか』ということを真っ先に訊かれます。
 かつては近代化のシンボルとなるインフラは下水道だったんですが、今はネット環境になったのだなあ、と考えさせられました」と悲喜こもごもの様子。

 また観光地を有する町の町長さんは、「観光客の減少は非常に痛くて、宿泊業界だけではなくその周辺の飲食店への影響も大きなものがあります。しかし自粛が解禁になってからは、町内や周辺自治体から泊まりに来てくれる協力が増えてきています。今後は支援策を講じて、こうした動きをさらに進めるように頑張りたい」とおっしゃっていました。

 やはり様々な最前線の人たちの声を聴くと、地域それぞれの事情が見えてきます。

 コロナウィルスの被害を受けながらもそこから立ち直ろうとする日々の営みを応援するばかりです。

 それにしても釧路の20℃は暑いなあ。明日は釧路市役所も訪問します。


   【釧路赤ちょうちん横丁】 

 

コメント
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