札幌は午前から断続的に雪が降り、10センチのほどの積雪がありました。
今年は冬の寒気団と高気圧が強いので、冬らしい天気が続きます。こうなると、日本海側は雪が多くその分釧路や道東は晴れが続くのでしょうね。
さて、いよいよ来週の23日(木)~24日(金)の二日間にわたって、釧路で「2014ふゆトピアフェアin釧路」が開催されます。
「ふゆトピア」とは、冬期の交通障害への対策など地域のくらしに密着した様々な取組に対する意見交換や、情報発信を通じて、寒冷地の魅力あふれる地域づくりに繋げることを目的としたイベントで、北海道開発局などが中心となった実行委員会が主催するものです。
本州では北陸地方整備局、東北地方整備局、それと北海道開発局という三つの地域が輪番で開催しているものですが、今年は北海道の釧路市での開催となったのです。
これまでは積雪地での開催が多く、いかに雪を克服するか、雪に耐えるかといったことがテーマとなっていましたが、釧路となると雪の問題はそれほど大きくはないということで、今回は「冬の観光の展望」が一つのテーマとなりました。
北海道の冬は雪や寒さで辛い事が多いものですが、そこに独特な風景や地域ならではの活動の魅力があればそれは立派な観光資源になり得ます。
23日には道東の冬の観光の展望をテーマにして、北大観光学高等研究センター長の西山徳明教授による講演会や、私自身がパネラーとなるパネルディスカッションもある。
実は昨年秋田市で開催されたこのイベント、本州では「雪みらい」と呼んでいるのですが、このときに私は釧路市副市長として参加していて、次回開催地の釧路市代表として挨拶をしたのでした。
しかしその時はまさか翌年もこのイベントに参加することができるとは思っておらず、不思議な巡り合わせです。
さて、積雪寒冷地には雪や寒さという地域独特の難題・課題がありますが、住まい、暮らし、ファッション、食べ物、遊びなどに知恵を発揮して人々はなんとか日々を明るく暮らしています。
そうした課題解決の知恵は、技術に裏打ちされる時には立派な積雪寒冷地の冬の文化であり価値ある財産と言えるでしょう。
肝心なことは、私たち自身が冬の暮らしの価値を面白がって、他にない事や物を売りにして情報発信をすることではないでしょうか。
北海道の冬の暮らしは、私たちが思っている以上に独特で価値あるものになりうるのだと思います。
文化も食も観光も、もっと大事にしてどんどんと発信してゆこうではありませんか。
ご来場をおまちしています。
釧路の皆さん、来週お会いいたしましょう。