北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

地域活動の助走

2014-01-04 21:39:18 | Weblog

 

 今日は午後から一緒に地域で中学校の"おやじの会"活動をしている仲間たちで新年会。

 もともとこの会を作った時の草創メンバーたちで、設立の時の苦労話や笑い話に花が咲きました。

 もう15年も続いているこの会ですが、設立当初の段階で、活動の度に参加した親と生徒による感想文をつくることや、3月にはその一年の活動記録と一年を振り返った感想を寄せた文集を作るなど、地道ながら記録を残し続けています。

 最初は「面倒くさいなあ」という思いもあったでしょうけれど、こうして毎年続けるといつしか恒例の事業にもなり、面倒くさくて大変なことをごく当たり前のこととして続けられています。

 やりっ放しにせず記録を取ってゆくことの大切さは、後になればなるほど分かってくることでしょう。

 良い慣習や癖は早いうちに形作っておいた方が良いのです。

 
     ◆   


 もう皆、子供が中学校にいる人は少なくて、OB会員として会の運営を見守ったり参加して賑わいを助けたりしています。

 この会ではOB扱いですが、そろそろ還暦という人もいます。しかし、「おやじの会ではOBでも、まだ町内会では若造だからね(笑)」と笑い合っています。

 昨年中学校の合唱部が全国大会へ行くことになった時には、期せずして地域から支援をしようということになりました。

 そこで町内会や地域の企業、OBなどへの寄付のお願いが始まり、おやじの会はもちろん、会のメンバーやOBが地域での寄付依頼に走り回りました。

「そういえばあの人は町内会長だし、あの人は銀行の関係者だったよね」

 会の関係者のOB会員が増えてゆきますが、年齢もあって次第に地域の顔役になりつつあります。

「いつか町内会長が会のOBばかりということになったりしませんかね」
「そうなると、横の連携が取りやすくなりますね(笑)」

 町内会であらためて人脈を作るのと、人脈をもって町内会へ参加するのでは気持ちの持ち方も違いそうです。

 地域活動の助走ということもあるのかもしれません。

 小さなマチならば地域の連携も強いのでしょうけれど、大都市のなかでの地域の中のちょっとしたネットワークっておもしろいですね。

 

コメント
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