昨日から妻が釧路へ到着して、今日からは一緒にカヌーを中心として道東エリアを巡る旅です。夕べはネット環境がなくてアップ出来ませんでした(汗)
午前中は釧路川河畔で行われているリバーサイドフェスティバルを見学。市の職員も混じって屋台販売など賑やかしに一役買っています。
会場の一角では釧路ブランドのししゃもも販売中。3匹で100円とはほぼ原価での提供ですが、子持ちのししゃもはとても美味しくて最高。釧路ししゃもは地元のブランド食材として売り出し中。町で見かけたらぜひご賞味ください。
※ ※ ※ ※
昼からはレンタカーを飛ばして霧多布湿原へと向かいました。今日のカヌーは霧多布湿原の琵琶瀬川です。朝の釧路は快晴だったのですが、昼くらいから雲行きが怪しくなりドライブ中は雨が降ったり止んだりの空模様です。
霧多布湿原には四本の川が流れていますが、それらが合流して港まで流れているのが琵琶瀬川。霧多布湿原で一番大きな川というわけです。今日は霧多布湿原トラストのお隣にあるペンション「ポーチ」のUさんにカヌーガイドをお願いしました。

霧多布湿原展望台の近くの道路から船を降ろして、カヌー一艇分の幅しかない支流から出発してすぐに琵琶瀬川に合流、そこからは私たち夫婦とUさんの三人でのカヌー旅です。


琵琶瀬川は川の流れが緩やかで、オールでそれなりに漕がないとほとんど進みません。しかしUさんは、「今日は上流から下流へのツアーですが、今日は風が港に向かって吹いているのでこちらのコースにしました。カヌーの進行には風の影響が大きいので、風が逆の時は港から上流を目指すコースを取るんですよ」と教えてくれました。上流に向かうなんて力がいりそうですが、風の影響の方が大きいなんて驚きです。
「霧多布湿原は草の丈が低いので、カヌーに乗っていても遠くまで見渡せるんです。釧路湿原だと林の中の水路を下るようであまり視界が開けませんが、霧多布はその辺が良いところですね」とUさん。確かに遠くまで視界が広くて、湿原を見渡せるのは面白いもので、季節事に表情を変える湿原を眺めるのにはカヌーが最適と言えそうです。

※ ※ ※ ※
Uさんは漁師の家に育ち、若い時は船に乗って漁もしたそうですが、二十数年前に東京から来た知人に影響されてペンションを始めたのだそう。その知人と会うまではゴミでも何でも平気で湿原に捨てていたUさんですが、知人を湿原に案内した際にゴミが散乱している姿を見て痛切に「これじゃいかんな」と気がついたのだそう。
「知人に『あんたたち、湿原を汚しちゃダメじゃないか』と言われたことがないんです。湿原の川の中に古い船を放置してもなんとも思わない時代もありました。でもそれではいけないんだということに、ヨソからの人を介して自分自身が気づきました」
しかしUさんは、「自分は環境原理主義者ではない」と言います。「きれいな湿原だからたくさんの人が好きになって愛してくれるから訪ねてきてくれてそれが自分たちの収入にも繋がる。だからその恩恵を与えてくれる湿原は守った方が良い。環境を守ることがなにより優先するという原理主義的な考え方には共感出来ないと思っています」
釧路にいて湿原カヌーとなると釧路川しか思い浮かびませんでしたが、霧多布湿原で琵琶瀬川でのカヌーもあると初めて知りました。
道東と一口でくくっても、その有り様は多様ですし変化に富んでいます。
道東は広いです。
午前中は釧路川河畔で行われているリバーサイドフェスティバルを見学。市の職員も混じって屋台販売など賑やかしに一役買っています。
会場の一角では釧路ブランドのししゃもも販売中。3匹で100円とはほぼ原価での提供ですが、子持ちのししゃもはとても美味しくて最高。釧路ししゃもは地元のブランド食材として売り出し中。町で見かけたらぜひご賞味ください。
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昼からはレンタカーを飛ばして霧多布湿原へと向かいました。今日のカヌーは霧多布湿原の琵琶瀬川です。朝の釧路は快晴だったのですが、昼くらいから雲行きが怪しくなりドライブ中は雨が降ったり止んだりの空模様です。
霧多布湿原には四本の川が流れていますが、それらが合流して港まで流れているのが琵琶瀬川。霧多布湿原で一番大きな川というわけです。今日は霧多布湿原トラストのお隣にあるペンション「ポーチ」のUさんにカヌーガイドをお願いしました。

霧多布湿原展望台の近くの道路から船を降ろして、カヌー一艇分の幅しかない支流から出発してすぐに琵琶瀬川に合流、そこからは私たち夫婦とUさんの三人でのカヌー旅です。


琵琶瀬川は川の流れが緩やかで、オールでそれなりに漕がないとほとんど進みません。しかしUさんは、「今日は上流から下流へのツアーですが、今日は風が港に向かって吹いているのでこちらのコースにしました。カヌーの進行には風の影響が大きいので、風が逆の時は港から上流を目指すコースを取るんですよ」と教えてくれました。上流に向かうなんて力がいりそうですが、風の影響の方が大きいなんて驚きです。
「霧多布湿原は草の丈が低いので、カヌーに乗っていても遠くまで見渡せるんです。釧路湿原だと林の中の水路を下るようであまり視界が開けませんが、霧多布はその辺が良いところですね」とUさん。確かに遠くまで視界が広くて、湿原を見渡せるのは面白いもので、季節事に表情を変える湿原を眺めるのにはカヌーが最適と言えそうです。

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Uさんは漁師の家に育ち、若い時は船に乗って漁もしたそうですが、二十数年前に東京から来た知人に影響されてペンションを始めたのだそう。その知人と会うまではゴミでも何でも平気で湿原に捨てていたUさんですが、知人を湿原に案内した際にゴミが散乱している姿を見て痛切に「これじゃいかんな」と気がついたのだそう。
「知人に『あんたたち、湿原を汚しちゃダメじゃないか』と言われたことがないんです。湿原の川の中に古い船を放置してもなんとも思わない時代もありました。でもそれではいけないんだということに、ヨソからの人を介して自分自身が気づきました」
しかしUさんは、「自分は環境原理主義者ではない」と言います。「きれいな湿原だからたくさんの人が好きになって愛してくれるから訪ねてきてくれてそれが自分たちの収入にも繋がる。だからその恩恵を与えてくれる湿原は守った方が良い。環境を守ることがなにより優先するという原理主義的な考え方には共感出来ないと思っています」
釧路にいて湿原カヌーとなると釧路川しか思い浮かびませんでしたが、霧多布湿原で琵琶瀬川でのカヌーもあると初めて知りました。
道東と一口でくくっても、その有り様は多様ですし変化に富んでいます。
道東は広いです。