北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

道東の旅三日目~裏摩周からロケ地めぐりまで

2010-09-20 23:20:46 | Weblog
 昨夜宿泊したのは川湯温泉のホテル。弟子屈町の観光案内をする『ツーリズムてしかが』に紹介されたお宿ですが、川湯温泉はどこへ泊ってもきわめて酸性の強い特徴ある源泉かけ流しの温泉を味わえます。

 このあたりは冬期間快晴の日が続くので、宿泊して夜に摩周湖まで出かけての星空見物ガイドツアーが人気なんだそう。冬の星空は星座がはっきりしてきれいですし、標高の高い摩周湖だったらさぞ見ごたえがあることでしょう。

 今度は冬でしょうかね。

【ツーリズムてしかが】
 http://www.tourism-teshikaga.co.jp/


    ※     ※     ※     ※     ※


 摩周湖と聞いて思い出すのは、最近人気の『神の子池』と裏摩周展望台。神の子池は、摩周湖から浸み出して伏流水が湧き出ていると言われていて、流れ込む川がないのに、一日12000トンもの水が流れ出しています。

 それほど大きな池でもないのですが、池の一部が不思議なブルーに覆われていて神秘的な風景。なかなか遠いところですが、一度は訪ねてみたい風景です。




    ※     ※     ※     ※     ※

 釧路方面へ割と早く帰ってこられたので、釧路市音別地区にある、映画ハナミズキのロケが行われた家を見にゆきました。映画の中では新垣結衣演じる平沢紗枝の実家としてハナミズキの植わっている家という設定です。


          【映画ハナミズキ公式ホームページより』


 同じ釧路市内とは言いながら、合併した旧音別町の尺別地区はなかなか遠いものです。

 音別への途中に白糠町がありますが、白糠漁港がこれまた主人公の漁師役木内康平が働く場所として撮影で使われたところ。映画の中で康平の父親の船である康永丸として登場する「たか丸」が目の前にあったので思わずパチリ。
 映画と同じ風景が広がっていて嬉しくなりますね。


          【映画の中に登場した船『たか丸』】
 
 さらに車を走らせて、いよいよ釧路市音別尺別地区にある紗枝の家へと向かいます。国道沿いにも小さな看板が出ていますが、駅を目印にした方が分かりやすいでしょう。
 
 ロケに使われた家は今では誰も使っていないようですが、持ち主のご主人が手入れをして、庭先などにも入れていただけます。

 壁には映画撮影の記録も残されていて名残をとどめています。家の奥は湿原が、そして家の前にはすぐ海が広がり波の音がよく聞こえます。


          【映画と同じで不思議な感じです】

 映画の中にあったハナミズキの木そのものは映画の最中に移植されてきたもので、今はもう持ち帰られています。もともと北海道では寒すぎて生育が難しい木なので仕方がありませんね。

 ご丁寧に映画の中で使われた(?)平沢という名前の郵便受けも残されています。

 映画のロケ地も立派な地域の財産です。まずは地域をよく知り訪ねることこそ生涯学習の初めなのです。

コメント (2)
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