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 湯けむりスナイパーⅡ 花鳥風月編 全2巻

 面白い。

 僕は昔々から松森正さんの絵が大好きだった。

 Wikipediaの解説を見ると、松森正さんのデビューは、「佐藤まさあきのアシスタントを経て、1984年の『黒い疾走の終わり』(「ヤングコミック」)でデビュー。」と書いてある。これは違う。確かに、松森正さんは、劇画草創期の御大の一人、佐藤まさあき氏のアシスタントを貸本時代から長く続けていたけれど、デビュー作はもっとずうーっと早い。だいいち、前期の代表作である、小池一雄氏原作で、週刊プレイボーイに長期に渡って好評連載された格闘劇画大作、「拳神」からが70年代後半の作品だ。

 僕の記憶する限り、松森正さん個人名義の最も古い雑誌デビュー作は、週刊少年チャンピオン創刊号から連載された、真樹日佐夫氏原作の「おれのマウンド」だと思う。1969年だ。ただし、僕は松森正さんの年譜を知らないので、どのくらいまで佐藤プロないし佐藤まさあき氏のところに居られたのかは、よく解らないんですけど。

 僕は、特に、松森正さん描くところの美少女が大好きだった。素晴らしい。可愛くてググッとくる、超セクシー。発情が始まった少年時代からシビレた。初期の代表作、週刊少年キング連載の「木曜日のリカ」も、ストーリーよりもヒロイン、リカのセクシーな可愛さにシビレ続けていた。松森正さんの描く美女は、佐藤まさあき氏の代表作、「影男」の貸本版の頃の、登場人物の美女の頃から大好きだった。「絵」が、ですけど。

 「湯けむりスナイパー」は知らなかった。ネットの画像で見つけて、へえ~最近はこういう作品も描いているんだ、と思ったのが2年前くらいか。原作者の名前が「ひじかた憂峰」だったので、どーせ、最近出た若い原作書きで勢いばかりのストーリーで味のあるお話にはなってないだろう、くらいに思って、気にも留めないで忘れてしまった。

 それが何と、原作者の「ひじかた憂峰」とは、あの狩撫麻礼氏のことではないか。ついこの間知った。何と、その昔、そのカッコ良さにメチャ、シビレたクールなハードボイルド「ライブマシーン」の、松森正・狩撫麻礼の黄金コンビなのだ。「湯けむりスナイパー」という作品は。

 …続く。

◆(2009-04/17)漫画・・ 「湯けむりスナイパーⅡ 花鳥風月編」全2巻 ..1
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◆(2009-06/28)漫画・・ 「湯けむりスナイパー」

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