60~90年代名作漫画(昭和漫画主体・ごくタマに新しい漫画)の紹介と感想。懐古・郷愁。自史。映画・小説・ポピュラー音楽。
Kenの漫画読み日記。
「科学冒険まんがJQ -ジェイキュー-」-月刊·ぼくら 連載-
僕はこの、アメリカ輸入アニメで、昭和の少年月刊誌-ぼくら 掲載の漫画作品のタイトルを長らく「冒険少年JQ-ジェイキュー-」で覚えてて、つい最近、この洋アニメ-漫画作品の本当のタイトルが「科学冒険まんがJQ-ジェイキュー-」だと知った。勿論、この作品をリアルタイムでテレビで見て漫画雑誌で読んでた頃は、ちゃんとしたタイトルは解ってたろうけど。
何しろ僕が「科学冒険まんがJQ」をテレビで見て雑誌で読んでたのは、9歳のときで今から60年近くも前のときだ。
当時のアメリカ輸入アニメ「科学冒険まんがJQ」の日本国内初放送は1965年1月末から同年9月下旬までの7ヶ月間ですね。当時9歳の僕はこの輸入SFアニメは多分、毎週見ていたと思います。
主題歌がカッコ良くて好きでしたね。後々知るんですが、あの時代の大物タレントの前田武彦さんの作詞なんですね。で、この主題歌の歌唱が坂本九さんで驚きました。坂本九さんはあの時代の大人気有名歌手です。まさかアニメの主題歌歌ってたなんて。
前田武彦さんの大ブレイクは60年代後半も末期よりの時代だな。テレビ-バラエティー番組の自由なMCの草分け。前田武彦さんってずーっと高卒のテレビの人と思い込んでたけど、立教中退なんだな。けっこうインテリだったんだ。
何よりも僕がこの「科学冒険まんがJQ」を好きだった訳は、テレビアニメの日本版コミカライズ、漫画版が当時僕が愛読して毎月購読していた講談社の月刊誌「ぼくら」に連載されていたからです。
ちなみにどーもテレビアニメ版の方の番組タイトルは「科学少年JQ-ジェイキュー-」だったようですね。
月刊·ぼくら 連載の漫画は「科学冒険まんがJQ」でテレビ放送の番組タイトルは「科学少年JQ」のようです。
講談社の「ぼくら」連載の「科学冒険まんがJQ」は好きでしたねぇ。作画は堀江卓先生でした。漫画人気も高かったようで当時の「ぼくら」毎号の別冊ふろくで掲載されてました。B5本誌から続くB6別冊ふろく。本誌掲載分はカラーページや表紙絵カラーが多い。
僕がずーっと「冒険少年JQ」のタイトルだと思い込んでた「科学冒険まんがJQ」は、昭和の少年月刊誌「ぼくら」に連載されてた人気漫画だった訳ですが、月刊誌「ぼくら」のはっきりした連載期間が解りません。まぁ、初出テレビ放映されていた1965年の1月あたりから9月10月あたりまでだと思いますが。
この時期10歳頃の僕はSFアニメドラマ「科学冒険まんがJQ」に興味津々で、もとより僕は幼少時からSF漫画、SFドラマが大好きでしたから、このアニメ~漫画にもけっこう熱中してたんですね。
僕は幼少時から家の中で落書きばっかりして遊んでましたが、7歳頃から、漫画本のプロの描いた漫画作品の真似をして、鉛筆書きで毎日漫画を描いて遊んでました。
落書きの気の利いたよーな鉛筆殴り書き漫画です。漫画本の真似だから絵だけ真似て描くのではなく、ごくごく単純なストーリーで子供の描くヘタクソな“漫画”を描いてました。
僕の漫画描きの独り遊びは7歳頃から15歳まで続きます。
少年雑誌漫画や貸本漫画の真似で鉛筆殴り書き漫画を描いて独り遊びに勤しんでいた子供時代の僕ですが、当時流行っていたテレビアニメの主題歌·挿入歌と声と音だけのドラマを録音したペラペラビニール製のソノシート、けっこう高かったんですが、子供時代の僕も何枚か買って持ってました。
ソノシートはビニール製のレコード盤ですね。16ページ綴りくらいの総カラー美麗ブックレットに挟み込んである、簡易レコード盤。表面が歌2曲で裏面が音と声だけのドラマ。ラジオドラマみたいなもんかな。
僕は「宇宙エース」と「宇宙少年ソラン」のソノシートを持っていて、ブックレットの漫画絵があまりにも綺麗なので、真似て自分で描いて、子供なので凄い単純なストーリーの物語で漫画描いて、16~20ページくらいの漫画本作ってた。
漫画本といっても西洋紙をホチキスで綴じて普通の鉛筆と色鉛筆で描いた、粗末な自作漫画本。
子供ながらけっこう似てたと思う。小学生の落書きみたいな漫画にしては割りとうまかったんじゃないかな。我ながら。大昔のことだけど。
当時、僕は「科学冒険まんがJQ」のソノシートは買ってはいないけど、テレビアニメに熱狂的になってたので、月刊「ぼくら」掲載の堀江卓先生の漫画絵を真似て描いて、「宇宙エース」や「宇宙少年ソラン」の真似漫画みたいに、僕自作のお粗末な「科学冒険まんがJQ」の漫画を描いてた。やっぱり頭の悪い小学生が考え付く非常にシンプルなストーリーの真似漫画だったと思う。
でも、堀江卓先生描くJQ=ジョニー·クエストの模写絵はけっこう上手く描けてたと思う。「宇宙エース」も「宇宙少年ソラン」も主人公の模写絵は割りと上手く描けてたと思う。
僕の小学生時代、他に鉛筆描き漫画だけど、16~20ページくらいの西洋紙綴じで、「ウルトラマン」とか「ナショナルキッド」も描いた覚えがある。
まぁ、子供の自己満足の独り遊びなんだけどね。
「科学冒険まんがJQ」は、主人公がジョニー·クエストという少年で、お父さんが天才科学者のクエスト博士。クエスト博士は自分のジェット機などで研究のため世界中を飛び回っている。同行するのは息子の他、優秀な助手の屈強な若者、レース。元軍人みたいで、さまざまな乗用機器の操縦ができて武器を操り、格闘の達人みたい。それと、ジョニー·クエストの親友のインド人少年、ハジ。ジョニー·クエストの飼い犬のバンディ。
科学冒険まんがのストーリーなので、クエスト博士一行が世界のさまざまな地域でSF的な怪事件に遭遇し、危機に曝されながらも戦い、難事件を解決して行く冒険ドラマ。科学兵器やロボットや怪物どもと戦い、犯罪組織を壊滅させるストーリーが多いですね。
2015年と2018年に、1964年に制作されたテレビアニメ「科学少年JQ」の実写化が企画されてたという情報をネットで見つけたんだけど、結局、その後、実現はされてないようですね。50年越しの企画だったようですがポシャったのかな。テレビドラマではなくて劇場版映画のようですが。2018年からだともう6年経ってるけど実現の目処は立ってない訳かな…。
子供時代の僕は当時、テレビアニメ放送の「科学冒険まんがJQ」の主題歌が好きでよく1人で口ずさんでいたものです。では最後にテレビアニメの主題歌の1番の歌詞です。放送では冒頭、タイトルバックに1番歌詞部分だけ流れてました(冒険タイトルバックには2番まで流れてたのかな?)。
♪太陽は燃える ジャングルは叫ぶ
謎に輝く 宇宙の星へ
冒険を求めて 地の果てへ
神秘の世界 宇宙の果てへ
勇気を出して進め
JQ JQ JQ JQ ジョニー・クエスト
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