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●漫画・・ 「ガードマン7-セブン-」..(1)

 ネットヤフオクの古書レア物懐漫雑誌で、67年の月刊誌「ぼくら」10月号が出てて、多分かなり高値で落札されてたと思うけど、価格は忘れた。一峰大二の「ウルトラセブン」の新連載号で、巻頭グラビアはTV放映開始の「ウルトラセブン」の写真記事、続く2色カラー口絵4Pは「これがウルトラセブンだ」みたいなイラスト図解記事。そして一峰版「セブン」の本編第一回が始まる。巻頭カラーと4Pめがカラーだ。植物宇宙人ワイアール星人の巻ですね。

 で、この号には確か「ガードマン7-セブン-」の第二回が載っている。新連載が前の号の9月号だった筈だ。園田光慶さんのアクション劇画。貸本漫画の主流の一つにアクション劇画があって、貸本で主体的にアクション劇画描いてた漫画家で、貸本衰退後市販雑誌に移って一番成功したのは、さいとうたかをだけど、その次にメジャー雑誌で成功したのは園田光慶じゃなかろうか。いや、貸本出身のビッグネームは水木しげるとか白土三平とか居るけど、ジャンルが違う。

 園田光慶さんは雑誌に移った後、原作付きのいろいろなジャンルを描いた。「赤き血のイレブン」や「車大介」の熱血スポーツもの、「あかつき戦闘隊」という大河戦記もの、ハードボイルドアクション劇画の決定版「ターゲット」などなど。園田さんは雑誌に移ってからの60年代後半から70年代、けっこう人気がありかなりの売れっ子でしたね。

 「ガードマン7-セブン-」て僕、66年の一峰「ウルトラマン」連載中の「ぼくら」連載作品だと思ってた。確か「ガードマン7」は9月号新連載で巻頭カラー扉だったと記憶してるから。「ぼくら」66年9月号の一峰「ウルトラマン」はグリーンモンスの巻で、大判別冊付録だった。8月号ネロンガの巻の新連載では、本誌巻頭カラーだったんだけどね。そこの記憶からぼんやり、「ガードマン7」は66年の作品と漠然と思ってた。67年の漫画かあー。しかし「ガードマン7」はあっさり終わる。多分、67年の12月号で終了したんじゃないかな。僕は大好きな漫画だったんだけどね。一般的な読者人気はあんまり出なかったんだろうなあ。
..という訳で(2)へ続く。

◆2011-03/07 「ガードマン7」..(1)

◆2011-03/10 「ガードマン7」..(2)

 

※2011-3/10の記事「ガードマン7」..(2)の文中で、67年の月刊誌「ぼくら」連載、園田光慶先生の「ガードマン7」という作品は、単行本化されていない筈だというようなことを書き込んでますが、ここの記事「ガードマン7」..(1)の冒頭に挙げている画像は、正に「ガードマン7」単行本の表紙絵ですね。後に単行本化されてたんですね。発行元が「東考社」となってますが、東考社といったら、あの“劇画”の命名者である大家、辰巳ヨシヒロ先生の実兄になる、桜井昌一氏がやっていた貸本出版社ですね。でもこの表紙絵を見る限り、A5貸本版というより新書版コミックスのようですね。貸本終末期のコミックス単行本でしょうね。

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