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そうだ、もう一度千葉に行こう!

2019年09月19日 | 旅行

  今回の台風では千葉県が大変な被害を受けましたね。今回被害を受けられた方には心からお見舞い申し上げます。

  ここ東京では、いまだにNHK地デジの画面は左側と上側に災害関係のテロップが常時流れています。避難所や水食糧の情報などです。今回の台風では東京電力関係だけでなく、様々な被害が当初の見込みより大きなものでしたね。その原因を私は以下のように考えています。それは台風の通過が夜間だったためでしょう。

  今回同様かあるいはより大きな被害を伴う台風は、去年大阪を襲った台風でもあったのですが、大阪の場合は昼間だったため多くの衝撃映像がTVやSNSに映し出され、誰もがそのひどさに気が付きました。ところが今回は夜間だったために強風が屋根や車を吹き飛ばしたり、電柱、送電線の支柱やゴルフ練習場の支柱を倒す様子が一切画像として流れませんでした。この差はかなり大きいと思います。そのため、救援・復旧などの初動で圧倒的に後れを取ったのだと思うのです。


   今年の4月初旬、私は家内と一緒に千葉県の鋸南町(きょなんまち)を訪れました。一泊どまりの温泉旅行です。鋸南町という地名も台風被害がひどかったため一気に有名になりましたね。鋸山(のこぎりやま)の南にあるため付けられている地名だと思われます。我々は鋸山観光をしてから、「ビーチサイド・温泉リゾート・ゆうみ」という名前のホテルに泊まりました。自宅からほぼすべて高速道路で行けるため、1時間半もかからずに着けます。今回は千葉を応援するために、来月早々もう一度そこに行くことにしました。

   台風のあと心配だったのでHPを見ると、やはり被害を受けていて、ホテルは当分クローズとなっていました。それもそのはず。このホテル、砂浜の波打ち際に建っていて、ふだんでも西からの風が強ければ波しぶきを直接受けるほどのロケーションにあるのです。

  前回は穏やかな快晴に恵まれたため、夕方波打ち際を散歩した後、海岸に面したテラスでカクテルを飲みながら夕日と富士山を眺めることができました。夕食はもちろん海の幸のてんこ盛りのフルコースで、とてもおいしくいただきました。温泉風呂も海に面した側が外に向かって解放されているので、セミ露天風呂になっています。

  こうして書くといかにも高級なリゾートホテルを想像しますが、ロケーションと施設の割に料金は割安です。理由はホテルの成り立ちが元損保会社の保養所だったからです。それをまるっきり新しくリノベーションして、きれいな今どきのリゾートホテルに仕上げているのです。

  しかも驚いたのは従業員が全員若い。温泉というと年齢のいったサービス係を想像しますが、ここは20代・30代の人がほとんどで、しっかりと教育も受けている様子でした。聞いてみるとほとんどが地元の出身者で、東京などからの出戻り組も多いとのこと。きっと彼らの自宅も台風被害に遇われているかもしれません。今回は応援のつもりでホテル「ゆうみ」の再開に合わせて再度訪れることにしました。

 

  以上、「そうだ、もう一度千葉に行こう」でした。

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2 コメント

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短期債投資の方法について (ひよこ)
2019-09-22 11:31:33
林様 
いつも有益な情報をありがとうございます。
また皆さんのコメントからも勉強させて頂いています。
千葉県の被害、本当に大変だと思います。私は雨漏りの修理だけでも気落ちしていますが・・・比べ物にならない大変さ、一日も早い回復をお祈りしています。

本とブログを何度も読ませて頂き米国債を買い始めています。逆イールドの時のコメントを参考に短期債を買っていますが少し解らない点がありお尋ねしたいと思いました。
8月16日の記事「…アメリカの金利低下」では

私は当然ながらこのレベルでの米国債投資はお勧めしません。むしろ同時進行しているドル安を利用してドルの仕込みをするべき時だと思います。そして将来の金利高を待つ。もしその間もドルを遊ばせていることが無駄だと思われる方は、短期債への投資をお勧めします。2・3年の範囲であれば償還前に金利が上昇した場合の価格下落もたいしたことはありません。

3月26日の記事「逆イールドは短期債投資のチャンスだ」では
21年の見通しはよくわかりませんが、20年まではどうやらアメリカをはじめとして経済見通しが上向くことはなさそうです。であれば、それまで現金のままにしておくのではなく、2~3年の短期債券を買ってすこしでも稼いでおく。よしんば20年中に経済が回復し金利の上昇があったとしたら、乗り換えればいい。もちろん保有している債券は値下がりしますが、残存期間が非常に短い債券の値下がり幅はたいしたことはないからです。例えば20年の年央に長期の10年物が3%に乗るようなことがあれば、喜んで短期債を損切りして長期債に乗り換えましょう。それぞれの年限の金利を厳密に想定するのは難しいので避けますが、半年を残して値下がりした債券の損失は、3%の長期債が買えれば、1年もすれば取り戻せる可能性が高いのです。

と書かれていましたが、8月の記事を参考に2021年5月と2021年11月償還のゼロクーポン債を円定期の満期に伴い多めに購入しました。

3月の記事でも2-3年とありましたが、「20年中に回復し金利の上昇があったら乗り換え・・」とあるので、それを考えると2年より短くした方が良いのかと解らなくなりました。
悩める初心者さんへの回答では2年で良いと書かれていましたが、私は超初心者なので乗り換えというのがうまくできるかとても心配になりました。
償還まで置いてからうまく長期に乗り換えられたら良いのですが、長期が良くなったらやはり行動した方が良いという事でよろしいでしょうか?

円の預金の半分は米国債にしましたが、残りの半分も短期で購入しようか悩んでいます。償還まで保有するのが一番安全だと思いますが、長期の金利が良くなって乗り換える時の方法についてもう少しご説明頂けると助かります。
まだ扶養範囲内での仕事はしていても年齢は60なので長期を購入する場合は利付債にした方が良いのでしょうか?その際10年が良いのか30年が良いのかも迷います。一体自分は何歳まで生きるのか解らないので林さんが書かれています様に、何も使わないで寿命がきてしまうリスクと、長生きリスクも考えなければならず、悩むところです。

本の出版で大変お忙しいと思いますが、お時間の許すときにでもご回答頂けると嬉しく思います。よろしくお願いいたします。
返信する
ひよこさんへ (林 敬一)
2019-09-23 10:30:15
ひよこさんからご質問をいただきました。

ご質問の内容は、多くの読者の方も悩む問題だと思いますので、本文にて回答をさせていただきます。
返信する

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