週末のアメリカ市場では米国債10年物金利が4%台に乗せ、にもかかわらずドル円は一気に142円そこそこを付けるという珍しい状況になっています。ここまで米国債金利に沿うようにドルレートは高くなっていたのが、真逆に動いています。
為替レートはともかく、
「10年物金利が4%に台に乗せたら、腰を入れて買うべし!」
というのが私の意見です。22年の10月末にも4%台に一瞬乗せましたが、その時ドルはいまより5円も高く147円台でした。10年物4%台はその前をたどると14年も前の08年秋までさかのぼらないとその機会はありませんでした。
08年の秋は、私が1冊目の著書のアイデアを作りはじめた時期でしたが、執筆を始め時間の経過とともに金利は低下し、出版した11年夏に10年物は3.12%。ただし為替レートは81円という超円高局面でした。ちなみにその時30年物金利は4.37%と、超長期物を買うには理想的なタイミングでした。
この先為替介入で突然意味もなく円高になることはあるかもしれませんが、金利が低下してしまう可能性も考えると、この4%台のチャンスをしっかりとつかむことに分があると思います。