ストレスフリーの資産運用 by 林敬一(債券投資の専門家)

新刊「投資は米国債が一番」幻冬舎刊
「証券会社が売りたがらない米国債を買え」ダイヤモンド社刊
電子版も販売中

ワールドカップ、感動をありがとう

2022年12月19日 | ニュース・コメント

  決勝戦、興奮しましたね。

  ほとんどのコメンテーターの感想は、「サッカーは本当にシナリオのない劇だ」というものでした。アルゼンチンが2-0とした時には、これで決まったかと思いましたが、フランスがあっという間に2-2に追いつき延長戦になるというシナリオなど、誰にとっても思いもよらぬ展開でした。

  しかし私に言わせてもらえれば、今回のワールドカップとその決勝戦は「メッシのための、メッシによる、メッシの決勝戦だというシナリオどおりだった」という感想です。

  前の晩からうちでは「エムバぺには次がある、次の次もある。なので今回はメッシに勝たせてあげたいよね。」という話をしていました。予想などではなく、ただの願望として。

  メッシに加えて決勝戦でほめたたえられるべきは、主審でしょう。表彰式でも表彰されていましたが、本当に的確で素晴らしくフェアーだったし、判定しずらい細かい所でも文句の付けようがない見事な審判でした。

  さらに加えるなら、開催国カタールの準備です。あの暑い国でよくぞ冷房を効かせるなどというエネルギーの無駄使いをしてまで、選手も観客も熱中症で運ばれることもなく、無事に開催してくれました。もちろんSDGやLGBTQの観点、突貫工事で死傷者を多数だすなど、多くの問題がありました。FIFAの開催国決定については大いに責められるべきだし、賄賂問題も含め限りなく黒に近いグレーな大会でした。

  カタールは数年前の世界陸上では、暑さの中競歩選手の多くが倒れると言う大失敗をしていましたが、今回は無理やりですが克服しました。しかしもうこれ以上、暑すぎる国での開催はやめてほしいですね。

  ワールドカップの一か月、まずはサムライジャパンの大活躍で盛り上がり、後半は世界の一流選手たちの技にしびれ、普段サッカーはニュースでしか見ない私も心から楽しむことができました。

  日本チームは若いし、海外で活躍している選手が多いため、今後ますます楽しみになりますね。

 

  別件です。

前回の投稿の中で私が書いた文章に、ある知り合いの方から「ディベートとは何か?」という質問がありましたので、参考までに以下回答させていただきます。

  大学のESS(English Speaking Society)で行われるディベートとは、2人から5人程度のチームに分かれて、英語でチーム戦を行います。決められた時間内に2チームが論戦を戦わし、審判が勝敗を決めるコンテストです。審判はネイティブスピーカーで専門的知識のある方がボランティアで務めます。

  慶応の場合まず学内で争い、その後東京地区で大学リーグ戦があり、トップチームは全国大会まで進みます。

  例えば「日米安保は廃棄すべきだ」というタイトルの場合、タイトルに対して賛成側と反対側に分れ言い負かした方が勝ち。そして採点は論理を組み立てる力、英語力、最後は説得力を含む総合力で争います。私の知識欲や思考力は4年間に渡るディベーターとしての経験で大いに鍛えられたと思っています。

  しかし年をとったいまでも理屈っぽいのが全く抜けず、「相変わらずウルセーやっちゃ」と言われています(笑)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする