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千葉県応援旅行記

2019年10月11日 | 旅行

  いよいよ超大型台風が近づいてきましたね。みなさん準備は大丈夫ですか。

  台風15号で大きな被害を受けた千葉県鋸南町に、応援旅行に行ってきました。被害は予想を超えるもので、ブルーシートのかかった家々だけでなく、全壊家屋の多さにも驚きました。

   初日のランチは、夕食のボリュームが多いことを予想して、簡単におそばを食べようと思いそば屋を探したところ、宿泊予定の海岸から20分ほど山奥に入った手打ちそばやをネットで見つけて行ってきました。道すがら、テレビの映像では見ることのなかった山津波の跡のような場所が何か所かあって、驚きの連続でした。ある場所では数十本に及ぶ杉や檜が風でなぎ倒されていて、その道路わきでは後始末の作業が続いていました。そしてかなり古いと思われる家々は屋根が飛んでいたり全壊していて、手のつけようもなく放置されていました。

   そば屋さんで被害はどうだったかを聞いてみると、

「いやーひどかったです。とにかく9月9日の台風当日から11日間、電気と水を絶たれてしまいました。道も塞がってしまったので、山を下りて情報を得ることもできず、家でじっとしている以外になかったです。いつまで停電と断水が続くのかわからなかったので、とても不安でしたよ。数日後に道が通れるようになって、やっと山を下りて水をもらいに行きましたが、もらい水も車で15分もかかるので、とても大変でした。家も瓦が飛んでしまって、いまでもブルーシートがかかったままです。瓦職人の不足で、いつになったら修理できるのか、見当もつきません。次の台風で風雨が強まらないでほしいです。」

   そして我々はその晩、鋸南町のリゾートホテル「ゆうみ」に泊まることになっていると話すと、「きのう、ゆうみのオーナーさんがそばを食べに来ました。とてもそば好きで、しょっちゅう来てくれるんですよ」とのこと。でも「ゆうみはすぐ再開できたけど、紀伊之国屋本館と別邸などはまだ閉じたままですよ」というのです。このグループは4か所の温泉旅館・ホテルを経営しているそうですが、やはり海岸線にある旅館の被害はひどいようです。

 

  私たち夫婦が結婚記念日を兼ねて宿泊したゆうみは元気に営業していました。ここの売りは食事で、HPやパンフレットのタイトルも「美食温泉紀行」です。その名のとおり都会で食べたら2万円では食べられないほどの美味しい懐石料理を、宿泊費込みで食べられます。結婚記念日でもあったので、プチ贅沢をしました。食材はすべて地元のもので、オーナーは漁港の魚市場で直接買い付けられるライセンスを持っていて仕入れているとのこと。そして個室の露天風呂もいくつかあるので、晩も朝も温泉を楽しむことができました。

   ゆうみから車で5分ほどの金谷港には「The Fish」というシーサイドレストラン兼海産物販売店があります。真っ白な鉄筋作りの大きな建物で、今回も海産物を買うために立ち寄ったのですが、階上の景色の良いレストランは営業開始が11月1日予定となっていて、いまだにクローズされていました。やはり被害はひどかったようで、被害と復旧工事の写真パネルがおいてありました。

   千葉県はいまだにブルーシートだらけで今回の超大型台風を迎えることになります。砂袋で留めたくらいでシートが大丈夫だとは思えないのですが、これ以上被害が上乗せされないことを祈ります。きっと大型台風のため、思わぬところで思わぬ大被害になるのではないかと懸念されますが、お互いに少しでもしっかりと準備体制を整えましょう。

   千葉県応援旅行記でした。

コメント
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