草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

パフォーマンスと善良ぶるだけの政治

2009年11月12日 | Weblog
 事業仕分けを、それこそ御用報道機関のNHKが鳴り物入りでPRしても、実際は鳩山首相や民主党のパフォーマンスでやっているだけ。連立を組んだとはいっても、社民党や国民新党の議員は排除されているし。しかも、陰で操っているのは財務省の現役官僚じゃないの。わずかな数の民主党議員で一体何ができるというのか。そろばん勘定しかできない役人に主導権をとらせて、与党議員は何をしているんだろう。選挙区回りをして、時間を潰しているのかな。政治主導もどこかに吹っ飛んでしまって、この先日本がどうなるか、心細くなってしまうよね。政権交代のみを自己目的化して、何をするかを明確にせず、単なるばら撒きのマニフェストを掲げただけだから、すぐにぼろが出てしまうんだよね。田勢康弘が『指導者論』のなかで、立派な政治家として、石橋湛山のことを紹介していたっけ。昭和32年1月の首相就任早々に、民主政治が国民の機嫌をとる政治を行わない、と言明したんだとか。「私は皆さんのごきげんを伺うことはしない。ずいぶん皆さんにいやがられることをするかもしれないから、そのつもりでいてもらいたい」とまで述べたというんだから、見上げたもんだよ。それと比べると鳩山首相は下の下だよね。善良ぶっているだけで、何もかも先送りにしているんだから。度し難いよ。
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