草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日共の権威主義に立ち向かわない内田樹を嗤う

2023年08月13日 | 学問
 フランスあたりの先進的な思想を紹介している学者である内田樹あたりが、こともあろうに、代々木の日本共産党の走狗と化しているのは、全共闘世代の影響を受けたものとしては、違和感を覚えてならない。
 ブンド(共産主義者同盟)の理論的な指導者であったペンネーム姫岡玲治こと青木昌彦は、自分たちの運動を「左翼の中にあった権威主義を軽蔑し、憎悪し、それを破壊する熱情をブンドのメンバーが共有していたことです」(「ブンドが目指したもの」)と書いている。
 そして、新左翼のまともな部分は「新しい権威でおきかえること」を拒否したのであった。それこそ、今ネットで、権威主義的な左翼のプロパガンダをこき下ろしている人たちと、相通じるものがあるのだ。
 新左翼にとっての最大の敵は、スターリン主義者の代々木官僚であり、彼らが支配していた大学に、まずは風穴をあけることであったのだ。
 ところがポストモダンの連中は、そうしたスターリニストとの戦いの歴史を忘れて、日本共産党の代弁者に成り果てているわけだから、笑止千万である。内田自身がソフトスターリニストなのである。
 日本が中国の属国になっても、現在の権力者や官僚組織はそっくり温存されるだろう。その一方で、内田のように日本共産党に媚びる者たちは、いくら左翼を名乗ろうとも、中国共産党は同調者とは見ずに、粛清の対象とすることは明らかである。
 そのときになって気付いても遅いのである。スターリン主義国家に立ち向かうには右も左も関係がない。侵略者に立ち向かう勇気があるかどうかだ。ブンドの流れを汲んだり、反帝反スタを叫ぶ者たちは、保守派の私たち以上に、反中国を明確にすべきなのである。

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