戦後日本の左翼は、こともあろうに国家権力から庇護されてきた。アメリカの占領下にあっては、戦争に協力した者たちはアカデミズムから追放された。東大においては、国史の平泉澄や経済の土方成美らが、京都大学では高坂正顕や高山岩男らである。そのポストを左翼が占めたのである。
それが今日まで続き、公然と反体制を主張する学者が、国立大学の中枢に陣取っているのだ。口では革命や変革を口にしながら、その実は、もっとも恩恵に浴してきた。国の機関のようになっている日本学術会議にしても、左翼の温床に成り果てているのは、それが未だに尾を引いているからだ。
フェミニズム運動の先頭に立っている上野千鶴子氏は、最近になって東大教授を退任したようだが、タワマンに住み、高級車を乗り回している。左翼なのに勝ち組気取りなのである。
70年代前後の学生運動は、ある意味では、国家権力の恩恵に浴しながら、左翼的な言動をしていた進歩的文化人への攻撃でもあった。竹内好らが大学を退いたのは、自らに負い目があったからだ。学生たちが丸山眞男の東大の研究室が破壊したのは、口舌の徒が許せなかったからだ。初期マルクスの研究家であった田中吉六は、肉体労働をしながら執筆した。吉本隆明は一物書きに徹した。高橋和巳は京都大学に職を得ていることを恥じたのである。
今この期に及んでも、左翼は国家権力を利用しようとしている。colaboなどによる公金チューチュースチームは、これまでの左翼の常套手段なのである。彼らは革命や変革などは、実際には望んでいないのだ。自分たちに役得があるのは、今の自公政権においてなのである。ネット社会においては、そうした恥ずべき行為は、白日にさらされることになる。国家権力を頼りにする左翼などは、真の左翼とは無縁なのである。
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左翼は昔から羽振りがいいですね。
小説など読むと、太平洋戦争中も贅沢ができたようです。
左翼が利権の温床という証拠ではないでしょうか。
左翼が貧しく、後ろ指をさされて暮らしにくくなるような国にしたいです。