草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国は被曝した国民の健康管理に全力投球すべきだ!

2013年05月24日 | 災害

 こと福島第一原発事故に関しては、私は悲観論者である。原発をどうするか以前に、福島県民や、同じように被曝をした人たちに対して、国は責任をもって健康管理をすべきだと思う。たとえ保守派であっても、そのことは声大にして叫びたい。自民党に政権が交代してから、終結宣言そのものは撤回された。しかし、これまでの経過を見ていると、民主党政権のやってきたことを、そのまま踏襲しているように見えてならない。国連の人権理事会が問題視しているように、年間1ミリシーベルトを超える地域については、健康調査を徹底的に進めるべきだろう。福島県内で子供の甲状腺検査をしたとしても、画像データを保護者に渡さなかったりで、情報開示が行われていない。さらに、危険を感じて、福島県を離れた人たちの生活も、国は保障すべきだろう。民主党政権が鳴り物入りで始めた除染に関しても、ここらで検証する必要がある。本当に住民を戻してよいのか、議論が分かれるところであり、病人が出てからでは遅いのである。私が気がかりなのは、福島県以外にも、会津より線量が高い地域があることだ。栃木県や茨城県は、中通り、浜通りに隣接しており、手を抜くべきではないだろう。2011年3月11日を境にして、日本は変わってしまったのであり、イデオロギーを抜きにして、日本国民はその現実と向かい合うしかないのである。

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