草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

川崎市多摩区登戸での19人殺傷事件の犯人と戦後教育!

2019年05月29日 | 世相

もっとも弱い存在である子供たちを襲った今回の事件は、断じて許すことができない卑劣な行為である。スクールバスを待っていた子供たちは、一瞬何が起きたかわからなかったはずだ。大声を上げて包丁を振り回す男が現れるなどというのは、想像だにできないことであったからだ▼川崎市多摩地区での19人殺傷事件の犯人が特定された。岩崎隆一容疑者は、全身黒づくめで4本の包丁を持っていた。その場で自ら命を経っており、動機の解明は難しいと思われるが、計画的な犯行であることは確実であり、犯罪予防的な「治療処分」を認めるかどうかの問題に矮小化してはならない。どんな時代にも無差別の殺人事件は起きている。しかし、今のようにわけもなくというのは、ほとんどなかったのではないか。見知らぬ子供たちをターゲットにするというのは、まずは考えられないことである▼岩崎容疑者のような者が出てくるのは、私たちの社会が病んでいるからではないか。孤立して心を閉ざしてしまった者たちは、現実との接点を見失って、自暴自棄になってしまっているのではないか。そして、人間のなかに眠っている破壊の衝動に火が付いたのだろう。戦後の教育というのは、ある意味では欲望を解き放つことであった。その欲望に歯止めをかける道徳という価値規範を、もう一度見直すべきではないかと思う。

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