草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

自民党の混乱は高市総理誕生にはプラスに働く

2023年12月06日 | 政局
 安倍さんがもう亡くなっているのに、安倍派を名乗っているのはどうかと思うが、それにしても今回のパーティをめぐる疑惑は、安倍派の解体を早めることになるだろう。
 岸田総理は自民党の総裁として、自らにも責任があるのに、宏池会も一蓮托生であるにもかかわらず、これで安倍派をつぶしにかかるだろう。
 安倍派がここまで追い詰められているのは、岸田総理を甘く見たからではないだろうか。有力議員が一本釣りされて、それで派閥としてのまとまりがなくなっていた。
 今回の案件で騒ぎになっているのは、パーティ券販売ノルマの超過分や、所属議員に還流していた分を、政治資金報告書に記載していなかったためだ。世論の風当たりが強まることで、安倍派自体の存続が難しくなるだろう。派内から逮捕者が出るのではないだろうか。
 岸田総理は内心はほくそ笑んでいるだろうが、そうは問屋が卸さないのである。これで安倍派の有力議員は立場を失ってしまう。そうなると、それ以外の所属国会議員としては、無傷である高市早苗さんを押し立てる側に回った方が得策だ。
 高市さんは無派閥であり、安倍派を含めて全ての派閥が機能しなくなれば、それこそ自民党総裁選で急浮上することになるだろう。安倍派や自民党が消滅したとしても、高市さんが女性初の総理となり、小異を捨てて保守派が団結するようになれば、国家として危機の時代に身構えることになるのである。
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