草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

北朝鮮の弾道ミサイル「イスカンデル」は最大の脅威だ!

2019年05月06日 | 安全保障

北朝鮮が一昨日に発射したのは短距離弾道ミサイルであった。ロシアの「イスカンデル」のコピーである可能性が高い。「イスカンデル」は固体燃料推進で、車両に搭載してどこにでも移動できる。液体燃料のスカッドミサイルであれば、事前に発射の動きを察知することが可能だが、「イスカンデル」は発射直前の破壊は困難になる。精密誘導能力でも格段の違いがある▼プーチン大統領が「無敵ミサイル」と評するだけあって、イージス艦やPAC3で撃ち落せるかどうかをめぐって、今後議論を呼びとみられる。すでにロシアでは、航空機に搭載可能な「イスカンデル」を開発した。それが発射されれば、一旦高度500キロ近くまで上昇し、そこから目標を攻撃する。落下速度も加わって、マッハ10といわれている▼アメリカは大陸間弾道ミサイルにばかリ気を取られているが、短距離弾道ミサイルの脅威も無視すべきではないのである。ミサイル防衛網を整備するために、我が国はイージス・アショア」などに莫大は資金を投下しようとしている。それが本当に効果があるのかどうか、国は国民に向かって説明すべきだろう。いくら楯を強化しても、それを突破するミサイルは、次々と開発される。やられたらやり返すという抑止力としては、矛としての核兵器以外に選択肢はなくなってきている。安全保障を考える上でも、私たちは重大な岐路に立たされているのである。

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トランプの対中関税25%引き上げ表明で世界に衝撃走る!

2019年05月06日 | 経済

衝撃的なニュースが世界中をかけめぐった。日本経済新聞の6日付のネット版によると、トランプ大統領が5日、対中関税を25%に引き上げることを、自らのツィツターで表明したからである▼「中国は10カ月間、米国に500億ドル分のハイテク製品に25%、2千億ドル分の他の製品に10%の関税を払ってきた。これらの支払いは部分的には我々の素晴らしい経済の結果によるものだ。10%は金曜日(10日)に25%に上がる。中国から輸入する3250億ドル分の追加製品は関税がかかっていないが、速やかに25%の税率になる。米国に支払われた関税は製品のコストにほとんど影響を与えておらず、ほとんどは中国が負担してきた。中国との貿易合意は続いているが、中国が再交渉しようと試みており、遅すぎる。ノー!」▼来る8日からは劉鶴副首相がワシントン入りしてトランプ大統領を会談することになっており、国際社会のルールを無視した中国に対して、一段と譲歩を求めたとみられている。米中の貿易戦争は終結に向かっているとの観測がもっぱらだったこともあり、今後どのようになるかまったく予測が付かない▼中国経済が失速しても、日本経済への影響は限定的であるというのが大方の見方である。警戒すべきは中国の暴発である。台湾や尖閣諸島への侵攻という事態も想定して置かなくてはならない。米中の対立は当然のごとく、東アジアに緊張をつくり出す。今こそ我が国は危機に備えなくてはならないのである。

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