草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

丸山穂高への辞職勧告決議は議会制民主主義の否定だ!

2019年05月17日 | 政局

丸山穂高が口にしたことは、断じて間違っていない。今回のことで日本維新の会は保守派から見限られることになった。橋下徹の思いのままに操られて、それで良いのだろうか。我が国の敗戦のどさくさに紛れて、北方領土を奪い取ったのはソ連であり、軍事力を行使して実効支配にいたったのである。我が国が降伏したことで、撃退することがかなわなかったので、漁夫の利を得たのである▼丸山を守ることは日本を守ることだ。橋下の主張はあまりにもいい加減である。沖縄の独立論に加担したり、桜井誠との討論を拒否したり、やりたい放題ではないか。そして、主義主張はグローバリズムであり、堺屋太一を師と仰いでいるわけで、日本の国柄についてはまったくの無知である。女系天皇を認めるにいたっては、極左と大差がない▼野党が結束して丸山への辞職勧告決議を提出した。間違っても自民党はそれに与するべきではない、国会議員の自由な発言を規制することは、民主主義を否定することである。そんなことがまかり通れば、悪しき前例となって、自由に物が言えなくなる。丸山は戦争を肯定したわけではない。厳しい現実を口にしただけなのである。それすらも認められないのであれば、我が国は丸裸になって武装を解除するしかなくなる。全体主義の中共の属国になってそれで本当にいいのだろうか。

にほんブログ村 政治ブログへ

にほんブログ村

応援のクリックをお願いいたします


政治ランキング

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

監視社会の強化や言葉の暴力を批判したのがフーコーだ!

2019年05月17日 | 思想家

中共でのAIによる監視社会の強化は、人類の危うい未来を暗示している。それに危機意識を持つのがリベラルでなければならないが、我が国においてはそうではない。中共や韓国、さらに北朝鮮に媚びへつらう者たちがリベラルを名乗っているのである▼ハイテクを全体主義体制の強化に活用している習近平は、顔認証のAIでウイグルの民衆を日常的に監視している。再教育と評して100万人以上のウイグル人を収容所にぶちこむなど、手荒い人権弾圧をするにあたって、公然とAIを利用しているのである▼桜井哲夫は『フーコー 知と権力』のなかで、フーコーがインタビュー「身体刑から独房へ」で語った言葉を引用している。『監視と処罰』が出版された直後の1975年2月21日付の『ルモンド』紙に掲載されたもので、あらゆる権力から距離を置くことを主張している。「人がその道具箱をあけて、ボルトを緩めや、ねじ回しを出すみたいに、どの一節でも、どの思想でも、どの分析でも引き出して、権力システム、場合によっては、私の書物もそこから出てきている権力システムをショートさせ、それに信用を失わせ、打撃を与えたいのなら、そいつは結構なことです」▼全体主義国家における抑圧に対して、批判の声を上げるのは当然であるが、それにとどまらず、フーコーは「言葉は暴力である」との観点から、自らの思想も絶対視はしなかったのである。日本のリベラルは自らのイデオロギーを過信し、そのために特定国家に異議申し立てができないでいる。世界的な意味でのリベラルとは無縁な存在なのである。

にほんブログ村 政治ブログへ

にほんブログ村

応援のクリックをお願いいたします


政治ランキング

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする