草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

北朝鮮の弾道ミサイル「イスカンデル」は最大の脅威だ!

2019年05月06日 | 安全保障

北朝鮮が一昨日に発射したのは短距離弾道ミサイルであった。ロシアの「イスカンデル」のコピーである可能性が高い。「イスカンデル」は固体燃料推進で、車両に搭載してどこにでも移動できる。液体燃料のスカッドミサイルであれば、事前に発射の動きを察知することが可能だが、「イスカンデル」は発射直前の破壊は困難になる。精密誘導能力でも格段の違いがある▼プーチン大統領が「無敵ミサイル」と評するだけあって、イージス艦やPAC3で撃ち落せるかどうかをめぐって、今後議論を呼びとみられる。すでにロシアでは、航空機に搭載可能な「イスカンデル」を開発した。それが発射されれば、一旦高度500キロ近くまで上昇し、そこから目標を攻撃する。落下速度も加わって、マッハ10といわれている▼アメリカは大陸間弾道ミサイルにばかリ気を取られているが、短距離弾道ミサイルの脅威も無視すべきではないのである。ミサイル防衛網を整備するために、我が国はイージス・アショア」などに莫大は資金を投下しようとしている。それが本当に効果があるのかどうか、国は国民に向かって説明すべきだろう。いくら楯を強化しても、それを突破するミサイルは、次々と開発される。やられたらやり返すという抑止力としては、矛としての核兵器以外に選択肢はなくなってきている。安全保障を考える上でも、私たちは重大な岐路に立たされているのである。

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