草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

経済合理主義に背を向けたイギリスの選択は国家の復権だ!

2016年06月24日 | アメリカ

イギリスがEUから離脱するというのは、まさしく青天の霹靂であった。損得勘定からみても、あまりにも異常なことだと思われたからだ。どうしてイギリス国民がそれを選択することになったかは、マスコミもほとんど伝えていない。ヨーロッパは一つだというのは、あくまでも幻想でしかなかったのだろう▼イギリスはEUの一員として、難民を引き受ける義務があった。それをすればイギリスが国家として崩壊するのを、多くの国民が感じ取ったのではないだろうか。経済的合理性だけではなく、もっと違った価値観を示したのである。今後はイギリスに続いてオランダやフランスでも国民投票の動きが顕在化するに違いない。グローバリズムの名のもとに国境は意味をなさなくなり、人々に自由に移動できるようになった。しかし、それにともなって今のヨーロッパは大混乱なのである。国家の壁をもう一度つくろうとするのは、平穏な生活を維持したい苦肉の策なのだろう▼日本でも移民への抵抗は根強いものがある。他人事ではすまされないのである。移民をどんどん受け入れることで、職を失なう日本人も出てくるはずだ。日本のオールドリベラリストにとって、イギリスは手本とすべき国家であった。池田潔の『自由と規律』はその典型であった。今回のことによって私たちは、民主主義は教科書通りにはいかないのを学んだのではないだろうか。日本における行動する保守運動も今回の離脱と無縁ではない。中指を立てて罵倒をしてすむ問題ではないのである。

 

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戦後レジーム解体のため参議院で改憲勢力に三分の二の議席を!

2016年06月24日 | 選挙

この機会を逸してはならない。憲法の改正に向けて今こそ一挙に突き進むべきだろう。参議院選挙の序盤戦の情勢では、改憲勢力が圧勝し、参議院でも三分の二を獲得する可能性が出てきた。ようやく戦後70年にして日本は変わりつつあるのだ▼安保関連法の成立で、片務的であった安保条約も日米対等な関係となった。デフレからの脱却も視野に入ってきた。すでに雇用は改善してきており、もう一歩の努力なのである。中共や北朝鮮による軍事的な脅威によって、なおさら安倍内閣は支持されている。日本人はここぞというときには一致団結するのである▼日本の歴史が見直されてきているのも、無視することはできない。高山岩男は「過去の国民もやはり国民であり、もしその意志を表現する術があるとするならば、その意志はやはり国民意志を構成する要素として尊重されるべきであるという観念は、何人の心にも存するであろう」(『教育哲学』)と書いている▼戦後レジームを解体するのは、先人の思いを引き継ぐ者たちの声なき声なのである。危機感を抱いた一部のマスコミは、あることないこと書き立てるだろうし、テレビも追随するに違いないが、それは悪あがきでしかない。日本国民は反日国家に与する野党やマスコミを信用していない。それが今回の参議院選挙でも明確になるはずだ。最後の最後まで気を抜くことは許されないとしても、改憲の流れはもはや阻止することはできないのである。

 

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