草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

統治能力なき民主党政権で国防も治安もズタズタ

2010年09月13日 | 政局
 民主党政権による政治の劣化は深刻そのものだ。中共に対する弱腰外交もその一つだ。どうして、漁船の乗組員を、チャーター機を手配して送り届ける必要があるのだろうか。まるで国賓待遇ではないか。しかも、日本の中国大使が夜中に呼び出されたのを受けて、そうした処置をとることは、日本側が譲歩したということではないか。荒立てたくないということだけで、膝を屈してしまったのである。それでいて、仙谷由人官房長官あたりは、記者会見で遺憾の意を示したりはしているが、あくまでも国内向けのパフォーマンスでしかない。ネット上で弱腰外交への批判が高まっているのは、あたりまえのことである。外交上のスタンスは、菅直人首相だけの問題ではなく、民主党代表選で小沢一郎前幹事長が勝ったとしても、結局は同じではなかろうか。日本という国家に対して、自虐的な見方しかできないわけで、もともと彼らには、中共とやり合う根性などないのである。あらゆることで中共の顔色をうかがうことになれば、国防上支障をきたすとともに、治安維持も難しくなってくるだろう。自衛隊や公安警察の関係者は、内心では苦々しく思っているはずだ。もうここまでくれば、民主党は政権を投げ出すべきなのである。そうでなければ、昭和11年のときのようなことが起こりかねないからだ。

 にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
にほんブログ村            人気ブログランキングへ
               ↑
       会津っぽに応援のクリックをお願いします

『先人に学ぶ憂国の言葉』 本体850円+税 峰たけし編著(会津若松出身) 長崎出版株式会社 東京都千代田区神田神保町1-18-1  Tel.03-5283-3752 Fax.03-5281-2401

全国の有力書店で好評発売中です。保守派で取り上げたのは、柳田国男、小林秀雄、三島由紀夫、竹山道雄、保田與重郎らで、いずれも日本を代表する知性ばかりです。左翼ではあっても、日本的情念を踏まえた思想家として、吉本隆明、鶴見俊輔、竹内好、中野重治らに言及しています。思想的には右から左まで多種多彩ですが、単なる口舌の徒は含まれていません。本の宣伝文句では「日本にこだわった知識人の言葉を解説」となっています。  

世の指導者たる人へ~保守の言葉・ 福田恆存、小林秀雄、前尾繁三郎、竹山道雄、三島由紀夫、保田與重郎、高坂正堯、小泉信三、江藤淳、柳田国男 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タンカー航路に接する尖閣諸島は日本の生命線

2010年09月13日 | 政局
 海上保安官の足を引っ張りかねないのが、今の民主党政権である。中共の漁船が巡視船にぶつかってきたのだから、公務執行妨害で逮捕するのはあたりまえだ。しかし、愚図愚図してそれをためらってしまのが、全共闘くずれの仙谷由人官房長官らなのである。戦後民主主義に毒されているから、領海を守るという気概がないのである。ご無理ごもっともであれば、中共を付け上がらせるだけだ。昨年の日本での政権交代によって、東アジアは不安定要素を抱えることになった。日米同盟の根幹が崩れつつあるからだ。その間隙を縫うようにして、中共は攻勢をかけてきているのである。今日のワイドショーのコメンテーターなどは、中共政府が関与していないかのような発言をしていた。国が後押ししているからこそ、巡視船に突進してきたのだろう。しかも、尖閣諸島は、中東から日本までのタンカー航路に接している。中共の海軍が押さえることになれば、喉元に匕首を突きつけられたのと同じなのである。それだけに、日米同盟を強化して、最悪の事態だけは回避すべきだ。世界は新たな帝国主義の時代を迎えたともいわれる。暴力の海のただなかでは、いかに憲法上の制約があるとはいえ、日本が身構えることも必要なのである。

 にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
にほんブログ村         人気ブログランキングへ
             ↑
       会津っぽに応援のクリックをお願いします
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする