草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

信念なきエセサヨクの小沢一郎礼賛を嗤う

2010年09月05日 | 思想家
 公式主義のサヨクである高野孟が、民主党代表選をジャーナリストぶって論評している。菅直人首相とも、小沢一郎前幹事長とも喧嘩したくない高野は、持ち前の詭弁を弄している。高野といえば、親父は総評の事務局長だった高野実で、元日本共産党の党員であったせいもあり、左派の旗振り役を務めた。ソ連や中共を平和勢力と位置づけ、スターリン主義者と新左翼から冷笑されたものだ。また、弟の津村喬は気功師とかいわれているが、それこそ1970年頃には、アジテーターとして、革命論を吹いて回っていた。毛沢東盲従派の一人として、スターリン主義のお先棒を担いだのだった。テレビ製作会社の経営者として、早稲田人脈を駆使してのし上がった高野も、父親や弟とイデオロギー的には大差がないようだ。だからこそ、高野は小沢を待望しているのではなかろうか。「理念を語れる豪腕政治家」としての小沢に注目するのは、独裁者に惹かれるからだろう。スターリンや毛沢東礼賛に走った血は、高野のなかにも流れているようだ。しかし、小沢ごときが総理になってしまえば、無法者による支配が貫徹されることになり、民主主義の危機であることを、どうして高野は理解できないのであろうか。それは政治文化の違いどころの話ではないのである。


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雄国山麓から喜多方市街地と飯豊連峰を望む

2010年09月05日 | 会津100選


 雲一つない青空。喜多方市熊倉町の雄国山麓から遥かに飯豊連峰を望む。辻と呼ばれる所から、一挙に駆け上がる坂道があり、県道にぶつかる高台で、車を停めて、しばしその風景に見とれてしまった。手前の白いのがソバ畑で、稲穂が風に揺れ、黄色のじゅうたんが、盆地のヘリまで続いている。喜多方市の市街地も、その黄色に塗りつぶされてしまいそうだ。両手を翼にしてこの坂道をころげ落ちると、途中でふわっと体が浮いて、青空に飛び立てるような気がしてならなかった。

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国家をないがしろにする民主党政権と坂本多加雄の国家観

2010年09月05日 | 思想家
 ようやくここにきて、読売新聞あたりも、民主党代表選に参加できる党員やサポータ―について、外国人も登録できることを問題視し始めた。もっと早い段階でそのことを取り上げていれば、民主党に対する国民のイメージも変わっていたのではなかろうか。日本人が国家をあまり意識することがなかったのは「日本が、ユーラシア大陸の東端に位置し、諸民族の移動や抗争と比較的無縁でいることができたということが挙げられる」(「国家の存在理由」)と歴史学者の坂本多加雄は書いている。そして、「日本が対外的な抗争を意識して国家を建設したのは、まさに、古代の律令国家と近代の明治国家という二つの例しかなかった」とも指摘している。
 坂本に言わせれば、第二次世界大戦後の日本もまた、米国の庇護の下で「無事の時期を迎えた」のである。しかし、現在の東アジアの情勢はシビアなものになってきている。中国や韓国、さらに北朝鮮との関係を構築するにあたっては、国家として対応することが迫られているからだ。「世界の通常の国家の仕組みを改めて私たちの国民意識の中に取り入れること」を坂本は主張していたが、その警告に今こそ耳を傾けるべきだろう。


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