小沢一郎の反撃を侮るなかれ

　ネット上では、小沢一郎前幹事長支持派の威勢がいい。保守派のブログの多くは、小沢も菅直人首相もまとめて批判している。しかし、腑に落ちないのは、菅支持派のブログが、ほとんど見当たらないことだ。小沢に天下を取らせるよりはましだというので、消極的支持というのが、保守派の一部にいる程度である。小沢が侮れないのは、ネット上での戦いについても、全力で取り組んでいることだ。菅支持派は少しばかり甘くは見てないだろうか。あたりまえのことを言っているだけの菅よりは、小沢の方が刺激的である。悪者に徹することで、かえってヒール人気が出てくるのである。そして、小沢が恐ろしいのは、あらゆる方面の人間とのパイプを持っていることだ。相手の弱点もつかんでいるはずだ。最終局面になれば、切り崩すために、何をしでかすか分からない。「金と数の政治は古いやり方だ」と菅がいくら攻撃しても、それは負け惜しみでしかない。大方のマスコミは菅が逃げ切れると見ているが、そんなに楽観視していいのだろうか。蓮舫行政刷新大臣が、政治と金の問題で小沢を追及することに異議を唱えた。菅支持派と見られているが、そのコメントは明らかに利敵行為である。なぜそんなことを口にしたのだろうか。それもまた小沢の反撃ではなかろうか。今回の代表選で小沢が勝てば、法律など平気で踏みにじり、独裁者として君臨することになるだろう。それを国民が許してしまうのであれば、もうこの国はおしまいである。

 
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外国人や金で集めた党員が選ぶ民主党代表選

　国会議員による選挙はさておいても、党員やサポーターともなると、ほとんどメチャクチャなのが民主党代表選である。鳩山由紀夫前首相のように、故人献金をでっちあげた政治家もいたわけだから、党費やサポーター費を立て替えるいうのも、今さら驚くには値しないが、それにしても酷すぎる。そのことをめぐっては、元秘書から告発される国会議員も出る始末で、どちらが勝っても、正当性に疑問が呈されるのではなかろうか。しかも、日本の首相を選ぶにあたって、外国人にまで、党員やサポーターの門戸を開放したのは、それこそ、国を危うくすることだ。テレビでは、連日のごとく菅直人首相と小沢一郎前幹事長の政策の違いを話題にしているが、それ以前に、民主党の成り立ちが問題にされるべきだろう。日本という国家のかたちを決めるのは、日本人でなければならない。国家主義そのものである中国や韓国と接していながら、日本国の解体を進めるというのは、狂気の沙汰でしかない。マスコミはほとんどそれに触れようとしないが、声なき声のネットだけでも、そのことを強く訴えるべきだろう。外国人や金で集めた党員、サポーターが選び代表選というのは、大いに問題があるからだ。


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