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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■過ぎ越しの食事と子羊の血 / 岩井基雄

2021年05月19日 | Weblog

2020/11/25放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。昨日に引き続き、今日も旧約聖書のモーセの生涯から学んでみましょう。

 エジプトで奴隷状態の神の民を助け出すためになされた神の最後の裁きは、エジプトのすべての長子 --人も家畜もその長男-- が死ぬという裁きでした。

 しかし、神の民イスラエルにはその裁きが及ばない為の救いの道が用意されました。それは傷のない子羊の血が代わりに流されることによる助けの道・贖いの道でした。

 聖書はこう語っています。
 
 「イスラエルの全会衆に次のように告げよ。この月の十日に、それぞれが一族ごとに羊を、すなわち家ごとに羊を用意しなさい。・・・
 あなたがたの羊は、傷のない一歳の雄でなければならない。・・・そしてイスラエルの会衆の集会全体は夕暮れにそれを屠り、その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と鴨居に塗らなければならない。・・・
 その血は、あなたがたがいる家の上で、あなたがたのためにしるしとなる。わたしはその血を見て、あなたがたのところを過ぎ越す。わたしがエジプトの地を打つとき、滅ぼす者のわざわいは、あなたがたには起こらない。」
     旧約聖書 出エジプト記 12章3節、5節、6節(、7節)そして13節。

 傷のない子羊の血が家の門柱と鴨居に塗られた家は、神の裁きが過ぎ越してその家の長男は死なないで守られることが示されました。神の警告を聞かず、身代わりの羊すなわち罪の裁きを代わりに受ける贖いの羊の血を用意しなかった家は神の裁きを受けたのです。
 この神の民への救いの道は、神の御子イエス・キリストによる血の贖い、すなわち罪の赦しの道を指し示していました。全く傷も罪のない神の御子イエス・キリストが十字架の上で流された血によって罪の赦しと救い、罪の奴隷からの解放の道が開かれたからです。
 またこの時、過ぎ越しの食事としてエジプトから早く出て行くためにイースト菌を入れないパン、充分に発酵させないぶどう酒が用意されました。その過ぎ越しの食事はイエス・キリストによって聖餐式として罪からの赦しと救いを示す大切な儀式として表されています。 

 罪の贖いと救いの道が、子羊の身代わりの死といのちを分かち合うことによって備えられたのです。 

   (PBA制作「世の光」 2020.11.25放送でのお話より ) 


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、 
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ 

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■エジプトへの最後の裁きの予告 / 岩井基雄

2021年05月18日 | Weblog

2020/11/24放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。火曜日と水曜日は旧約聖書のモーセの生涯から学びましょう。

 神の民イスラエルがエジプトで奴隷状態になった時、神はモーセというリーダーを立て神の民を救い出す計画を立てました。そして神の民もエジプトの民も聖書が語る神こそ真の神であることを知るために、神は異教の神々に満ちたエジプトを十の裁きで裁きます。その最後の裁きの予告について聖書はこう語っています。

 モーセは言った。「【主】はこう言われます。『真夜中ごろ、わたしはエジプトの中に出て行く。エジプトの地の長子は、王座に着いているファラオの長子から、ひき臼のうしろにいる女奴隷の長子、それに家畜の初子に至るまで、みな死ぬ。そして、エジプト全土にわたって大きな叫びが起こる。このようなことは、かつてなく、また二度とない。・・・」
      旧約聖書 出エジプト記11章4節から6節

 神ご自身がエジプトを裁き、エジプトの王ファラオの子をはじめ全ての長子すなわち跡継ぎである長子のいのちを奪う、というのです。それはエジプトのすべての宝が奪われるよりも厳しい裁きであり、エジプト全土に大きな悲しみと叫びが起こる、と言うのです。しかもその裁きは神の民には及ばず、神は神の民イスラエルとエジプトを区別される、と言うのです。そこに神の民への憐れみがありました。

 その予告はこう続きます。

 【主】はモーセに言われた。「ファラオはあなたがたの言うことを聞き入れない。わたしの奇跡がエジプトの地で大いなるものとなるためである。」
     出エジプト記 11章9節

 あらゆる出来事の背後に、全ての主権を持つ神様の御手があります。神様の警告を無視し続け、心をかたくなにし続けたエジプトの王そして民は、自分たちの罪のゆえに最も大切な跡継ぎのいのちを失うことになるのです。心をかたくなにし自分の罪を認めずへりくだらない者を義なる神様は裁かれます。しかしそれはすべての民がまことの神を知るための愛と憐れみの招きでもあったのです。私たちも共にへりくだって主権者なる神様のもとに行きたいと思います。あなたの神様に愛され、その愛と憐れみの中に招かれているからです。神様のもとに共に行って、悔い改めの実を結ぶ人生を歩んで行きませんか?

   (PBA制作「世の光」 2020.11.24放送でのお話より ) 


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■神の祝福と私達の感謝 / 岩井基雄

2021年05月17日 | Weblog

2020/11/23放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今週は私がメッセージを担当します。今日は詩篇118篇の後半から、神の祝福と私たちの感謝に心を留めてみましょう。今日の詩篇をお読みします。
 
 「祝福あれ 【主】の御名によって来られる方に。
  私たちは【主】の家からあなたがたを祝福する。
  【主】こそ神。主は私たちに光を与えられた。
   ・・・
   あなたは私の神。私はあなたに感謝します。
   あなたは私の神。私はあなたをあがめます。」
             旧約聖書 詩篇118篇26節から28節

 この詩篇には、神に捨てられたような者が要の石とされ救いと希望の存在となる預言がうたわれています。神の民イスラエルはまさに神に捨てられたような悲しみを通りました。しかし、それは彼らの罪の結果でもあったのです。ところが神様は彼らに祝福を用意しておられました。それは捨てられたような者が要の石とされ救いと希望の存在とされる預言は神の御子キリストにおいて完全に成就し、その恵みが神の民に注がれたからです。 

 先の詩篇の最初にあった「主の御名によって来られた方」とはキリストのことであり、そのキリストへの神の祝福が主の家からすべての人々へと豊かに広げられていくことを示しています。闇を抱え悲しみを通っていた人々に神の豊かな光が与えられ、彼らが、主こそ神、と告白する者へと変えられていくことにも神の祝福があります。闇から光へ、すなわち自分中心の人生をあとにして主である神を中心とし、感謝と賛美をささげる者へと神の愛は私たちを造り変えていくのです。

「あなたは私の神。私はあなたに感謝します。
   あなたは私の神。私はあなたをあがめます。」
との詩篇はその祝福を描いています。 

 どんな不安や恐れが私たちの内にあろうとも私たちの本当の喜びの源はすべての主権者である神様にあります。それゆえに、どんな試練の中にあっても、神にある者は祝福と恵みと感謝に生かされ、他の人にもその祝福を分かち合う者とされるのです。

 聖書のことば

 「【主】に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。」

    詩篇118篇29節

 あなたも神の祝福を受け、感謝と賛美の人生を歩みませんか? 


   (PBA制作「世の光」 2020.11.23放送でのお話より ) 


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■アンモン人とエドムについての神のことば / 羽鳥頼和

2021年05月15日 | Weblog

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今週は旧約聖書のエレミア書から、神がイスラエル以外の外国について語っておられることばについてお話ししてきました。ここまでエジプト、ペリシテ、そしてモアブについての神のことばを見てきました。今日はアンモン人とエドムについての神のことばをお話しします。

 アンモン人もエドムも先日お話ししたモアブと同じようにイスラエルの東側にその領土を持っている人々でした。さらにモアブと同じようにイスラエルと親戚関係にある人々でした。

 アンモン人は、エルサレムがバビロンによって滅ぼされる時、それを見て喜びました。そんな彼らに神は何と言われているでしょう。「アンモン人の町は廃墟となり、住んでいた人々は捕らえ移される。そしてその後、イスラエルがあなた方の土地に住むようになる。」

 これが神の裁きです。しかし、神のことばはそれで終わりません。 神は「わたしはアンモン人を回復させる」と約束されています。

 次にエドムについて神は何と言われたでしょう。エドムはユダがバビロンによって攻撃されている時、ユダの領土に侵略しました。神はそんなエドムを滅ぼすと言われました。
 神はエドムについては回復させるとおっしゃっていません。どうしてなのかよくわかりませんが神には正しい理由があったはずです。

 今週は旧約聖書のエレミア書から外国についての神の言葉を見てきました。 聖書の神は全世界の神であり、全世界の主権を持っているお方であり、国を人を正しく裁くお方です。そして、どんな人も何とか救おうとされるお方です。 神はどんな人をも愛しておられます。そしてどんな人をも救うためにイエス・キリストを与えてくださいました。 神はイエス・キリストを信じる者に、本当の回復である救いを与えてくださいます。

 神は実にその独り子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者がひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
               新約聖書 ヨハネの福音書3章1節 

   (PBA制作「世の光」2020.11.21放送でのお話より)
 
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■モアブについての神のことば② / 羽鳥頼和

2021年05月14日 | Weblog

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今週は旧約聖書のエレミア書からお話ししています。

 昨日は、聖書の神は全世界の神であり、全世界の主権を持っているお方であり、国を人を正しく裁くお方であることをお話ししました。今日も昨実に続き、モアブについての神のことばをお話しします。

 モアブに裁きを下すと宣言した神はモアブを裁く理由を教えられました。神がモアブを裁くのは、彼らが自分たちの財宝と偶像の神ケモシュを頼っているからでした。それでモアブは外国に滅ぼされ人々は捕囚される、と神は言われました。

 今日は神がモアブを裁く理由についてさらに教えておられることについてお話しします。
 神はモアブをさばく理由として彼らが高ぶっていることを挙げられました。 モアブは自分たちの財宝と偶像の神によって自分たちは大丈夫、滅ぼされることはない、ずっと栄えていることができる、と思っていたのです。 

 そんな高ぶっているモアブを神は厳しく叱責するかと思うと、そうではないのです。神は「わたしはモアブのために嘆いている」とおっしゃっています。驚くべきことです。 神は堕落しているイスラエルのことを嘆かれました。そして、同じようにモアブのことも嘆いておられます。 

 そして神はさらに驚くべきことを言われます。 神はモアブに「わたしはモアブを回復させる」と言っておられます。 なんと神はイスラエルと同じように、モアブを回復してくださるのです。

 ここで私たちが気づかされることは、神は悪を徹底的に裁くお方であるとともに、どんな人をも救おうとされるお方であるということです。そうです。私たちは思い出すべきです。神はイエス・キリストによって、イスラエル人ではない私たちにも救いを与えてくださったのです。キリストの十字架こそ神の正しい裁きと神の素晴らしい救いの両方が正しく行われた時なのです。キリストによってどんな人も救われることを神が約束してくださっています。 

   (PBA制作「世の光」2020.11.20放送でのお話より)
 
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■モアブについての神のことば① / 羽鳥頼和

2021年05月13日 | Weblog

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。今週は旧約聖書のエレミア書からお話しています。

  昨日はも、聖書の神は全世界の神であり、全世界の主権を持っているお方であり、国を人を正しく裁くお方であることをお話ししました。 全世界の神である主はイスラエルだけでなく外国についても語っています。昨日までに古代のエジプトとペリシテについての神のことばを見てきました。今日明日の二回に渡って、モアブという民族についての神のことばをお話しします。

 モアブはアブラハムのおいのロトの子孫であり、イスラエルの親戚関係にある民族です。「塩の海」と言われる湖・死海の東側を通る「王の道」と言う古代の幹線道路周辺に住んでいました。その幹線道路に沿って要所に堅固な要塞の街を築いていました。国境付近にも要塞を築いて自分たちの領土を守っていました。

 エレミヤ書にはユダの国がバビロンに滅ぼされ、人々が捕囚されている時代にモアブについて語られた神のことばが記されています。堅固な要塞の町を持つモアブを神は打ち破ると宣言されました。

 神は理由もなしに裁かれません。神はモアブを裁く理由を教えています。神がモアブを裁くのは、モアブが自分たちの財宝と戦いの神と言われる偶像ケモシュに頼っているからでした。この戦いの神が味方であるのでモアブは、我々は勇士、戦いの強のものだ、と自負していました。 神はそんなモアブの要塞の町々をことごとく打ち破ると宣言されました。

 モアブは今まで長く外国の侵略を受けることがありませんでした。そしてたとい外国に支配されることがあっても自分の領土取り戻してきました。 しかし今回の神の裁きでは、モアブの人々は自分たちの領土から外国へ強制的に移されてしまう、と預言されています。やはり聖書の神は全世界の神です。全世界の主権を持っているお方であり、国を人を正しく裁くお方です。 

   (PBA制作「世の光」2020.11.19放送でのお話より)
 
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■ペリシテについての神のことば / 羽鳥頼和

2021年05月12日 | Weblog

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。今週は旧約聖書のエレミヤ書からお話ししています。

 聖書の舞台となっている地域を今はパレスチナということがあります。このパレスチナの語源となったのが聖書に出てくるペリシテ人であると言われています。旧約聖書の時代にあって近隣の民族と比べても高度な文化を持っていました。旧約聖書エレミヤ書の47章には、そのペリシテ人に対しての神のことばが記されています。

 そこにはペリシテ人がカフトル島からやってきたのではないかと思われる記述があります。カフトルは今のクレタではないかと言われています。このようにあります。

 「まことに【主】は、ペリシテ人を、カフトルの島の残りの者を破滅させる。」( エレミヤ書 47:4 )

 神がこのようなことを語られたのは、ファラオがガザを打つ前であったことが記されています。これは紀元前609年、エジプトのファラオ・ネコがハランに遠征した時のことだろうと考えられます。実際にその後の紀元前604年にはペリシテがバビロンの王ネブカドネザルに反抗したために略奪を受け、住民がバビロンに捕囚されたことが分っています。エレミヤはそのことを預言したのです。

 続いて聖書は、「主が剣に命じられたのだ。ペリシテ人の都市とその地に剣が向けられたのだ」( 参照 エレミヤ書 47:7 )と語って、この歴史的出来事が神によることであることを語っています。

 ペリシテ人は海を渡る航海術に長け、高度な文化を持っていました。その地域に名前を残すほどの民族でした。しかし、彼らがまことの神を信じないで異教の神を拝み続けたために、神は彼らを裁かれました。聖書の神は今も全世界の神です。全世界の主権を持っているお方です。そして、国を人を正しく裁くお方です。

 新約聖書のローマ人への手紙2章9節から11節にこのようにあります。

 「悪を行うすべての者の上には、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、苦難と苦悩が下り、善を行うすべての者には、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、栄光と誉れと平和が与えられます。神にはえこひいきがないからです。」

   (PBA制作「世の光」2020.11.18放送でのお話より)
 
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■エジプトとユダへの神のことば / 羽鳥頼和

2021年05月11日 | Weblog

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今週は旧約聖書のエレミヤ書からお話ししています。

 旧約聖書に書かれていることはイスラエルのことだけだと思われている方がおられるかもしれません。 聖書は、神は全世界の本当の支配者である、と教えています。 神はイスラエル以外の外国についても語っています。 今日から諸外国への神のことばが記されているエレミヤ書からお話します。今日は46章です。ここにはエジプトについての神からのことばが記されています。

 エジプトへの神のことばが語られたのは、聖書によれば、バビロンの王ネブカドネザルがカルケミシュでエジプトの王ファラオ・ネコの軍勢を打ち破った頃であると記されています。 バビロンとはバビロニア帝国の都です。聖書ではバビロニアのことをバビロンと呼んでいます。 当時はバビロンが勢力を拡大してきて、エジプトを凌駕するほどの力を持つようになっていました。そのエジプトへの預言はこのようなものでした。

 エジプトはナイル川のように湧き上がり、奔流のように逆巻いて近隣諸国を滅ぼそうとして上ってきた。 しかし、エジプトはバビロンに敗北する。それは神がエジプトを突き倒すからだ。 神はエジプトとともに、エジプトを頼る国々を共に罰する。

 しかしそれで終わりではありません。さらに神はその後、エジプトには昔のように人が住むようになる、と約束しています。そしてエジプトに頼っていた南王国ユダについても、その回復が約束されています。 

 ユダの国はバビロンに滅ぼされてしまい、人々は捕囚されてしまいます。 そんなユダに対して神は、あなたの子孫を捕囚の地から救い出す、と約束しています。 神はあなたを滅ぼし尽くすことはない。ただし、裁きによってあなたを懲らしめるのだ、と言われました。 

 神は厳しいお方ですが、どこまでも救いの神であられます。人を何とかして救おうと懲らしめられるのです。 

 ヨハネの黙示録3章19節の神のことばに聞きましょう。 
 「わたしは愛する者をみな、叱ったり懲らしめたりする。だから熱心になって悔い改めなさい。」 

   ( PBA制作「世の光」 2020.11.17放送でのお話より )
 
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■エレミヤのしもべバルクへのことば / 羽鳥頼和

2021年05月10日 | Weblog

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今週は私が聖書からお話をさせていただきます。 よろしくお願いします。 今週は旧約聖書のエレミヤ書からお話します。

 エレミヤ書には預言者であるエレミヤに啓示された神のことばが記されています。聖書の中で預言書と言われる書物です。聖書における預言とは未来のことをあらかじめ語る予言ばかりではありません。聖書の預言は「預る」という漢字を使って「預言」と言います。 神から与えられた神のことばを預かって人々に語ることを言います。

 エレミヤが神のことばを人々に語った時代は、ユダの国がバビロンによって滅ぼされ、人々が捕らえ移されてしまうという悲惨な時代でした。そのような時代にあって、エレミヤは神の裁きがあることを預言しました。それを聞いたユダの指導者、そして人々も、エレミアを嫌い、彼を投獄したり殺そうとしました。 

 そんな中でエレミヤに仕え、彼を助けたのがバルクでした。バルクはエレミヤが預言する神のことばを巻物に書き記して、人々に読み聞かせました。 

 ところが、そのことを知ったユダの王が、その巻物を小刀で裂いて、それを暖炉に投げ入れて燃やしてしまいました。バルクはひどく落胆していました。

 そんなバルクに神が言われました。 
 「あなたは自分のために奇跡を期待するな。神であるわたしが災いを下そうとしているからだ。 わたしは必ず災いをくだす。しかし、わたしはあなたへの報いとして、あなたにいのちを与える。 」

 神は神のことばを聞こうとしない人を必ず裁かれます。 しかし、たとえうまくいかなくても、神のことばに従おうとする人には神はいのちを与えてくださるのです。 

 新約聖書 ローマ人への手紙2章6節から8節でこう語られています。
 「神は、一人ひとり、その人の行いに応じて報いられます。忍耐をもって善を行い、栄光と誉れと朽ちないものを求める者には、永遠のいのちを与え、利己的な思いから真理に従わず、不義に従う者には、怒りと憤りを下されます。」

   ( PBA制作「世の光」 2020.11.16放送でのお話より )
 
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■聖書の人物と私たち 取税人マタイ / 山本陽一郎

2021年05月08日 | Weblog

2020/11/14放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。 

 イエス・キリストの十二弟子というとエリート集団と思われがちですが、今週お話ししてきた通り、一筋縄ではいかない人ばかりでした。 マタイという人は弟子になる前はガリラヤの取税人でした。ユダヤ人でありながらローマ帝国のために働き、同胞たちからは税金を取り立て、がっつり私腹を肥やす。そんな仕事でしたからユダヤ人には軽蔑されていました。 でもそういう人物にイエスは目を留め、ご自分の弟子として招かれたのです。

 マタイの福音書9章9節にこう描かれています。
 「イエスはそこから進んで行き、マタイという人が収税所に座っているのを見て、『わたしについて来なさい』と言われた。すると、彼は立ち上がってイエスに従った。」

 もしやイエスはマタイの本当の姿を知らずに声をかけてしまったのでしょうか。いいえ、逆です。 イエスは重い現実のど真ん中で座り込んでいるマタイのすべてをご存知でした。その上で「わたしについて来なさい」と招かれたのです。 彼はその招きに応答しました。 取税人をやめ、立ち上がってイエスの弟子として新しい人生を歩み始めました。 まさに劇的なビフォーアフターです。 

 でもマタイも、いいえ私たちも同じですが、自分の思いや努力だけではなかなか人は変われません。自分のすべてを知って受けとめてくださるイエスの眼差しと招きがあったから、また新しく立ち上がることができたのです。 彼は後にマタイの福音書を書きます。 かつて収税所で働いていた彼の語学力や記録の力はイエス・キリストの福音を伝えるために大いに用いられました。取税人からイエスの弟子へ、そして福音書記者へ。それはマタイ自身も想像すらしなかった人生だったでしょう。

 マタイという名は「神の贈り物」という意味です。まさにその通りの人生を彼がプレゼントされました。

 イエス・キリストは新しい人生への招待状を持って私たちの前にも立っていてくださいます、「わたしについて来なさい」と。 座り込んでいませんか? 私たちも立ち上がってついて行きましょう。

    ( PBA制作「世の光」2020.11.14放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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