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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■人の姿(1)/ 関根弘興

2018年12月07日 | Weblog
2018/11/2放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

  今月は聖書中の聖書と呼ばれている新約聖書ヨハネの福音書3章16節のことばを紹介しましょう。

 「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

  このイエス・キリストのことばは聖書が伝える素晴らしいメッセージがここに凝縮されているんです。その第一は、あなたは神様によって愛されているという事実です。 「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。」とあります。 ここで「世」というのはこの世の中に住む私たち一人一人のことです。ですから「世」ということばをあなたの名前に置き換えて読むことができるんですねえ。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに関根弘興を愛された。」という具合です。それもその愛は御自分のひとり子をお与えになる程の愛だというのです。

 物の価値は差し出されたものによって決まります。例えば今私はスタジオにいる訳ですけど、私の目の前にはマイクがあります。何万円かを支払ってこれは買った訳ですよねえ。それだけのお金を出しても惜しくない程の価値がこのマイクにあると考えたからこそ購入する訳です。考えてみてください。聖書の神様は私たちの価値をどのように見ておられるのでしょう。神様は、私たちのために神のひとり子をお与えになる程、愛されているというんですね。神様は、御自分にとって最も大切なひとり子をお与えになる程価値ある存在としてあなたを私を一人一人を、見ておられるというのです。

 ある人はいろいろなことがあって自分に自信をなくし、自分なんて価値がない、とうなだれながら生きています。また人生など意味も目的もない、空しいのだと決めつけている人もいます。また神が愛しているならどうしてこんなひどい事が起こるのだ、と人生の不条理につまづいている方もいるでしょう。でも聖書のメッセージは変わらずにあなたに告げるのです。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ書43章4節)と。神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどにあなたを愛されているんです。あなたは大切な大切な、かけがえのない存在なのです。

     (PBA制作「世の光」2018.11.2放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■十戒 -自由への励まし83 -姦淫してはならない / 大嶋重徳

2018年12月06日 | Weblog
2018/11/1放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒をはじめとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。十戒第七戒には「姦淫してはならない。」(出エジプト記20章14節 新改訳2017)とあります。

なぜ姦淫は禁じられているでしょうか。今まで姦淫の罪が夫婦の破壊、家族の破壊、その人を取り囲む共同体や教会を壊してしまうことを見てきました。

 更に姦淫の罪は夫婦ではない2人にとって望まれない命を身体に宿す可能性を帯びていますので、それはそのまま堕胎・中絶という「殺してはならない」第五戒の戒めを犯すことにもなるのです。命の破壊もここにあります。日本は中絶王国とも言われます。望まれない妊娠の中絶を社会が認めてしまっているのです。しかし中絶をする女性の身体は傷つき、また心も深く傷つくこととなります。

 そして何より姦淫の罪は神様の御前で神様にかたちづくられた自分自身をも破壊します。男女の関係はキリストと教会の関係に聖書では例えられています。神様は永遠に変わることのない愛で愛してくださっている。しかし姦淫の罪を犯すことはこの神様の愛を裏切ることとなるのです。

 私は学生たちに福音を伝える仕事を長くしてきていますが、学生たちがある日突然教会の交わりから離れていってしまう背景には、結婚前の身体の関係を持ってしまったということが少なくありません。神様の愛を裏切った自責の念が自分の信仰を傷付けてしまうのです。更には神様の前に立つこともできない過食から精神を病むこともあります。どれだけ時代が変わり価値感が変わったと言えども、姦淫の罪を犯した自分自身に開き直ることができず、隠し続ける自分自身の生活を持つことはその人本人の生き方と精神を決して幸せに健やかにしません。

 しかし、忘れてはいけない事はこの罪も十字架の前に出て行くとき、主は新しくしてくださるということです。恋愛・性・結婚のテーマで学生たちに学びをするとき、ある学生たちの顔が曇ってきます。すでにその罪を犯してしまっている学生たちです。しかし十字架の赦しの話をすると涙をポロポロとこぼし話を聞いてくれます。そして学びの終ったあと、祈って欲しいのですがと声をかけてきてくれます。罪の悔い改めの祈りをした後の、神様に赦された後のすがすがしさはどれほどの喜びと感謝を生み出すことでしょうか。

 十戒は与えられた神様が望んでおられることは信仰が壊れてしまうことではなく、信仰が生かされていることなのです。

    ( PBA制作「世の光」2018.11.1放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



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■今に分かる / 福井 誠

2018年12月05日 | Weblog
2018/10/31放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「今に分かる」です。
 民数記11章23節から読んでみましょう。
 主はモーセに答えられた。「この主の手が短いというのか。わたしのことばが実現するかどうかは、今に分かる。」(新改訳2017)

 民数記は約40年間に渡る記録で、その時代の流れによって大きく三つに区分されます。エジプトから脱出した古い世代の物語、シナイからカデシュ・バルネアまでに移動する途中で起こったこと。それが1章から14章ですね。そしてカデシュ・バルネアに滞在し、月日が経ち、世代が入れ替わっていくときに起こったこと、それが15章から20章。そして最後に、40年の歳月の間に育った新しい世代の物語、カデシュ・バルネアからモアブへ移動し、いよいよ約束の地カナンに入っていく直前のお話。それが21から36章です。

 今日の箇所は古い世代の人々に起こったエピソードですが、彼らの特徴は不信仰。神に逆らい続ける記録であり、指導者モーセが大変な苦労を重ねた記録です。イスラエルの民は荒野の旅に伴う困難、欠乏に不平不満を漏らすのです。彼らは今や奴隷から解放されて自由を得ることよりも、腹を満たす魚や肉が欲しい、エジプトで奴隷であった方がまだましだった、と言い出すのです。

 これに対してモーセも腹だたしく思ったのでしょう。どこまでこういう勝手な人間の面倒を見なければならないのか、と困惑していますねえ。

 そのようなモーセに神は二つの答えを与えられました。一つは共に重荷を負う七十人の長老を起こされました。そして更に、神はモーセに約束のことばを与えられました。「主の手は短いのだろうか、今分かる。」と。つまり、「見ていなさい。神のことばは必ず実現するからだ。」と言うのです。

 私たちはいつも目に見える可能性の中で生きている者です。ですから行き詰まってしまえばもうだめだと考えてしまうし、行き詰まりそうな事態に直面すれば神の助けなどありえないと早急に判断を下してしまいがちですね。

 しかし神は言います。「今分かる。」と。そして確かに欠乏は満たされたのです。「今分かる」という神のことばを素直に受けとめて、大いなる祝福を約束される神の恵みに与って参りたいですね。

(PBA制作「世の光」2018.10.31放送でのお話より )

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■アナニアとサッピラ夫妻 / 板倉邦雄

2018年12月04日 | Weblog
2018/10/30放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「アナニアとサッピラ夫妻」という題でお話ししましょう。
 
 心を一つにし思いを一つにすることは良いことにも用いられますが悪いことにも誤用されるのですね。使徒の働きの4章の続きです。

 さてエルサレムの教会では信徒たちが次々と自分の資産を売っては使徒ペテロたちの足元に置いていました。その中の一人がキプロス島出身で使徒たちにバルナバ---意味は慰めの子---と呼ばれた人物でした。 バルナバは自分の所有する畑を売り、その代金を持ってきて、使徒たちの足元においたのです。

 ところがアナニヤという人とその妻サッピラという夫婦がいました。この夫婦も自分たちの資産を売りました。資産を売った後、惜しくなったのでしょうか、二人で話し合い共謀して資産の代金をごまかし、代金の一部だけを持ってきて使徒たちの足元においたのです。

 するとペテロは言いました。「アナニヤよ。あなたはどうして自分の心をサタン---悪魔---に奪われて、聖霊を欺き、地所の代金をごまかしたのか。売らずに残しておけばあなたのものであり、売ってしまってもあなたの自由になったはずではないか。あなたは人を欺いたのではなくて神を欺いたのだ。」(使徒の働き5章3節、4節参照)
 
 アナニヤはペテロのことばを聞きますと倒れて息が絶えてしまいました。

 ここから献金や捧げ物ということの心得を学びたいものです。聖書はこう言っています。「各自は惜しむ心からでなく、また、しいられてでもなく、自ら心で決めたとおりにすべきである。神は喜んで施す人を愛して下さるのである。」(2コリント9章7節 口語訳)

 惜しいなあ、もったいないなあ、という気持ちからする。もしそうだとしたらしない方がいいのです。感謝と喜びの心で捧げたいものですね。

 更にもう一つ、神様は私たち一人ひとりが固有の財産を所有することを認めているということです。自分の資産を売る自由も売らない自由もあり、また売ってからもそれを捧げる自由もあり捧げない自由もあったからです。

 聖書の詩篇のことばにこうあります。
 「主よ。あなたは偽りを言う者どもを滅ぼされます。主は血を流す者と欺く者とを忌みきらわれます。」 (詩篇5篇6節 新改訳第三版)


  (PBA制作「世の光」2018.10.30放送でのお話より )

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このサイトは URL名として
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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■びっくりぽんの愛を貫いた 広岡浅子 / 岩井基雄

2018年12月03日 | Weblog
2018/10/29放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 最終週の月曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日はびっくりぽんの愛を貫いた広岡浅子について学んでみましょう。

 2015年、NHK 朝の連続テレビ小説「あさが来た」のモデルでもあった広岡浅子は1849年京都の出水三井家の四女として誕生します。女性らしく、と学ばせられた和歌や書道、茶華道などは大嫌い。反骨心旺盛だった浅子は、「女子も人間です。人間は学問をしなければなりません。」と両親にも語り、学ぶ機会が与えられました。しかし朝子は17歳で広岡信五郎と結婚します。広尾家は現在の大同生命保険の創業家でした。結婚した浅子は大同生命保険会社設立に大きく寄与して行きます。夫信五郎の死後はあっさりと家督を譲ったあっぱれな女性でした。

 浅子の生涯で特筆すべきは47才の時、先週学んだ成瀬仁蔵との出会いでした。クリスチャンである成瀬が記した『女子教育』は女性実業家として苦労も多かった浅子の心を捕えます。そして成瀬と共に日本女子大学の創設に尽力し、浅子53才の春に大学が開校してからは第二の青春を開花させ、頻繁に上京して勉学に励んだのです。しかし61才で乳癌を患った浅子は、63才で大阪教会の宮川牧師により洗礼を受けます。その時一緒に洗礼を受けたのは小さな子どもたちでした。子どもたちと一緒に洗礼を受けるということは砕かれた浅子の姿勢をも表していたようです。その後は伝道活動に奔走し、若い女性のための働きとして日本YWCAの委員や大阪支部の創立準備委員長として活躍します。何事も全力投球でした。全力で女性の地位向上のために尽くしたのです。浅子のペンネームは「九転十起生」でした。七転び八起きというなら自分は九回転んでも十回起きあがる人間になろう、とどんな中でも神様に信頼し、弱い立場の人々を愛し、神様と共に歩む人生を歩み抜いたのです。

 聖書ことば
 「彼は死にましたが、その信仰によって今もなお語っています。
        新約聖書ヘブル人への手紙11章4節

 私たちもまた神様と共に愛の人生を歩ませていただきましょう。 

 (PBA制作「世の光」 2018.10.29放送でのお話より )
 
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■復活の信仰 / 羽鳥頼和

2018年12月01日 | Weblog
2018/10/27放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日は新約聖書コリント人への手紙第一の15章で語られている復活の信仰についてお話しします。

 15章は最初に、キリスト教の信仰の基本であるキリストの福音について語っています。キリストの福音として三つのことが記されています。

 第一に、キリストが私たちの罪のために身代わりとなって十字架で知られたこと。
 第二に、キリストは死んで葬られ、三日目に復活されたこと。
 第三に、復活されたキリストは弟子たちに現れてくださったということです。

 このキリストの福音を聞いてそれを信じた人はこの福音によって救われます。これは今でも変わりません。キリストの福音を聞き、キリストが自分の罪のために死んでくださり、三日目に復活されたことを事実であり真実であると信じる人は必ず救われます。

 ところが当時のコリントの教会の信者の中で、死んだ人が復活するはずが無いという人たちがいました。そこでこの手紙は復活の信仰について詳しく語っています。

 まず手紙は、キリストが復活することができたので死んでしまった人々も復活することができると語っています。手紙は更に、死者の復活の時が約束されていると教えています。キリストがもう一度この世に来られる再臨の時こそ、死んでしまっていた人が皆復活する時です。

 死者の復活を信じない人々の生活には大きな問題がありました。その人たちは死んだらおしまいであると考えたのでしょう。享楽的な生き方をしていました。快楽にふけり、自分勝手な生き方をしていたのです。そこで、そのような人々に正しい生活を送り、罪を犯さないようにしなさいと厳しく語っています。

 復活の信仰こそ本当の希望です。いつか死んでしまう私たちですが、キリストの福音を信じることによって、たとえ死んでも復活して、主と共に生き続けることができます。

 明日は日曜日です。キリスト教会では復活されたキリストを礼拝します。お近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2018.10.27放送でのお話より )
 
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