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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■人の姿(2)/ 関根弘興

2018年12月28日 | Weblog
2018/11/9放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

  今月は聖書中の聖書と呼ばれている新約聖書ヨハネの福音書3章16節のことばを紹介しましょう。

 「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

  この言葉は聖書が伝える素晴らしい素晴らしいメッセージが凝縮されているんです。前回は、あなたは神様に愛されている、という事をお話しをしました。でもそんな神様に愛されている人間の姿は一体どのようなものなのでしょう。

 聖書は、生まれながらの人間は罪の中で滅びに向かっている状態にあるのだ、と教えています。人は滅びの中にいる、と聞いたら反発される方もいるでしょう。でもこの滅びの中にいるという姿は四つの特徴があります。

 一つは、失うという姿です。神様との親しい麗しい関係を失っている状態です。そのために人生の本当の意味や目的を失い、自分の本来の価値や姿を見失い、喜びや満足や真実の愛を失っているような、そんな状態のことです。

 迷うという姿が二番目です。神様と離れてしまった人はまるで迷子のような状態だというんですねえ。迷子になると不安になりますね。どこから来てどこへ行くのかわからない、自分自身の居場所がわからない、そのような迷子の状態を指しているんです。

 三番目は浪費するという姿。神様に与えられた人生を十分に生かして用いることができない状態です。自分勝手で投げやりな虚しい生き方によって自分の人生を浪費しているんです。自分の価値がわからず、まで自分を使い捨ての商品のように扱っている状態、それが浪費する姿です。

 そして四番目の姿は破壊するという姿です。自分を嫌い、自分自身を傷付けたり他人を傷付けたり、自分の欲望のために周りを破壊していくような状態です。

 聖書は、みんな人はこのような滅びの状態の中にあるのだ、と教えるんですね。そして自分ではどうすることもできないのだ、と教えるんです。しかし、一人ひとりをこよなく愛しておられる神様は、私たちがそうした滅びの状態にあることを黙って見てはおられません。神様は愛なる方なので、私たちに無関心ではいられないのです。私たちをその滅びの状態から救うために、救い主イエス様を与えてくださったんです。

     (PBA制作「世の光」2018.11.9放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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